震災からまる1年が経ちました。
地震の直撃を受け、自宅マンションはめちゃくちゃ。
石巻に住んでた親の家は土台を残してすべて流され
安否確認も8日目にやっとできた状態。
今でも仮設住宅(市の借り受けアパート)に居住中。
津波の被害もあったし、5日後に電気が通じたとき
関東でも結構な被害が出てたと言う。
これは正直…
「ああ、半年は仕事無いな」
と、すぐに覚悟はできた。
しかし結果から言えば、半年は本当に仕事ができる状態では
無かった。
しかもそのあとの半年間に限っては
『原稿料の頂ける”漫画の執筆”』は一切無かった。
「このまま職変えかな…」
なんて漠然と考えるようになった。
かといってモチベーションが全く上がらなかったし
希望も目標も立てる事すらできなかった。
今ままでの蓄えとちょこちょことあった収入で
何とか1年仕事が無い状態でも生きてこれた。
元々単行本が出る予定だったところに地震が来た。
これは本も出ないだろうと思ってたけど、震災後に
ちゃんと連絡が来て単行本の表紙を書き上げ本は出た。
しかも本当なら印税8%のところを10%にしてくれた。
ありがとう実業の日本社様。
去年の末、漫画の原作の仕事っぽい事を頼まれ描いた。
しかし、その後連絡が取れなくなってるなあと思ってて
そろそろ連絡しようと思ってたところで地震が来た。
作家と編集の関係なら連絡が来るだろうと思ってたけど来なかった。
実は3月はじめに会社を辞めてたと言う事が
半年経つ位で判明した。
その仕事に関しては、出版社の上部も知らなかった。
しかし、親会社が大きいから”仕事をした事実”を提出して
原稿料は少し減らされたけどちゃんと頂けた。
ありがとうコミック○ース☆スター編集長様。
ストライクウィッチーズ系同人誌での売り上げも
生活費として充てる事ができました。
ありがとう関係者各位。
竹書房のデジタル配信での印税も数千円だったりするけど
これさえも感謝の気持ちを表さない訳にはいかない。
そしてさらに、ストライクウィッチーズ劇場版において
参加させて頂き、イラストのお仕事として対価を頂けたことで
また蓄えの消費を抑えることができました。
ありがとう友人S氏。
そんな数々の収入で持ちこたえて来ましたが
かといってこのままでは蓄えは尽きてしまう。
あまり外には出さないようにしてきたけど
実は何とかしなければと結構のたうち回ってた。
そんな中、去年の末あたりから運気が少しづつ
上がってきたような気がしてた。
どこからともなくコンタクトがあるようになった。
「電子配信しませんか」などのお誘い。
条件がよろしくないので受ける事もできなかったのだが
そんなことが増えてきたところでぶんか社さんからの執筆のお誘い。
みこすり半劇場にてゲスト参加の2回連続掲載だけど、
これはひとつの足がかり。
アンケート結果によっては連載になる可能性もあると言われた。
既存の原稿の2時使用の連絡も。
今、この11日のところでまだ言っていいのか解らないけど
ひとつ仕事をしている。
まあ、このひとつでは飯を食うにも至らない仕事なのだが
「執筆業」ができると言うこの喜びを
しばらく忘れていた私には、何ともいえないご褒美です。
感謝します徳間書店様
とにかく今自分の胸に聞こえてるのは
「まだ漫画家やってていいよ」
と言う天の声。
やっとモチベーションが上がりはじめた。
今は結構大丈夫。やる気はある。
=====================
人間には時に回り道は必要なのだ。
そしてその回り道も決して無駄なことはない。
=====================
これは昔から自分に言い聞かせてる言葉のひとつ。
仕事をしない期間、今まで見たことの無かった
(地方で見られなかったというべきか)アニメ番組を
たらふく見てた。
2月のときなんか1週間で75本もみた事になってる(爆)
数年前に買ったはいい物の、使い勝手が良くなくて
使ってなかった液晶ペンタブレットもつないで使ってるウチに
使えるようになってたし。
職替えも含めて考えたときに前から欲しかった
「食品衛生管理士」の講習会も行って許可証をとってきた。
買ってた猫も2匹から3匹になった。
それに伴い猫ブログの開設。漫画の執筆も開始。
いろんな回り道を回ってきたけど、これもまた
”これから必要になるだろう経験という回り道”
そう思いたい。
ここまで生かされた事に感謝。
気を遣ってくれた関係者、友人に感謝。
そして今、2時46分。1分間の黙祷。
外からの車の音も聞こえず、何の音もしない中
遠くからサイレンの鳴る音が聞こえてくる。
悲しいけど一区切り。
