ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

DISTOPIA≠UTOPIA 誰かの理想 私の悪夢(美術實驗室 夜)

2024年11月10日 20時00分00秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。

日本橋三越の後は、美術實驗室 夜「ディストピア≠ユートピア 誰かの理想 私の悪夢」を観ましたのじゃ。
https://yoru-laboratoryofart.com/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

前期・後期に分けたグループ展で、前期は6名の作家が参加。

会場はこんな感じ。真暗闇だった前回より照明が明るくなっておるぞよ。

それぞれ1点ずつ、作家名50音順で載せまする。

★天久高広《エンジェルの全身骨格化石図》
急遽参加が決まったそうで、DMハガキにはお名前は載っておりませぬ。
羽毛や骨の描写も凄い鉛筆画、存在感ありあり。


 
★生熊奈央《abettor》
緻密な銅版画3点の出展。


 
★酒井崇《誰ソ彼娘》
出展の3点ともボールペンで描かれていると知り驚愕。


 
★多賀新《ホワイトマスク》
こちらの鉛筆画の他、銅版画も2点ございます。


 
★建石修志《家を持つ書物》
混合技法の幻想的な作品2点の出展。


 
★村上仁美《Garden of Philia》
大きな立体作品2点の迫力がハンパない。
こちらの作品は、みっしり生える様々な植物、あちこちに潜む昆虫、人物の表情にも目が釘付けじゃった。


 
幻想的な作品と空間、異世界に迷い込んだ気分で楽しんだのでございます。
後期は作家も入れ替わるそうで、また楽しみじゃ。 
前期の会期は11月24日まで。金土日のみのオープンじゃよ。

物販の赤いお部屋も、前回と少し変わっておりまする。

前回の「POP rabbit 月まで跳ねる兎展」で展示されていた作品も数点。

村上仁美の作品もございました。


鉛筆画展(日本橋三越本店)

2024年11月09日 20時24分00秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、2つのギャラリーのグループ展を観たのでございます。

まずは、日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊「鉛筆画展」
https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews0585.html
(写真撮影可)

19名の作家による鉛筆画の展覧会。
鉛筆画は大好きじゃし、大好きな作家の方々も参加しておるし、ワクワクじゃ。

会場はこんな感じで、それぞれ1~4点ずつ出展。

鉛筆画は特に、わたくしのボケ写真では分かり辛うござりますが、10名だけ1点ずつ載せるので雰囲気だけでも。

★小川香織《キルケの森》25号
可愛さがみっしり詰まっておりまする。


 
★河内良介《ジャイアントバーグ》32.2×35


 
★木下晋《猫の目》21.5×14.5


 
★篠田教夫《ともし火ⅩⅥ》36×22.5
もう1点の《那智瀧図Ⅳ‐朧‐》も凄かったのじゃが、撮影失敗してしもうた。


 
★杉藤由佳《うさぎのフィールドワーク 雷門》10号
もふもふ愛らしいうさぎ。もう1点の、飛行機の翼に乗ったうさぎも愛らしいのじゃった。


 
★建石修志
大好きな作家で4点出展ゆえ、2点載せまする。
《角度の測定》51.5×36.4

《鏡花幻想》29×20


 
★土田圭介《記憶の旅》41×31.8
この写真では全く分からぬが、細かい縦の線だけで描かれておるのじゃ。


 
★三浦明範《Sleeper》50号


 
★森天飛《Constant Sounds》6号


 
★安冨洋貴《希望》3号S


 
たいそう観応えあり、じっくり堪能いたしました。
会期は11月11日まで。ご興味ある方はぜひ。

隣のお部屋で同時開催の「山口真人 陶展」も観たのでございます。
https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews0577.html

たぶん初めて観る作家じゃが、こちらも観応えござります。
特に、細かい模様みっしりの織部の茶碗シリーズと、座布団の如き織部龍図座布団皿がお気に入り。

座布団皿は分厚く、深いグリーンに浮かぶ緻密な龍の模様もツボで、1点お迎えしたかったのじゃが、5点とも赤シールで涙。
山口作品は、美術特選画廊の外の美術工芸サロンにも並んでおりました。

