奥三河、 もっと奥三河へ。 もっともっと奥三河へ。 関谷酒造の酒もいい。 飲むと、 つうっと一本の絹糸が喉の奥に垂れ下がる。 泉から湧き出る水の上に浮きつつ流れゆく菫の芳香。 甘く熟れた枇杷の実から滲み出る甘み。 そして、 自分を包む世界全体を切り裂くように架かる巨大な虹。 ああ、奥三河、 もっと奥三河へ。 もっともっと奥三河へ。