東京のダート1600m戦に丸山騎手での出走を予定しているとのこと。除外の可能性もありますしまだ確定ではないんですけどね。
今週は坂路で追いきって52.9秒。美浦の坂路なので時計はアテにはなりませんが悪くはないタイムです。
8月の最初の入厩のときにも今回の帰厩のときにも調教師の感触は微妙でネガティブコメントばかり出ていたのですが、追いきりを始めて少しはマシになってきたので、タイムオーバーなどの最悪の事態はないのかなと(^_^;)
フラットコースで追いきってないだけに不安はありますけど、明らかな能力不足なら坂路でも55秒すら切れませんから、その意味で希望は捨てずに居られる範囲です(笑)
しかしながら能力云々より怖いのは脚元の不安だったりします。
先週の追いきりの後で左前の球節が腫れ、大事には至らなかったものの注意は必要とのこと。右前肢の膝周辺も夏に膝裏に腫れが出たように、左も右も危なっかしい脚元なんですね。
ドゥラメンテの産駒だけに脚回りはヤバそうとは思っていたので、募集のときには歩く姿をチェックしていたのですが、所詮は素人の私の見立て。
確か募集時にDVDを観ながらカタログに「脚元OK」とかメモっていましたから、見る目の無さは反省材料です(^_^;)
こうした脚付きを肢勢(姿勢の誤字ではなく脚曲がりやバランス)と言うのですが、肢勢が良くないことは調教師も指摘されています。
実際、近況を元に動画を見返しますと、右前が膝を支点に外に反っているし、左前は膝下が外にスイングしつつ球節から下が内向して着地しているように見えます。
たぶん当時の私はこれくらいは許容範囲かなと思っていたのでしょうが、特に右前のチェックが甘かったのでしょう。
膝や膝裏に負担がかかるのは競走馬としては大きな不安材料で、膝を骨折したり、屈腱炎になったりするのですが、そうなると長期休養を余儀なくされたり引退の理由になったりするわけです。
つまり両前脚に爆弾を抱えながらレースに向かうわけで、特に追いきり→レースのサイクルは最もリスキー。
いつ故障してもおかしくない綱渡りの調整で近況の更新は本当にドキドキものなんですよね。
何とか来週の最終追いきりを乗り越え、レースを乗り越えて無事に走る流れを確立してほしいものです。
脚元といえば、先週の競馬で2着と頑張ってくれたコーディアルも、やはりレースのダメージが少なからずあるようで一旦放牧となるようです。
球節に疲れがあるそうで大事を取って続戦はしないことになりました。
阪神とはいえ高速馬場を上がり32秒台の末脚で激走しましたから、ダメージが残るのは当然で放牧の判断も当然といえるでしょう。
ちょっと気になるのは厩舎でレントゲン検査をしていたこと。幸い問題はなかったのですが、裏を返せばレントゲンを撮ろうと思うくらいのダメージはあったということ。
ゲート試験の後にも球節のむくみが出たりしたので、コーディアルの場合は球節に負担がかかりやすい体の構造なのでしょう。
脚力があるだけに痛めやすさも増すはず。特に若駒のうちは一戦一戦しっかりケアをしながら使っていった方がいいのかもしれませんね。
このようにフォーヴィスムもコーディアルも対戦相手だけでなくケガとも戦っていきそう。
それがむしろ当たり前で、ここまで大きなケガと無縁で走り続けているカテドラルは特異な存在なのだとつくづく思い知らされますね。
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。