この後に観たグループ展の話は、また後日。

さて、スイーツはココスで食べますぞ。
イタリア栗のモンブラン&マスカルポーネクレープをお願いいたしまする~。

マロンペーストの中にバニラアイスが、クレープの中にマスカルポーネムースが入って美味しいのぅ。

マロンフェアのクレープとパフェとモンブラン、一年中販売してくださらぬかのぅ。
期間限定の、ラム香るキャラメルティーも美味しゅうござりました。

★おまけ話
結弦くんの単独ツアー『Echoes of Life』埼玉公演、公式HP先行で3日間応募して3日目だけ、第6希望のスタンドA席で当選した事は以前のブログにもちょこっと書いたが・・・

もっとリンクに近いお席で観たい!
特に、結弦くんのお誕生日である1日目は絶対観たい!!

てな訳で、落選した2日間を、一般1次で第5希望まで入れて申込んでおったのじゃ。

当落発表の昨日、雪崩の如く届く10通の落選メール。心が折れました~(号泣)
落選メールは1公演につき1通にして欲しいぞよ~。

折れた心を癒すべく、ローソンへ走るわたくし。
ローソンプリントで、AERAの限定ブロマイドが購入できるのじゃ。

とりあえず、4種のうち気になった2種を出してみたのでございます。

たいそう美しい~!画質も紙質も2Lサイズも良き良き。
一般2次も念を飛ばして頑張る所存!


猫のダヤン 池田あきこ 旅のスケッチ版画展(有楽町マルイ)

2024年11月07日 20時27分40秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。

この日はもうひとつ、有楽町マルイ 1F カレンダリウム「猫のダヤン 池田あきこ 旅のスケッチ版画展」を観ましたのじゃ。
https://www.0101.co.jp/086/event/detail.html?article_seq=130082&article_type=sto
(写真撮影可)

猫のダヤンもワチフィールドも、昔から大好きなのでございます。
本展は、旅先スケッチ画集の出版にあわせて制作された88グラフ(版画)の展示。

会場はこんな感じ。
こじんまりしたスペースじゃが、約35点の版画が展示されておりまする。

イラスト入りの解説パネルも楽しゅうござります。

作品1点1点にコメントが添えられておるのも嬉しい。
国ごとに1~2点ずつと、解説パネルも載せまする。
反射が酷すぎる作品の写真は、載せたくても載せられないのが残念じゃ。

《旅支度》2024年/日本・アトリエ
スケッチ画集を出す事になり、新たにダヤンが旅に出るところ。


 
【フランス】

《コンテ・パリのカフェ》2009年/フランス・パリ

《パリの子猫たち》2009年/フランス・パリ


 
【イタリア】

《ローマの休日》1999年/イタリア・ローマ
映画のシーンと同じじゃ。楽しいのぅ。


 
【スペイン】

《オレンジ香るセビージャ》2015年/スペイン・セビージャ
セビージャはお供のEも大好きな町。ダヤンの上にヒラルダの塔がそびえておる。

《アンダルシアの白い村》2015年/スペイン・アンダルシア


 
【メキシコ】

《オアハカの空にひるがえる旗》2023年/メキシコ・オアハカ

《オアハカの学校で》2023年/メキシコ・オアハカ
オアハカのスペイン語学校に短期留学中のダヤン。一生懸命じゃのぅ。


 
【日本】

《萩のみかんの木》2023年/山口・萩
菊屋横丁、高杉晋作の生家のそばだそうな。


 
【ボルネオ】
《ボルネオのビーチ》2014年年/ボルネオ・タンジュンベイ

《ボルネオの森》2024年/日本・アトリエ
池田あきこは、2010年からボルネオの緑を護る「緑の回廊」プロジェクトに賛同し、「ダヤンの森」を寄付しておるのじゃ。
これは4つめの森を寄付することができた感謝の絵。


