鉱山あるき

北海道内の鉱山跡地をめぐるのが目標!
さぁ、きょうはどこ行く?

大金鉱山へ

2022-03-02 10:46:41 | 鉱山探索

大金(おおがね)鉱山は、黒松内町北作開にあった、金銀を掘削していた鉱山です。

 

しばしば「寿都鉱山」と混同されるようですが、大金鉱山は寿都町ではなく黒松内町にあります。

 

国道229号を岩内方面から寿都町へ向かっていくと寿都町に入る手前に

 

道道9号との三叉路の少し手前、ここに目立たない細い入口があります。

 

そこから細いですが、車で進めます。

 

 

 

左側は町営の牧場のようです。

逃亡牛を見かけた方は、町役場に電話してください!( `ー´)ノ

 

 

 

しばらく行くと車一台やっとの細道になりますが、割と走りやすいです。

 

 

 

舗装が途切れる場所、ここから歩きます。

 

 

 

 

 

最初は笹漕ぎですが、そのうち広くなります。

 

 

 

轍もあるので、車で入る勇者もいるようですが

 

 

こんなところもありますのでやっぱり歩いたほうが良いです・・・というか歩いてもすぐです(*´▽`*)

 

 

 

しばらく歩くと(10分くらい?)

少し広い場所に出ます。

 

 

 

右側からは金ヶ沢川の清流音が聞こえてきます。

 

 

左側に石垣が見えてきました。

 

 

 

大金鉱山はかつては製錬所もあったとのことですので、その土台でしょうかね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここを一番上まで登るのは結構キツイです・・・乾いた土が足元から崩れるし

 

 

アリの巣があちこちにあり、狂暴そうなアリは巣を荒らしに来た人間の靴を噛んでいました

 

 

しかし頑張って、登った!

 

上から見た遺構です。川の流れの音だけが聞こえます。

 

 

昔は、一番上に鉱石置き場があったそうで、写真でいうと右側に、下から上ってくる道のようなものが

 

ありましたが、ほとんど獣道状態でした。

 

ここではこんな感じですが、よく探せば水晶など落ちているようです。

 

 

この最上階は眺めも良く、大変気持ち良いのですが、ヒグマの痕跡もすさまじいです。

 

長居は無用と、すぐ引き返しました。

 

 

 

 

帰り道、鉱山近くにこれが

ヘビノネゴザが。

 

 

このシダは、地中の重金属を吸収して栄養にするシダで、

 

金鉱山を探す目安にもなっていたとか。カネクサ(金草)とも言ったらしいです。

 

大金鉱山も小さいながら金銀鉱山でしたから、このシダが映えているのも納得です。

 

 

この探索は初春に行いました。

 

夏になると恐らく草ぼうぼうで相当苦労すると思いますし、何よりダニが恐ろしいですね

 

ヒグマもちょっと気配がありましたし、最上階の鉱石置き場にはたくさんの痕跡がありました。

 

行く際は必ず、音を出すようなものをご持参ください!

 

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轟鉱山と明治鉱山へ

2022-03-01 09:50:10 | 鉱山探索

轟鉱山は余市郡赤井川村にありました。

 

数回訪れているので、季節感があっち行ったりこっち行ったりしますがご了承ください(*´▽`*)

 

道の駅あかいがわから、倶知安町に抜ける国道393号を進んでいくと

 

通り過ぎてしまいそうな林道の小さな入口があります。

 

そこそこ走りやすいので、どんどん行けます。道幅もしっかりありますので安心。

 

この黄色いガードレールの所は、いわゆる「ライオンの滝」のところです。

 

 

 

 

雷音(ライオン)の滝。美しいです。この川は白井川。このあたりから奥に向かって、街が形成されていたようです。

 

 

清流がとても気持ちいいです。マイナスイオンたっぷり!

 

 

 

さらに奥に進むと、学校跡などもあり遺構もみられます。

 

 

さらに進んでいくと、広い場所に出て、山の中腹に軌道なのか、走っていたとわかるような場所もありました。

 

ズリらしき鉱石がいっぱい(´艸`*)の道。見ごたえあります!

 

白い石が目立ちます。

 

 

 

 

 

夢中で石を探していると・・・

 

むむむむ、これは・・・ヒグマ?!

 

 

何回か行きましたが、毎回新鮮な糞を見かけるので注意が必要です。

 

車で行けるのは、ここまで。この先は立入禁止で車も通れません。

 

でも当時の地図を見ても、おそらくここまでの道のりが最も濃厚な鉱山街だったようです。

 

写真はありませんが、ふさがれた坑口も道沿いにありました。

 

閉山が昭和だったようですから遺構も数多く残るようです。

 

石も銀黒みたいなものが落ちていたり、楽しいです(´艸`*)

 

ただ、ヒグマだけは要注意。

 

フライフィッシングの方や山菜採りの方もいて、人に出会うこともあるので

 

そこは少し安心ですかね。

 

白井川は大きな川ですので春先の濁流にはご注意ください。

 

また、道の駅あかいがわの入り口には馬鉄の銅像が立ち、

 

轟鉱山から馬で鉱石を運んでいた当時をしのばせるものがあります。

 

この馬が運ぶ荷台にはきれいな鉱石がいっぱい積まれていたのが印象的でした!

