道端の看板に「地酒 仙醸」とあった。
初めて知る名だったので、
ふらふらと酒屋へ入った。
縁あって、二本購入した。
一つはどぶろくだ。
酒屋の主人は「最後の一本が残っています」と言った。
帰宅後、
夕飯時に黄瀬戸の碗に注いで飲んだ。
今まで飲んだ中では、
一番うまいと感じた。
三日連続で飲む気にはなれないが、
秋の夕刻、
たった一人でさすらった名もない峠を思い出しながら、
ちびちび啜るにはもってこいの酒だ。
田舎には田舎の幸せがあるものじゃ。
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