ウェネトさまの館

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ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界(泉屋博古館)

2024年09月19日 20時38分00秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、2つの美術館を観たのでございます。

まずは、泉屋博古館東京「昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界」
https://sen-oku.or.jp/program/20240831_itayaumeki/
(ロビーのみ写真撮影可)

モザイクは好きじゃし楽しみだった展覧会、もっと早く観に行くはずが、延ばし延ばしになって昨日になってしもうた。

板谷梅樹は存じ上げんかったが、大好きな陶芸作家・板谷波山の息子だと知ってビックリ。

梅樹は20代半ばから、父の波山が焼成に失敗して砕いた陶片を用いてモザイクの製作を始めたそうじゃが、贅沢な材料よのぅ。

本展は梅樹の初めての大規模展覧会だそうで、様々なモザイク作品の他、父・波山はじめ家族の作品も展示され、約100点も観られまする。

構成は以下の通り。気になった作品などもリスト順に。

★ロビー(写真撮影可)

《三井用水取入所風景》昭和29(1954)年
写真撮影できる梅樹作品はこの1点のみ。
高さ3.7mもある大きな壁画。モザイクゆえ重さも相当ありそうじゃ。
遠目だとよう分からぬが、近寄って観るとモザイクなのが分かりまする。

★展示室1【第Ⅰ章:モザイクの世界で】

最初に展示された、旧日本劇場Ⅰ階玄関ホールの巨大なモザイク壁画《音楽》《舞踏》《戦争》《平和》の写真、タイムスリップして実物を観てみたいものじゃ。

《花を持つ人》昭和初期
サリー姿で白い花(蓮?)を持つインドの女性のクッキリした横顔が印象的。

《うさぎ》《魚》《鳥》昭和13(1938)年頃
いずれも青い2匹が向かい合う構図。可愛い。

《鳥》昭和34(1959)年 
モダンな青い孔雀。

《花》昭和30年代
2点並んだ花のモザイクのうち、黒い背景に色鮮やかな花々がエキゾチックなこちらがお気に入り。

《きりん》昭和30年代
首を地面まで下げたキリンと、向き合う鳥が可愛い。

この章では、ケースの中に波山の青磁陶片や、色分けされたステンドグラス、梅樹が使用した道具やデザイン画なども展示されておりまする。

★展示室2【第Ⅱ章:日常にいろどりを】

《花》昭和3(1928)年
すっきりしたステンドグラスじゃ。窓にはめたら可愛かろう。

《ネックレス》昭和20年代
ネックレスとペンダントヘッドは10点ほどございます。
同じ模様でも、地の色や形が変わると印象が変わるのぅ。

《帯留》昭和20年代
帯留は13点あり、特に帯締めとコーディネートされたものが素敵じゃ。
グリーンの帯留×グリーンと白の帯締めセットと、ターコイズブルーの帯留・帯締めセット、頂いてもいいですかぁぁ?(ダメです)

