生協レジ係のおばはんに、
「バナナ、すいませんでしたねえ」と突然話しかけられた。
精算中のことだ。
おらの頭の中に、腐ったバナナの形象が一瞬浮かんだが、
いや、そんな不良品取り換えの記憶はない。
何のことか。
あ、1房1000円の特価バナナを買ったことだ。
1週間ほど前のことだ。
本当は、1房100円だったのだが、
バナナ係が間違えて1房1000円の特価値札を付けた。
それをおらは特価品だというだけで、
値札を見ずに購入したのだが、
代金支払いを済ませたあとで、
「ちょっと高いなあ」と感じ、
面倒くさかったが、値札を点検すると、
茶色の古いバナナに「1000円」の値札が付いていた。
そこで、
「バナナって1000円もすんの?」と尋ねた。
係員が確認して、値札の付け間違いと分かった。
そういうちょっとした事件があったのだ。
おらはおばはんがおらの顔を覚えていたことに一驚した。
また、
決められたセリフ以外のことをしゃべったことにも感心した。
やはり年の功だ。
きょうは実は2回生協に出向いたが、
2回目も違うおばはんからまた違うアドリブを聞いた。
「きょうは2回目ですね」と言われた。
「何で分かるの」と聞くと、
「2回目はクーポン券が出ませんから」と教えられた。
クーポンよりもアドリブのほうがおらとしてはありがたかったべ。
最新の画像もっと見る
最近の「四方山話」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事