こんにちは、足場荷揚げ
高速ウインチの
ユニパー株式会社営業部二藤です。
「安全はユニパーの願い」。これを合言葉を胸に、日々モノづくりに励んでおります。
今回は
UP787A疾風(はやて)ウインチの専用ブラケットアームである
UP303シルバーユニアームのお話しです。
平成28年5月に
UP787A疾風(はやて)ウインチを発売したのですが、重大な課題を抱えていました。その課題とは、
UP787A疾風(はやて)ウインチの性能をフルに発揮させるブラケットアームが無い。という事でした。「安全で」「効率的で」しかも今までにない「画期的な」ブラケットアーム・・・。以前より足場工事会社の皆様から様々なご意見、ご要望を頂いておりました。
「介錯ロープを吊荷に直接付ける従来の方法はやっぱり危険性が高いよね。」
「吊荷は回るし、腕力もかなり必要だなぁ。」「ロープが身体や荷物に引っ掛かる事も・・・。」
「吊荷が上がる程、操作が難しくなる。」「アームの旋回が重過ぎる。」
「どこかに補助滑車を設置してワイヤーロープ通さないと安定しない。」
「障害物があるから、もっと遠くから吊れないかなぁ。」等々。
開発・設計担当チームが試行錯誤をする中、答えは身近なところにありました。
ある日、ご使用頂いている足場工事会社の社⾧様が、「ブラケットアームの先端に直接ロープ付けて、ロープウェイみたいに吊荷が走るの作ってみたんだけど」と。
それは画期的なものでした。
それから、その原型を基に弊社開発・設計担当チームが「安全で」「効率が良い」「操作し易い」「作業者の疲労軽減」「事故防止」等々、様々なスパイスを皆様のご意見、ご要望と一緒に盛り込んでいきました。
▲試作第1号機
そうして翌年の平成29年2月に専用ブラケットアームの「
UP303シルバーユニアーム」が誕生しました。アドバイス頂きました足場工事会社様には特許を申請して頂き、弊社とビジネスパートナー締結をしました。
現場の声から生まれた「
UP303シルバーユニアーム」です。
「安全はユニパーの願い」
この言葉を胸に、これからも社員一同モノづくりに励みます。