《ランプシェード(台座:板谷波山)》昭和10年代
波山のローズ色の花瓶の上に、梅樹のステンドグラスのシェード。

★展示室3【第Ⅲ章:住友コレクションと板谷家】
板谷波山をはじめ、波山の妻・まる(玉蘭)や長男・菊男の作品もございます。

・板谷波山《彩磁更紗花鳥文花瓶》大正8(1919)年頃
宝相華の森に尾長鳥。ここで何度も観ている作品じゃ。

・板谷波山《葆光彩磁珍果文花瓶》大正6(1917)年 
重要文化財。桃、枇杷、葡萄(吉祥を表す果実)が盛られた籠と、鳳凰や羊や魚もおる。

・板谷波山《仙桃図》昭和10年代
波山の絵も1点ございます。

・板谷まる(玉蘭)《彩磁山葡萄小禽模様花瓶》明治末期~大正前期
梅樹の母。細長い青い花瓶で、山葡萄の蔓にとまる小鳥たちの絵が愛らしい。

・板谷菊男《彩磁小禽模様花瓶》大正前期
梅樹の兄。小鳥とペロペロキャンディめいた花の絵がユーモラス。
菊男は陶芸家にはならず、教師になったそうでございます。

・板谷波山《葆光彩磁唐草文細口花瓶》大正5(1916)年
すらりとした白いお姿に控え目な唐草模様、たいそう上品で美しい。

★展示室4【特集展示:住友コレクションの茶道具】
野々村仁清の茶入など、5点の茶道具の展示。

板谷梅樹の昭和感ありありなモザイクをたくさん観られ、板谷家についても知る事ができ、楽しゅうござりました。
全作品が写真撮影可だったら良いのにのぅ・・・(こらこら)
会期は9月29日まで。

もうひとつ観た展覧会の話は、また後日。

さて、美術館の前に、六本木一丁目駅の改札出てすぐのthe 3rd Burgerで、おやつを食べたのでございます。

この時間はいつも空いててありがたい。

モーニングセット、こないだよりちと値上がりしておるものの、このお値段もありがたい。

ローストした鴨サンドとコーヒーのセット、おやつにぴったりじゃよ。

★おまけ話
おととい17日は十五夜で、昨日18日は満月だったのでございます。

17日18:30頃の中秋の名月。
ずっと晴れていたゆえ、ベランダでお団子食べながらお月見しましたぞ。

そして18日夜は雨が降ってしもうたが、気づいたら雨が上がって綺麗な月が見えておった。
22:30頃の満月。9月の満月はハーベストムーンじゃよ。


そこは秘密の森(Azur rosé Galerie)

2024年09月16日 20時02分20秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、アズールロゼギャラリー「そこは秘密の森」を観たのでございます。
https://azur-rose.com/exhibition/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

素敵なテーマの4人展、林明日美日野まきは10年くらい前から大好きじゃし、岩田圭音mimi.embroideryはたぶん初見の作家じゃし、楽しみにしておったからの、会期2日目の昨日は日曜じゃったが、何とか都合つけて駆けつけたのじゃ(初日は要予約じゃった)

今回初めて知ったギャラリー、外観から既に素敵な気配が漂っておりまする。
ごめんくださいまし~。

手前はショップ(常設展)で、4人展はこの黒いカーテンの奥じゃよ。ワクワク

会場はこんな感じ。

それぞれ3点ずつ、作家名50音順で載せまする。
アクリルの映り込みやら逆光やらで見づらい写真が多いがの(涙)

★岩田圭音
凹版画の原版を使った装身具と凹版画のセット、緻密で美し可愛くて好みじゃ。
在廊のご本人にお話もお伺いできました。

上《花の盾》ブローチ【真鍮・漆】/凹版画 2024
下《あの花の森》ブローチ【洋白・漆・淡水パール】/凹版画 2024


 
《星の力》ブローチ【真鍮・漆・オパール】/凹版画 2024


 
★林明日美
大好きな作家なのじゃが観るのは久々で、嬉しゅうござります。

《Flowers for you》110×195㎜ メゾチント 2024


 
《Water tree》195×120㎜ メゾチント 2024


 
《A story -The forest-》35×50㎜ メゾチント 2024


 
★日野まき
大好きなペーパードール作家。ご本人とはすれ違いでお会いできず残念~。

《かなたへ》水彩紙にアクリル 2024


 
《伝言》水彩紙にアクリル 2024


 
《空をもらう》水彩紙にアクリル 2024


 
★mimi.embroidery
緻密な手刺繍のパーツを重ねてあり、立体感と奥行き感もあり美しくてツボ。
在廊のご本人にお話もお伺いできました。

《秘密の森》


 
《noctune》


 
《鳥たち》


 
4名の作品たいそう好みで観応えあり、展示空間も素敵でありました。

常設展はこちら。色々な作品(岩田圭音の作品もあり)、楽しゅうござります。

ギャラリーオーナーも素敵なお方で、冷たいハーブティーを出して下さりました。
ごちそうさまでござりまする~。

4人展の会期は9月23日まで。
日野まき、mimi.embroideryの作品は抽選販売じゃよ。(申込みは22日まで)