 
全くの余談になりまするが、昔お供のEもボルネオには何度も行っておるのじゃ。
あちこち行ったが、一番印象に残っておるのは、サラワク州のクチンという長閑な街だそうな。

「クチン」はマレー語で「猫」の意味で、街のあちこちに巨大な猫のオブジェがあり、猫博物館もあり、毎年夏には猫祭りも開催されるのじゃ。
Eはサラワク川沿いのホテルに泊まってカフェオレ色の川を眺めてのんびりしたり、郊外のビーチリゾートに泊まって海を眺めてのんびりしたり、ひたすらのんびり過ごしたそうな。

いかん、脱線してしもうた。
書籍やグッズもございます。

ダヤンの旅、楽しゅうござりました。
会期は11月15日まで。

★おまけ話:其の壱
まちかんさんから先週頂いた手作りシュトレン、食べたいのをじっと我慢して寝かせ、1週間経ったので食べてみたのでございます。

お味がしっかり馴染んでしっとりして、たいそう美味しいぞよ~ !
10本くらい一気に食べたい~(こら)

★おまけ話:其の弐
またも松のやモーニングの得朝アジフライ定食 ライス大盛りじゃ。
今朝はコロッケとタルタルソースも追加してみた。

やはりフライにはタルタルが合うのぅ。タルタルをジョッキで持ってまいれ~(こらこら)


タニガワマリコ 個展 あの星の森で(Art Mall)

2024年11月06日 20時15分05秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、3つのギャラリーを観たのでございます。

まずは、アートモール「タニガワマリコ 個展 あの星の森で」初日。
https://www.artmall.tokyo/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

大好きな作家じゃし、小さい作品は購入したら即お持ち帰り可じゃし、全作品観たくてオープン前に行く予定が、お供のEの都合でオープン30分後になってしもうた。

次々と人が訪れ、会場内は大盛況でございます。
会場はこんな感じで、39点の出展。

13点を観た順に載せまする。
アクリルの映り込みが酷くて載せられぬ作品もあるのじゃ。シクシク

《うさぎの花園》175×120㎜ 紙(アクリルデネブ)アクリル 鉛筆


 
《Colorful Garden》S0 キャンバス布 アクリル パステル


 
《銀河の髪飾り》F0 キャンバス アクリル
少女のお顔や、髪に広がる宇宙や、繊細な衿もお気に入り。


 
左から《小さな星の点燈夫》《ハートランドの白い家》100×100㎜ キャンバス アクリル 砂


 
《音のない音楽に包まれる夜》キャビネサイズ ガラス絵 ガッシュ
今回唯一のガラス絵、綺麗じゃ。


 
《あの日のふたつの月》400×200㎜ アクリル キャンバス布


 
《お月さまといっしょ》A4 紙(アクリルデネブ)アクリル ガッシュ
本展のメインビジュアル。楽しそうじゃのぅ。わたくしも仲間に入りたいぞよ。


 
《タラッタララッタラッタッタ》175×120㎜ キャンバス布 アクリル 胡粉
マットにも木々や鳥が描かれておりまする。


 
《やさしい夜の雨の詩》70×100㎜ キャンバス布 アクリル
白い象さんと宝石のような雨お気に入り。額も可愛い。


 
《ともしびの舟》90×90㎜ アクリル


 
《小さい王子さま》40×50㎜ 紙 アクリル
ちっちゃなちっちゃなフクロウ王子、連れ帰りたかったのじゃが既に赤シールで涙。


 
《宇宙ネコの森》F0 パネル アクリル
2階のドアの外に展示されておりまする。


 
ファイルに入った作品(購入したら即お持ち帰り可)と、ポートフォリオもお見逃しなく。

グッズもございます。

優しく心和む作品の数々、観応えござりました。
在廊のご本人にも久々にお話をお伺いでき、来場の方々ともお話できて、楽しいひとときじゃった。

会期は11月10日まで。
最初にも書いた通り、購入したら即お持ち帰り可の作品もあるゆえ、たくさん観たい方はお早めにの。

この後に観たギャラリーの話は、また後日。

最後に、ギャラリーハウスマヤ「深瀬優子 個展 月とチョコレイト」を再訪しましたのじゃ。
(初日のブログにちょこっと追記しました↓)
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/cd2b9c42b8ca2d68c5361af33115bb9c

