大金(おおがね)鉱山は、黒松内町北作開にあった、金銀を掘削していた鉱山です。
しばしば「寿都鉱山」と混同されるようですが、大金鉱山は寿都町ではなく黒松内町にあります。
国道229号を岩内方面から寿都町へ向かっていくと寿都町に入る手前に
道道9号との三叉路の少し手前、ここに目立たない細い入口があります。
そこから細いですが、車で進めます。
左側は町営の牧場のようです。
逃亡牛を見かけた方は、町役場に電話してください!( `ー´)ノ
しばらく行くと車一台やっとの細道になりますが、割と走りやすいです。
舗装が途切れる場所、ここから歩きます。
最初は笹漕ぎですが、そのうち広くなります。
轍もあるので、車で入る勇者もいるようですが
こんなところもありますのでやっぱり歩いたほうが良いです・・・というか歩いてもすぐです(*´▽`*)
しばらく歩くと(10分くらい?)
少し広い場所に出ます。
右側からは金ヶ沢川の清流音が聞こえてきます。
左側に石垣が見えてきました。
大金鉱山はかつては製錬所もあったとのことですので、その土台でしょうかね
ここを一番上まで登るのは結構キツイです・・・乾いた土が足元から崩れるし
アリの巣があちこちにあり、狂暴そうなアリは巣を荒らしに来た人間の靴を噛んでいました
しかし頑張って、登った!
上から見た遺構です。川の流れの音だけが聞こえます。
昔は、一番上に鉱石置き場があったそうで、写真でいうと右側に、下から上ってくる道のようなものが
ありましたが、ほとんど獣道状態でした。
ここではこんな感じですが、よく探せば水晶など落ちているようです。
この最上階は眺めも良く、大変気持ち良いのですが、ヒグマの痕跡もすさまじいです。
長居は無用と、すぐ引き返しました。
帰り道、鉱山近くにこれが
ヘビノネゴザが。
このシダは、地中の重金属を吸収して栄養にするシダで、
金鉱山を探す目安にもなっていたとか。カネクサ(金草)とも言ったらしいです。
大金鉱山も小さいながら金銀鉱山でしたから、このシダが映えているのも納得です。
この探索は初春に行いました。
夏になると恐らく草ぼうぼうで相当苦労すると思いますし、何よりダニが恐ろしいですね
ヒグマもちょっと気配がありましたし、最上階の鉱石置き場にはたくさんの痕跡がありました。
行く際は必ず、音を出すようなものをご持参ください!