馬ふるる

デビュー予定

カスティーリャに続く2歳馬のデビューがようやく近づいてきました。

エピファネイア産駒の牝馬、コーディアルが最短で来週末(11/8)を予定して追いきりを重ね、ドゥラメンテ産駒の牡馬、フォーヴィスムが11月中の出走を目標に火曜日に美浦に帰厩しました。

コーディアルは水曜日のCWでの調教で6ハロン80秒台、ラスト1ハロンも12.0秒とまずまずのタイムを計時。

もっとも調教師はフォームがバラバラになる点を改善点として挙げていましたが(^_^;)

全くの期待薄ではなさそうで、そこは安心しましたが、かといってデビュー戦でいきなり勝ち負けできるかは微妙ではないかとみています。

選んだ番組が阪神の芝1800m。ポテンシャルが要求されるタフなコース。それだけに好素質馬が揃いそうな予感がヒシヒシ。しかも馬場の良い開幕週ですから蓋を開ければ良血ディープ産駒が勢揃いなんてこともありえふ話です。

今年から新馬戦が年内で終了となったことから、これまでは1~2月に起きていた除外ラッシュが早くも起きています。ノーザン系のクラブも確固たる出走予定が立てられないし新馬戦のリミットも迫っていることから、"使い分け"なんて悠長なことは言ってられないのでは?

となると濃いメンバーになってしまってもおかしくはありません。

また、コーディアル自身の問題として周囲を気にするところが他の馬たちよりあるようで...

近況から察するにいわゆるビビりな性格みたい。

それだけに初めての競馬場、初めてのレースにすぐさま気持ちが対応できるか不安が覗きます。

こういうタイプは少頭数で落ち着いた流れの中で競馬をさせてあげたいのですが、先に書いたように多頭数は必至。そこら辺も課題になるでしょうね。

夏の北海道であった6頭立てのレースなら自信をもって臨めたんだけどなあ。

メンバー次第にはなりますが、個人的に期待をかけている馬。目処の立つ競馬を見せてほしいものです。


もう一頭、デビューが近づいているのがフォーヴィスム。

ただこちらさはトーンが一向に上がってこなくて...

天栄では速めをじっくり乗り込んできまして、頓挫もなかったのですけど肝心の動きが変わってこないようです。

ここに来て指摘されたのが、前肢が出ないということ。つまり胸可動域が狭く全身を使った走りができないということです。

体が大きくなるのは決して悪いことではないのですが、本馬の場合にはガッシリとした筋肉が付きすぎているようで、前肢が出ないとなると胸前の筋肉が厚く硬いのだろうなと推測されます。

確かにアメリカンなダート色の強い母系で見映えはするけどしなやかさに欠く馬体にも見えますね。

得てしてスピード不足に陥りがちで、それだけにトーンが上がらないのでしょう。

乗り手が不安を感じるくらいに硬いようなので、ほぼダートを使う方向で間違いたさそうですが、東京のダート1600mでもついていくのがやっとなのかも...

使っての変わり身期待のようですけど、う~ん、どうなんだろう(^_^;)

まあ、まだ追いきりもかけていませんから、具体的にどう動けてどう動けないのか、その程度が見えてくるのは来週からですかね。


ついでなので他の3頭の近況も、さらっと。

先日未勝利戦を勝ったカスティーリャは、休養を挟んで来年年明けのシンザン記念を目指すようです。

京都競馬場が今週末の競馬の後は改修工事で使えなくなるので、来年は中京開催になるんですね。

中京のマイルは経験もあり好条件だけに楽しみが広がります。


未出走のアレトゥーザは夏の札幌の最終週に使う予定がソエで立ち消えに。

ようやくソエも良くなって既に坂路入りもしていますが、乗り込み量を考えると早くても12月、普通なら1月までは乗り込みは必要そうで、デビューは来年の春が最短かなというところです。

最後はビオグラフィア。こちらは球節が腫れてしまいケアに専念。現在はトレッドミルには入れているものの依然として乗れない日々が続いています。

かなり厳しい現状で、早くても来年の春までは移動の話は出ないんじゃないかなあ。もう一回頓挫したらほぼアウトだし。

まずはケガを治してどこまで乗れるかでしょう。

格好は悪くないのですが、大柄で脚部に負担がかかりやすいのが仇になっているようです。

とまあ2歳はこんな感じ。
いまはコーディアルとフォーヴィスムのデビューを楽しみ(不安も半分)に待ちたいと思います。

あ、そうだ。
カテドラルが明日のスワンSに走るんだったっけな(笑)

頑張れや~(^-^)/

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