いやあ、このニュースを最初聞いたとき
なんてふざけているんだ!と思ったものだけど。。。。
・「上場基準」、時価総額適用を一時停止 東証など6証取(朝日新聞) - goo ニュース
うちの会社は実は中小企業だもんで
時価会計はとりあえず免除されているんだけれども
こんなことは最初から分かり切っていることだよな。
「国際基準」が悪いのだろうけど
(ヨーロッパ主導でルールが決められたから)
本当は時価会計なんて導入すべきじゃなかった。
会社組織などが株や債権などを購入したときの値段を
「簿価」といい、
相場で上がったり下がったりしたときの値段を
「時価」という。
で、日本では
中小企業からトヨタのような大会社まで
数年前までは「簿価」で含み資産を表記していたのだけれども、
それが日本も「国際基準」に準ずる様式で書かなければならなくなったので
(まあ、海外進出している大企業はいっぱいあるもんなあ)
それが「時価」になった。
で、どういう事になったかというと、
たとえば
1株1000円で株式を購入したとする。
相場は上がったり下がったりするが、
会社の決算の日、850円に下がっていたとする。
今までの「簿価」の方式だと、どう見てもココで売却するのは損なので
そのまま保有し、
値が上がった頃を見計らって売却する事が出来る。
会社の帳簿には「1株1000円」としか書いていないから
会社は損したことにはならない。
売却時に1000円より多ければ「株式売却益」だし、
売却時に1000円より少なければ「株式売却損」になる。
が、これが「国際基準」の「時価会計」ならば、
会社の決算日に出た相場の価格がそのまま会社の「含み資産の増減」に左右されるので、
購入時より上がっていればいいが、
下がっていれば会社は何も悪いことをしていないのに
自動的に資産が目減りしてしまう
結果になる。
会社の資産を相場が決める、と言う言い方も出来るかもしれない。
だから↑上記のようにみんながパニックになってしまう。
さらに、今回のような「底なし相場」の場合
決算時の「時価」が購入時よりも下回ったときの損失が
多いと問題になるために、
少しでも損失を少なくしようと、
ちょっとでも高くなると「投げ売り」でもなんでもして、
損失を最小限に食い止めようとする。
だから最近の相場のように
ちょっと上がったら激しく下がる、を繰り返して
ちっとも本来の相場の基準には上がる様子を見せない。
(「投げ売り」せず、保有のままなら、ここまで乱高下はないでしょう、多分)
だから「時価会計」なんて、なんて変なものを
最初からやるべきじゃなかったんだけど、
欧州が「これが国際基準だ!!」って
言ったもんで。。。。。。
それを無理無理日本にも適用するもんで
こんなことになっちゃった!
そう言えば
麻生太郎は以前から、「簿価会計主義」を明言していたっけ。
なんてふざけているんだ!と思ったものだけど。。。。
・「上場基準」、時価総額適用を一時停止 東証など6証取(朝日新聞) - goo ニュース
東京、大阪、名古屋など全国の6証券取引所は30日、株価の低迷で上場廃止になる企業の続発を防ぐため、時価総額に基づく「上場基準」の適用を一時停止すると決めた。当面は12月末までの措置だが、株式市場の状況しだいでは延長もありうるという。
東証1部上場企業の場合、株価と株式数をかけてはじき出す時価総額が月末か月中平均のいずれかで20億円を下回ると2部に「降格」、10億円を切ると1部企業、2部企業ともに上場廃止の対象となる。最大で9カ月の猶予期間がある。東証では現在、23社が猶予期間に入っているが、日経平均株価が一時8000円割れとなった現在の株価水準だと、猶予期間入りする企業が倍増しかねないという。
東京証券取引所が、この「時価総額基準」を導入した03年4月以降、適用を停止するのは初めて。現在の株価は乱高下が激しく、通常のルールを当てはめるのは適切でないと判断した。
うちの会社は実は中小企業だもんで
時価会計はとりあえず免除されているんだけれども
こんなことは最初から分かり切っていることだよな。
「国際基準」が悪いのだろうけど
(ヨーロッパ主導でルールが決められたから)
本当は時価会計なんて導入すべきじゃなかった。
会社組織などが株や債権などを購入したときの値段を
「簿価」といい、
相場で上がったり下がったりしたときの値段を
「時価」という。
で、日本では
中小企業からトヨタのような大会社まで
数年前までは「簿価」で含み資産を表記していたのだけれども、
それが日本も「国際基準」に準ずる様式で書かなければならなくなったので
(まあ、海外進出している大企業はいっぱいあるもんなあ)
それが「時価」になった。
で、どういう事になったかというと、
たとえば
1株1000円で株式を購入したとする。
相場は上がったり下がったりするが、
会社の決算の日、850円に下がっていたとする。
今までの「簿価」の方式だと、どう見てもココで売却するのは損なので
そのまま保有し、
値が上がった頃を見計らって売却する事が出来る。
会社の帳簿には「1株1000円」としか書いていないから
会社は損したことにはならない。
売却時に1000円より多ければ「株式売却益」だし、
売却時に1000円より少なければ「株式売却損」になる。
が、これが「国際基準」の「時価会計」ならば、
会社の決算日に出た相場の価格がそのまま会社の「含み資産の増減」に左右されるので、
購入時より上がっていればいいが、
下がっていれば会社は何も悪いことをしていないのに
自動的に資産が目減りしてしまう
結果になる。
会社の資産を相場が決める、と言う言い方も出来るかもしれない。
だから↑上記のようにみんながパニックになってしまう。
さらに、今回のような「底なし相場」の場合
決算時の「時価」が購入時よりも下回ったときの損失が
多いと問題になるために、
少しでも損失を少なくしようと、
ちょっとでも高くなると「投げ売り」でもなんでもして、
損失を最小限に食い止めようとする。
だから最近の相場のように
ちょっと上がったら激しく下がる、を繰り返して
ちっとも本来の相場の基準には上がる様子を見せない。
(「投げ売り」せず、保有のままなら、ここまで乱高下はないでしょう、多分)
だから「時価会計」なんて、なんて変なものを
最初からやるべきじゃなかったんだけど、
欧州が「これが国際基準だ!!」って
言ったもんで。。。。。。
それを無理無理日本にも適用するもんで
こんなことになっちゃった!
そう言えば
麻生太郎は以前から、「簿価会計主義」を明言していたっけ。
公定歩合を引き下げるとか言っているのに
すでに巷では貸し渋りが始まっています。
中小企業融資から住宅ローンまで
今まで調子に乗ってじゃんじゃかあふれ出していたものが
急に引き上げるもんだから。。。。