鉱山跡地を巡るのが好きでこのブログをはじめました。
見る人もいないかもしれないけど(∩´∀`)∩自分の記録としても残すことにしました。
2022年2月16日。ブログ開始にあたり、つまずいても転んでもゆっくりと記していきたいと思います。
稲倉石鉱山へ 2021年11月
積丹半島に位置する、古平町にある稲倉石鉱山へ。
この看板があるところから入っていくのですが、すぐの橋(右側丸くえぐれているところ)
がくずれていて、車両通行止めです。
タイヤ跡はありましたけどね・・・( ゚Д゚)
この看板の手前に車を置いて、歩きます。
20分くらい歩くと、道は川と交差。この川は稲倉石川です。
「川が二股に分かれている」地点を左側の上流にさかのぼる方もいるようですが
私たちは道なりに、坑口を目指します。
この建物は倉庫だったのでしょうか、もう、すぐ下まで川が迫っていて
次に来るときには無いかも、と思うのですが
次に来るといつもまだ頑張って建っています(*´▽`*)
坑口はさらに上流にあるようです。
川を渡り、右岸に行きます。(上流から見て右岸側)
この稲倉石川、マンガン鉱石や銀黒の様な鉱石も落ちています。
少し登っていくと、
坑口跡と思われます。半分土嚢のようなもので埋まっていました。
残念ながら近づけないのが悔しいところ(´・ω・`)
もう鉄筋とコンクリートの橋も川の流れに飲み込まれています。
ここからさらに上流沿いに行く道はあるようですが、けもの道のようになっていて
ほとんど無理です。
この道の左側に、露天掘りの採石場?があります。
ここにも、美しい稲倉石鉱山らしい鉱石がたくさん落ちていました。
車の音や人の生活音も全くない、本当に風の音だけの場所でした。
稼行当初の金銀鉱石生産時代の石でしょうか、銀黒のようです。
銀黒のような石は、川に落ちていました。
このような、美しい緑色と赤い色の石が稲倉石らしいです。
緑色はいわゆるグリーンタフ、緑色凝灰岩か?
赤い色はレッドジャスパーですかね
コントラストが美しいですね
稲倉石と言えば、の菱マンガン鉱です。水晶もついていて美しいです。
緑色凝灰岩に入り込むメノウや玉髄は割と多いです。
稲倉石川は下流で古平川と合流し、日本海に注ぎ込むわけですが、
この河口には美しい石がたくさん落ちています。
瑪瑙拾いの名所と言ってもよいかもしれません。
今回の探索では熊に会うことはなかったのですが、痕跡(糞)はたくさんありました。
ホイッスルやハンマーで金属をたたく音の様など、常に音を出すようにして歩きましたが
歩く道の真ん中に痕跡は必ずありますので、ヒグマ対策は必須です。
ヒトが襲われご遺体がまだ未発見の獣害事件も近くで起きていますので
訪れる際には気をつけましょう。