気分次第で責めないで。。。。

色々問題がある、と言う事は
百も承知なんですよ！
でもね、
だからと言って。。。。。。



・「官僚のタクシー券、全廃しては」　公明・太田代表

　公明党の太田代表は９日、政府・与党連絡会議で中央省庁官僚のタクシー接待問題を取り上げて「役人のタクシー問題はあまりにひどい。タクシーチケットを全廃してはどうか」と提案した。官僚の残業対策として、「作業が深夜になるなら（省内に）仮眠施設をつくってはどうか」とも語り、具体的な再発防止策を政府に求めた。

・タクシー問題、高級車で霞が関囲い込み



どうして政治家って奴は
話題に取上げられると、ここぞとばかりに
一転集中、「木を見て森を見ない」
人気取り発言に向かうのでしょうか？



小生がタクシー会社の経理担当だと言う話は
何回もしているので
そのタクシー会社の人間から
ひとこと


タクシーと言うのは
公共交通機関だもんで
運賃は認可制になっている。

許可制であった昔よりは裁量が利くようになった、はずなんだけど
昨秋二十数年ぶりに値上げした時には
変なところ（主に新聞社）から大ブーイングが巻き上がり
東京などの認可が一時ストップした
ので、
そうそう値上げとか、そういった運賃の変動は
できないシステムになっている。


で、
タクシー運転手と言うのは
どこの会社でも
売上によって給料が変わる「歩合制」であるのは
ほぼ間違いないと思う。

一日中、どれだけ町中を流していても、
１万円も売上が出来ないことも多く、
そうすれば自分の「お飯の食い上げ」につながってしまう


・タクシー問題の本質 - 池田信夫 blog

長距離の「お得意」にビールぐらい出すのは、彼らの感覚では当たり前だろう。埼玉県北部まで2万数千円使っていた客は、2000円の金券をもらっていたらしい。公費のタクシー券の割戻しをポケットに入れていたのは横領だが、これは「長距離割引」を認めていない法律も悪い。こういう問題は、タクシー料金をプライス・キャップにして割引自由にすれば解決する。

たしかに「居酒屋」はよくないが、本質的な問題は町村官房長官のいう国会待機だ。国会開会中は、キャリアはみんな残業が月間200時間を超すが、ほとんどはただ待機しているだけで、膨大な無駄である。町村氏は「深夜12時、1時に質問が出る」というが、そんなことはまずない。問題は、答弁書の作成プロセスの非効率性だ。

長距離割引は、
どこの地域でも存在するはずなんだけど
（関西は特に割引率がものすごく高い！）
けど、
どれだけ流しても数千円にしかならない売上が
一回で２万も売り上げることが出来れば
運転手にとって、どれだけラクか！

特に、これだけ原油相場が値上がっている昨今、
会社なら経費で吸収できても
個人タクシーなら、もろにその影響を受けてしまうし。。。。。
（タクシー用ＬＰＧの相場は、原油相場とは全く別だが、
なぜか原油相場に引きずられて、１年前の倍以上の額に跳ね上っている）



・深夜タクシー接待問題　金品受け取り官庁職員５００人以上、１万２４００回

　深夜帰宅のタクシー車内でビールやおつまみなどの“接待”が提供されていた問題で、町村信孝官房長官は６日の衆院決算行政監視委員会で、金品を受け取っていた中央省庁職員は５００人以上で、１万２４００回を超えることを明らかにした。

　また福田康夫首相は同委員会で「公務員は倫理は厳しいものが求められている。国民に疑念を抱かれることをすべきでない。当たり前のことが守られていない」と述べた。

　民主党の長妻昭衆院議員の質問に答えた。

ｒｙ）

　長妻氏は「財務省の職員がタクシー代を水増ししてキックバックを受けているという情報がある。徹底調査して中止していただきたい」と要請した。

　また、額賀福志郎財務相は同委員会で「国民に不信の念をいだかせてはいけない。厳正に処分したい」と述べ、徹底した調査を行う方針を明らかにした。上田勇衆院議員（公明）の質問に答えた。

　上田氏は「税金で支出したもの（タクシー代）から支出を受けたことになる。とんでもないこと。割引ができるなら経費節減しなければならない」と批判。

　額賀財務相は「特定のタクシー会社を使わず、金品を受け取らないことを徹底しなければならない」と再発防止策の方向性を示した。

官製談合や癒着とか、騒がれるのは心外だなぁ～。

お客からしても
一から自分の家を説明するより、
いつもの運転手に頼んだ方が楽、
ということは間違いないでしょ。
１万円の距離ってことは
最低４０分以上乗っているんだから、絶対寝ているだろうし。


商品券は、まぁ、なんだけど、
そこまで騒ぐことかなぁ～。
飴ぐらいを渡す
だったらＯＫなのかなぁ？
それもだめなの？


・国家公務員をいじめないで - Ca mp4 - 断片部

マイレージも許す、定期も許す。タクシーも常識の範囲内でテキトーにやってくれ。しらなかったことにする。そんな程度のことで公務員への信頼は失墜しないし、むしろ評価されるべきは仕事内容だろう。

とにかく、だ。

こうやって、公務員の役得をしらみつぶしにして役人の一人ひとりの首を締め上げているとだな、そのしわ寄せは全部、国民に対する役人の杓子定規な対応となって帰ってくるんだな。もしかりに、行政が国民に適用されるあらゆる法令の厳格解釈を始めたらいったいどうなると思う？

そこんとこ、ひとつ、つか、わかってんだろうな、というか。

自分たち国民は、法令のゆるゆるの解釈運用で助けてもらっておきながら、他方で役人を締め上げる、というのはなんだかなぁというかさ。

あと、こういう「国民の税金ですから」チックな圧力が波及すると、役所から仕事をもらっている我々みたいな民間がしぬほど迷惑するんだよ。まじで。取引費用つーか諸経費率下げたいのに。

このことに食らいついている人は
よっぽどタクシーに乗ったことがないのか？
よっぽど官僚が嫌いか？
よっぽどネタがなくてここぞとばかりに食らい付いたのか？


大体、一番タクシーを使うのは、
新聞記者だと思うぞ！！


何かしらの事件がおきると
タクシーをずっと（２～３日）貸しきっているし、
昨日言った長久手の事件の時も、
いつ事態が動くか分からない、とか言いつつ
ずっとタクシー待たせていたじゃない！

それを知らん振りして
民主党の人と一緒に叩くだなんて。。。。。



この長妻という人も
もっといいネタで追求しようよ！
そういう、どうでもいいネタで
俺はすごいだろう!　みんな俺を見ろ！
という姿勢が
官僚の首を絞め、
「居酒屋タクシー」を助長しているってこと、
わかんないかなぁ？