貸出期間延長の手続きをしようとした。
ところが、
係員は、意外にも、
「貸出予約が入っているので、延長はできない」と言った。
多治見市民の中で、
「ドグラ・マグラ」(昭和10年自費出版)を読む人間は、
自分しかいない、と思っていた。
自分以外にも読者がいると分かって、
(貸出延長が出来ないと分かって)、
吾輩は、心の中で、
半分は失望したが、半分は嬉しいような気分を味わった。
どんな人が次の読者なのかは知る由もないが、
こんなふうに細々と読み継がれるということは、
やはり、読む価値のある本なのだろう。
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