昨日は他にも観たいギャラリーが色々あったのじゃが、お供のEの仕事が詰まっており、涙の断念。
移動の途中、ココスで甘い物を食べるのじゃ。

シャインマスカットパフェをお願いいたしまする~。

マスカットジェラート、バニラアイス、チーズムース、マスカットゼリー、巨峰ゼリーなどなど入って美味しいのぅ。
おかわりを持ってまいれ~!


リカビックアート展3(銀座中央ギャラリー)

2024年09月14日 20時45分30秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。

この日はもうひとつ、銀座中央ギャラリー「リカビックアート展3」を観ましたのじゃ。
https://chuogallery.com/events/2024/20240911rikabi/index.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)

日本理科美術協会のメンバー9名によるグループ展。
日本理科美術協会は、科学資料画家の著作権を守るべく、1958年に32名の理科系挿絵画家によって結成されたんだそうな。

会場は賑わっており、展示風景は撮れんかった。
それぞれ1~2点ずつ、作家名50音順で載せまする。

★上田信
申し訳ありませぬ!写真が痛恨のピンボケで載せられませぬ~(涙)
銀座へはよく行くゆえ、再訪できたら追記いたす所存にござります。 

★ウザワジュンヤ
在廊のご本人にお話もお伺いできました。
《かとりにゃんこう》

《ヒラタクワガタ》


 
★麗しの空
《清風明月》


 
★大西将美
《Panther Ⅱ》ボックスアート・アミュージングホビー


 
★小川彩菜
《チューリップコレクション》2024 ペン 水彩

《地を這うもの》2020 ペン 水彩


 
★北英明
《カワセミ》不透明水彩


 
★志村亜希子
在廊のご本人に動物のお話などお伺いでき、嬉しゅうござりました。
《ニホンリス》

《サーバル》


 
★mana* (吉川愛美)
今回は2点のみじゃったが、10月7日~12日、ここで個展が開催されるそうで、楽しみでござります。
《CALL ME》ペン、カラーインク 2023年


 
★水野行雄
《La Vie En Rose(バラ色の人生)》


 
9名それぞれの作品、楽しゅうござりました。
会期は9月16日まで。

遊びに来ていた“のらざらし”君と記念撮影。

そして、前回のグループ展「THE ANIMALS 銀座×国立」でお迎えした2作品を受け取ったぞよ。

先日のブログに2つ目の追記したゆえ、ご興味ある方は見てね↓
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/13eab200c634fc091589015dd7adb242

★おまけ話
明治エッセルスーパーカップ ずんだ、やっと見つけたのでございます。
ずんだは大好きゆえ、期待ありありで食べてみたらば、

ずんだの風味はするものの、思ったよりあっさりで甘さは超控え目。
ごめんなさい練乳かけました~。


HIRO 個展 境界上の彼女たち(月光荘 画室1)

2024年09月13日 19時50分15秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、銀座で2つのギャラリーを観たのでございます。

まずは、月光荘 画室1「HIRO 個展 境界上の彼女たち」
https://gekkoso.jp/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

日本画とデジタルを融合させたHIROの作品、美しくて好きなのじゃ。
会場はこんな感じで、9点の出展。

6点を観た順に載せまする。
この写真では、繊細な美しさやキラキラ感が全く分からぬがの(涙)

《君を知らない》S5 直径35㎝


 
《朝な夕な》S5 直径35㎝


 
《かぎろい》M10


 
《こんこんと》S5 直径35㎝


 
《moment》F6


 
《Kiss》S6


 
美しい作品、じっくり堪能いたしました。
会期は9月15日まで。ご興味ある方はぜひ実際にご覧なさいまし。

この後に観たグループ展の話は、また後日。

さて、ランチでございます。
予定ではHIRO個展を観た後、近くのスペイン料理店に初潜入するつもりだったのじゃ。

ところが、個展に行こうとして通りかかった和心とんかつ あんず はなれ、限定20食あんず膳がまだあるではありませぬか!