 

 

 

ここは轟鉱山跡ですが、すぐ近くの明治鉱山にも行ってみました・・・

 

同じく道道393号、轟鉱山入口より道の駅方面へ向かうと、右側の山の中腹に

ハゲている山肌が見えます。

 

 

 

でも残念ながらここは私有地なんですね・・・だからこれ以上近づけません。残念(´・ω・`)

 

以上、轟鉱山と明治鉱山でした。(*^-^*)

 

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国富鉱山へ

2022-02-25 12:20:46 | 鉱山探索

岩内郡共和町にあった国富鉱山。

 

製錬所もあり、かなり大きな施設だったようです。

 

実際の鉱山としての稼働は明治時代からだったようですが、昭和10年に住友が買収、

 

昭和23年には採掘中止となり製錬所として各鉱山からの鉱石をここまで運搬し

 

銅と鉛の製錬をしてました。

現在は遺構と新しい倉庫が併設されています。↑国道5号線岩内側から小樽方面を見る

 

 

国道を挟んで、左側にはシマツケナイ川が流れていて、

橋を渡って行く坑口もあったようです。

 

とても美しい川ですね。

 

 

 

現在はこの川の右側、国道5号線との間に高速道路を建設中です。

 

2021年の晩秋の写真です。高速道路の基礎でしょうか。この敷地もおそらく鉱山施設があったところで、

 

歩くと銅の鉱石や、残滓(スラグ)、珪酸鉱などが落ちていました。

 

窯のような破片も落ちていてすごい!!と思いましたが、次に行ったときには上の写真の様な

 

高速道路の基礎造成のために石がびっしりひかれていて、がっかり・・・

 

この石もおそらく青いのでこのあたりの石を使っているのでしょうね

 

 

 

川のわずかに残った河川敷には、いまでも立入禁止ではないので

 

何かしらの銅に関する鉱石などは見ることができると思います。

 

それにしても、残念です。もっと探索したかった・・・

 

 

気を取り直して、ホッパーや大煙突があった国道の向こう側を探索します。

 

 

 

 

 

今は住友さんが、どこかの会社に倉庫として貸しているとのことでした。

 

見学を特別にさせていただけるとのことで、早速探索!

 

 

倉庫の裏の遺構。このなだらかな斜面に様々な遺構があります。

 

ホッパーあと?大煙突もあったところですね。

 

 

大煙突も、おそらく気づいたらなくなっていたので、2010年以降に取り壊しとなったんでしょう。

 

 

この建物からなだらかな丘を上に行くと

 

 

広い敷地がありました。

 

道路もしっかりとあり、広大な敷地となっています。

 

 

もう自然に還りつつありますね・・・鹿がいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敷地内のあちこちに、このような鉱山施設と思われるものがあります。

 

 

今は詳しくどうなっていたのかわかりませんが、図面などが手に入ったら楽しいですね

 

残念ながら坑口は行くことができませんでした。

 

このあたりの小さな鉱山はほとんどが、製錬のために国富に鉱石を運搬していたようです。

 

ここで製錬に使う珪酸鉱は、珊瑠鉱山(上川郡下川町)から運ばれていたとの記録もありました。

 

様々な石が落ちていた河川敷、いろいろな鉱山から運ばれてきて、令和の時代まで残っていたのに

 

高速道路のおかげで再び地中に埋もれてしまったのですね・・・残念・・・

 

 

 

 

せめてこの川がこれ以上汚れませんように・・・

 

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伊達鉱山へ

2022-02-22 09:12:34 | 鉱山探索

北海道は2月20日の夜から、本日2月22日今現在もなお暴風雪のさなかであります・・・

 

今季初の腿ほどまでに積もる雪と、体を持っていかれるような暴風の中の雪かき・・

 

その戦いで疲れ果て、ブログを書けませんでした・・・・(´・ω・`)

 

そして、ちょっとここまで鉱山記録を書いたのを読んで反省をしました。

 

「浅い」!!!

 

内容が、次に行く人の参考になれば、と思っていましたが、

 

ちょっと浅すぎてあまり参考にならないと気づきました。

 

それはなぜかというと、私の鉱山歩きの目的表現が曖昧だからですねぇ・・・・(´・ω・`)

 

カリスマS氏のようにいきたいところですが、なんてったって、ネジひとつ満足に取り付けられない素人で

 

遺構の機械をみても何が何だかわからないんですっ!!