俺、もう少しだけがんばります。
地震の直撃を受け、自宅マンションはめちゃくちゃ。
石巻に住んでた親の家は土台を残してすべて流され
安否確認も8日目にやっとできた状態。
今でも仮設住宅(市の借り受けアパート)に居住中。
津波の被害もあったし、5日後に電気が通じたとき
関東でも結構な被害が出てたと言う。
これは正直…
「ああ、半年は仕事無いな」
と、すぐに覚悟はできた。
しかし結果から言えば、半年は本当に仕事ができる状態では
無かった。
しかもそのあとの半年間に限っては
『原稿料の頂ける”漫画の執筆”』は一切無かった。
「このまま職変えかな…」
なんて漠然と考えるようになった。
かといってモチベーションが全く上がらなかったし
希望も目標も立てる事すらできなかった。
今ままでの蓄えとちょこちょことあった収入で
何とか1年仕事が無い状態でも生きてこれた。
元々単行本が出る予定だったところに地震が来た。
これは本も出ないだろうと思ってたけど、震災後に
ちゃんと連絡が来て単行本の表紙を書き上げ本は出た。
しかも本当なら印税8%のところを10%にしてくれた。
ありがとう実業の日本社様。
去年の末、漫画の原作の仕事っぽい事を頼まれ描いた。
しかし、その後連絡が取れなくなってるなあと思ってて
そろそろ連絡しようと思ってたところで地震が来た。
作家と編集の関係なら連絡が来るだろうと思ってたけど来なかった。
実は3月はじめに会社を辞めてたと言う事が
半年経つ位で判明した。
その仕事に関しては、出版社の上部も知らなかった。
しかし、親会社が大きいから”仕事をした事実”を提出して
原稿料は少し減らされたけどちゃんと頂けた。
ありがとうコミック○ース☆スター編集長様。
ストライクウィッチーズ系同人誌での売り上げも
生活費として充てる事ができました。
ありがとう関係者各位。
竹書房のデジタル配信での印税も数千円だったりするけど
これさえも感謝の気持ちを表さない訳にはいかない。
そしてさらに、ストライクウィッチーズ劇場版において
参加させて頂き、イラストのお仕事として対価を頂けたことで
また蓄えの消費を抑えることができました。
ありがとう友人S氏。
そんな数々の収入で持ちこたえて来ましたが
かといってこのままでは蓄えは尽きてしまう。
あまり外には出さないようにしてきたけど
実は何とかしなければと結構のたうち回ってた。
そんな中、去年の末あたりから運気が少しづつ
上がってきたような気がしてた。
どこからともなくコンタクトがあるようになった。
「電子配信しませんか」などのお誘い。
条件がよろしくないので受ける事もできなかったのだが
そんなことが増えてきたところでぶんか社さんからの執筆のお誘い。
みこすり半劇場にてゲスト参加の2回連続掲載だけど、
これはひとつの足がかり。
アンケート結果によっては連載になる可能性もあると言われた。
既存の原稿の2時使用の連絡も。
今、この11日のところでまだ言っていいのか解らないけど
ひとつ仕事をしている。
まあ、このひとつでは飯を食うにも至らない仕事なのだが
「執筆業」ができると言うこの喜びを
しばらく忘れていた私には、何ともいえないご褒美です。
感謝します徳間書店様
とにかく今自分の胸に聞こえてるのは
「まだ漫画家やってていいよ」
と言う天の声。
やっとモチベーションが上がりはじめた。
今は結構大丈夫。やる気はある。
=====================
人間には時に回り道は必要なのだ。
そしてその回り道も決して無駄なことはない。
=====================
これは昔から自分に言い聞かせてる言葉のひとつ。
仕事をしない期間、今まで見たことの無かった
(地方で見られなかったというべきか)アニメ番組を
たらふく見てた。
2月のときなんか1週間で75本もみた事になってる(爆)
数年前に買ったはいい物の、使い勝手が良くなくて
使ってなかった液晶ペンタブレットもつないで使ってるウチに
使えるようになってたし。
職替えも含めて考えたときに前から欲しかった
「食品衛生管理士」の講習会も行って許可証をとってきた。
買ってた猫も2匹から3匹になった。
それに伴い猫ブログの開設。漫画の執筆も開始。
いろんな回り道を回ってきたけど、これもまた
”これから必要になるだろう経験という回り道”
そう思いたい。
ここまで生かされた事に感謝。
気を遣ってくれた関係者、友人に感謝。
そして今、2時46分。1分間の黙祷。
外からの車の音も聞こえず、何の音もしない中
遠くからサイレンの鳴る音が聞こえてくる。
悲しいけど一区切り。
俺、もう少しだけがんばります。