1953年の小津作品。 笠智衆49歳頃。 原節子33歳頃。 笠の老け役、改めて感心する。 「反戦」よりは「はかなさ」という織り糸が 下地にあるのではないか。 今回得た印象では、そう感じた。 特に気張らずに、 平凡に一日一日耐えていく日常、 それが庶民の人生だというようなメッセージも受け取った。 あと1回くらいは いつかまた見るかもしれない映画。 嫌味のない、 よく出来た映画だと思う。