 

何を楽しみに鉱山を歩くか、その目的、私の場合・・・

 

鉱石です。

 

もちろん、遺構も感動しますが、その鉱山特有の鉱石を手にする事がいちばん楽しい(*´▽`*)

 

 

 

鉱山に生きていた方々への感謝と鎮魂の気持ち、時代の最先端のようにもてはやされながら

 

現代は見向きもされず忘れ去られてどんどん自然に還っていく鉱山たちに

 

少しでもスポットを当て、それで興味を持ってくれる人がいたらいいなぁ、と思っています。

 

きちんとルールを守って、畏敬の念とともに歩いていこうと思っています。

 

もし、間違った記事や、新しい情報ありましたらコメントで頂けるとうれしいです。

 

と、いうわけで!!!

 

今回は伊達鉱山です!!( `ー´)ノ

 

 

蝦夷富士を通り過ぎ・・・

 

 

 

 

道道519号線から、伊達市喜門別町を目指します。

 

鉱山入口は

管理施設があります。

 

 

 

古く趣のある赤い建物が、昔の管理事務所でしょうかね・・

 

この脇の道を進むと鉱山へ続いているようです。

特に立入禁止の看板もないので、進みます。

 

 

 

車の進入も大丈夫そうです。

 

 

曲がりくねった林道のような道ですが、車はそのまま登れますね

 

 

 

こんなところにこんなダムが!!

いや、でもこれじゃあ魚が上流に行けないよね・・・

 

今は魚道をつくったりするけど、昔の砂防ダムってこういう感じだったんですよね

 

 

 

 

 

 

 

しばらく行くと、右側に

 

 

荒れてはいないけれど整備もされていない雰囲気です。

 

 

慰霊碑もあるので手を合わせます。合掌

 

 

広場に出ました。ここで車はUターンです。奥になんかあります。

 

 

 

護岸されていますね、梯子をのぼってみます。

 

 

 

 

 

 

これも鉱水処理の施設でしょうか

 

 

 

この奥へは歩いていけそうですが、やめました・・・(ヒグマの気配)

 

 

どうやらこのまま歩いていくと、坑口にたどり着くようです。(行けばよかった(-_-)ケド・・)

 

でも、勇気ある撤退も大切です。(ヒグマは特に( `ー´)ノ)

 

ちなみにここのあたりには

目だった鉱石は落ちていませんでした。

 

この道もおそらくズリで作られたのではないかと思いますけどね・・・

 

 

 

 

この鉄パイプも遺構?

 

 

いかにも、の色

 

 

 

護岸の下です。

 

これが突き当りだったので、このままUターンして帰りました。

 

石も目立った鉱石もなく、どこにでもある石英系の白い石が少なかったです。

 

ズリは他にあるのだろうか?(ー`´ー)

 

 

 

 

 

以上で伊達鉱山探索は終わりです。

 

帰りは伊達のりんごを買って、有珠山を見て帰りました(*´▽`*)

 

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千歳鉱山へ

2022-02-19 09:52:15 | 鉱山探索

千歳鉱山へ

 

千歳鉱山へは2020年から複数回訪れていて、初春と秋の写真が入り混じります。

 

ただ、じつはデータが意外に残っていなくて、

 

肝心のわかりやすい写真があまりなくて参考にならないです(;´∀`)

 

ご了承ください。

 

千歳鉱山は鴻之舞鉱山に次ぐ道内でも大きい金銀鉱山で、支笏湖近くにあります。

 

グーグル先生に聞けば案外容易にたどり着けます(*´▽`*)

 

 

 

 

支笏湖ぐるりの道路から細い道を入っていくのですが

 

はっきり言って見逃しそうな入口です。通り過ぎちゃったりしますが

 

グーグル先生の言う通り、え?ここ?っていう細い道を入っていきます。

 

 

右側に美笛川が流れております。なにやらここ最近行くときはずっと工事中で

 

工事車両なんかもいたりしますのでご注意ください。

 

 

 

 

この細い道沿いに遺構が残されています。

レンガ造りの橋脚などもあったはずです。そばまで近寄れますし、この道沿いですので

 

遺構好きな方にはお勧めなのですが、私の写真がデータ消失しており申し訳ありません。

 

脇を流れる美笛川です。前はこの先、上流方向へ向かう遊歩道があったようです。

 

美笛の滝を見るための遊歩道だったようですが、大雨のため現在は消失しました。

 

何回か行きましたがこの遊歩道を補修する計画はなさそうでしたので

 

美笛の滝は自己責任で行くしかなさそうです。

 

 

 

美笛川河岸には、鉄のレールなんかも埋まっています。

 

 

 

 

 

この道の突き当りに、鉱水処理施設がありますが、立入禁止です。

 

ゲートがありそこから身を乗り出して撮影したもの

この緩やかな坂の向こう側に千歳鉱山事務所はあったと思われます。

 

残念、入りたいけど我慢です。(事務所には常に会社の方がいらっしゃるようでした)

 

このゲートの近く、すぐに河川敷ですがなかなか美しい石がありましたよ(∩´∀`)∩

 

銀黒がおちているかもっ!!!( `ー´)ノ

 

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