今回は鴻之舞鉱山へ行った記録です。
鴻之舞鉱山は泣く子も黙る道内屈指の金銀鉱山!!
一度でいいから行ってみたかった!!ので、2021年秋、行ってきました。
道道305号線紋別丸瀬布線です。
ここをゆっくり走ると、とにかくとにかく遺構がすごい。
鉱員住宅跡でしょうか。中も見たかったけど、ちょっとひるんでしまった・・・(´・ω・`)
今は木々が邪魔してますが、この辺一帯が大きな町だったんでしょうね
学校の跡地や、町の名前ごとにきちんと看板が整理されていました。
地元の方々のご苦労がしのばれます。
もうね、
この「鴻之舞」という名前を見るだけでもテンション上がりますからね(*´▽`*)
ただ、ここもご多分に漏れず多くの労働者がお亡くなりになった場所。
朝鮮半島から連れてこられた方々もいたでしょう。
ご冥福を祈り、手を合わさせていただきました。合掌。
そして、上藻別駅逓所。
この建築は大正時代だそうです。現在道内には10か所ほどの駅逓が残っているそうですが、
特にここは美しいですよね
中は、
鴻之舞鉱山の資料館も兼ねていました。
当時の生活スタイルが彷彿とされるモノがたくさん並び、
さながら民俗資料館のようなたたずまいでした。↑案内人の方。
無料で入館できますが、「皆さん必ずご寄付されていきます」と指さされ、
その先には募金箱が(*´▽`*)
案内ありがとうございました。
ここの隣が超きれいなトイレなので、ここはぜひ立ち寄ってみてください。
おじさんも、「宣伝してね~!!」って笑顔がかわいかった(*´▽`*)
個人的にWOW!!!だったのは・・・
こ、これはいわゆる球顆では・・・!!
上モベツ川の球顆は、天然記念物なので採取禁止だったはず・・・
いいなぁ~うらやましいです!しかもこんな、外にゴロンと・・・(*´▽`*)
あんまり写真撮らなかったですが、資料館の中に銀黒のような鉱石が並んで展示されていました。
売り物じゃないんです!と笑顔でご返答されていました。(*´▽`*)
ほんとうは、大煙突と、カッコいい遺構を見たかったんですよね
「北の細道」という北海道の遺構を巡るカリスマ的神ブログがありますが(大ファン)
そのなかでもS様が美しい鴻之舞の遺構を探索していて
ぜひこの目で!と意気込んでいましたが・・・
・・・・・・・
この近くだったはず、と探すと
取り壊されていたのでした・・・(:_;)
おそらくここが跡地だと思います。グーグル先生もここが目的地だよって言っていたので・・・
広大な場所にちらほらと生える草木・・・なんて寂しいのでしょうか
私たちは茫然と、立ちすくんでしまいました・・・残念です。
遺構は、維持にお金がかかるのもあるでしょうし危険なのもわかるのですが
何万人という方たちが暮らした街の痕跡がなくなることは
さびしいとしか言いようがありません。
鉱山跡地などに維持費を掛けられないというのもわかる気はするけれど
今の豊かな日本を作り上げた方たちの苦労を
対コストの観念だけで葬り去ってしまうのは
あまりにも短絡的なのでは・・・と思ってしまいました。
鉱山巡りをしていて思うのは、人間の身勝手さ・・・だったりします。
私が超セレブだったらなぁ!!!( `ー´)ノ