あんず膳はお気に入りゆえ、やはり食べねばなりますまい。
開店前に「完売御礼」になったぞよ。ラッキー。

ど~ん!

おっ、前回とはまたちょっと違っておる。
今回のご飯は紫トウモロコシご飯。もちろん茶碗蒸しも付いておる。

ヒレカツ、宮崎牛トリュフコロッケ、天ぷら(マッシュルームとセロリとブドウ)、ナス、切り干し大根。
ブドウの天ぷらは初めて食べたが、甘くて美味しいのぅ。ちなみにブドウはピオーネじゃ。

飾り切りしたカボチャなど。

アワビ、生春巻き、バジルソースのかかったチキンなど。

これで税込1650円。コスパ良いのじゃ。
あまり並ばないですむなら毎週食べたいのぅ。


くろべに 手の中で愛でる日本画(八犬堂ギャラリー)

2024年09月11日 20時00分20秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、八犬堂ギャラリー「くろべに 手の中で愛でる日本画」を観たのでございます。
https://www.hakkendo.net/exhibitions.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)

黒木美都子、丁子紅子の2人展。で「くろべに」なんじゃな。

丁子紅子が以前からSNSで販売している小品を、八犬堂ギャラリーで展示販売。
サイズは全て8×8㎝、ひとり30点ずつ60点がずら~り並んでワクワクじゃ。

ボケボケ写真ばかりじゃが、それぞれ8点ずつ、観た順に載せまする。

★黒木美都子

《THE STAR 1》胡粉、水干、岩絵具、アルミ箔


 
《250万光年の光 2》胡粉、水干、岩絵具、金箔、モデリングペースト


 
《月光 2》胡粉、水干、岩絵具、モデリングペースト、黒箔


 
《スフィンクス》胡粉、水干、岩絵具、銀箔


 
《人魚の涙 2》胡粉、水干、岩絵具


 
《THE LOVERS 2》胡粉、水干、岩絵具、銀箔


 
《バタフライ・エフェクト 2》胡粉、水干、岩絵具、真鍮箔


 
《金椿・美徳》胡粉、水干、岩絵具、真鍮箔


 
★丁子紅子

《緑風。》木材に岩絵具


 
《紅月Ⅰ》木材に岩絵具


 
《蒼月の風。》木材に岩絵具


 
《紅三日月と蝶。》木材に岩絵具


 
《緑青三日月。》木材に岩絵具


 
《緑青蝶。》木材に岩絵具


 
《紫月の風。》木材に岩絵具


 
《蒼月Ⅰ》木材に岩絵具


 
今まで丁子紅子の「手の中で愛でる日本画」はSNSではたくさん観ておったが、実際に観たのは自分がお迎えした作品も含めて数点じゃったし、黒木美都子のこのサイズこの形の作品は観た事なかったからの、今回おふたりの作品を60点も観る事ができ、たいそう楽しゅうござりました。

会期は9月14日まで。ご興味ある方はぜひ。

この後は、先日観た銀座中央ギャラリー「THE ANIMALS 銀座×国立」の最終日に再訪。
追加された作品をお迎えしてブログに追記したゆえ、ご興味ある方は見てね↓
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/13eab200c634fc091589015dd7adb242

そして、期間限定スイーツを食べるべくココスへまいりましたのじゃ。

安納芋のうさぎモンブランをお願いいたしまする~。

モンブランにバニラアイスにレモンマカロンに白玉、キャラメルソースもかかっておる。
共食いじゃが良いのじゃ。あと10羽持ってまいれ~!