観終わって、サーティワンでクレープを食べますぞ。
生キャラメルクラッシュアーモンド&アイスクリーム、2つ選べるアイスは、新作フレーバーのメローバターアーモンドクッキーとフィグベイクドチーズケーキをチョイス。
美味しいぞよ。おかわりを持ってまいれ~!

松屋でもおやつ。
おこさま牛めしわくわくセットのおまけのミニタオル、前回はブルー系で今回はピンク系じゃったが、全部で何色あるのかのぅ。

★おまけ話
先月届いた豊島屋の鳩サブレー缶セット、届いてすぐ缶の蓋でチョコがけ鳩サブレーを作った事は先日ブログにも書きましたが、

今度は鳩サブレー缶おにぎらず作ってみたのでございます。
まずはシンプルに、目は蒸し黒豆、線は海苔、中の具はツナマヨじゃよ。

他に色々作れそうじゃの。混ぜご飯でカラフルな鳥とか、海苔みっしり乗せるか黒ゴマみっしり振ってカラスとかとか。

1缶にご飯100gちょい+具が入りまする。
持ち歩きにも便利じゃが、1つじゃ全然足りぬのぅ。
4缶あるから4つ作って持ち歩かねばならぬw

★本の話
浅葉なつ『神と王』2〈謀りの玉座〉

1〈亡国の書〉が面白かったゆえ2も読んでみたらば、やはりたいそう面白い。
既に出ている3も早く読みたい。
が、シリーズ完結してから一気に読みたいものよのぅ。
何巻まで続くか想像もつかぬがの。


追悼 野見山暁治 野っ原との契約(練馬区立美術館)

2024年11月01日 20時37分20秒 | 展覧会・美術関連

練馬区立美術館「追悼 野見山暁治 野っ原との契約」前期を観たのでございます。
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202409061725590312
(写真撮影可)

昨年お亡くなりになった野見山暁治は、練馬区にアトリエを構えていた画家で、練馬区立美術館では開館準備中から野見山作品の収集を続けておりますのじゃ。

本展では、絶筆含む油彩画、ドローイングなど、前期・後期合わせて73点と、練馬区のアトリエでの愛用品なども展示。

前期は、野見山の画業の最初期からフランス留学時代までの作品。
後期は、日本への帰国後から晩年までの作品の展示じゃよ。

会場は2階の展示室のみで、こんな感じ。

前期の構成は以下の通り。作品も数点ずつリスト順に。
鉛筆画やインクによる作品はうまく撮れんかったからの、油彩画だけ載せまする。

【1章:池袋モンパルナスから戦地へ】(1930年代~1943年)

《自画像》1937

《渋谷風景》1938


 
【2章:焼け野原で見つけたもの】(1940年代後半~1951年)

《静物(牛骨》1949

《代官山風景》1950頃


 
【3章:滞欧時代-人間像と風景の探求】(1952~1964年)

《シーナの部屋》1957頃
シーナとはパリで交流を持った椎名其二のことじゃよ。

《落日》1959
1597年に転居したパリ郊外ライ・レ・ローズのアトリエから見える光景だそうな。

《崖》1961

《青い景色》1963-64年


 
後期【5章】の絶筆の作品は通期展示。
《題不詳(絶筆)》2023


 
【アトリエ(通期展示)】

野見山のアトリエ兼住居は、練馬区と、故郷に近い福島県糸島にあったのじゃ。
このコーナーは、練馬のアトリエに残されたものが展示されておりまする。

そうめんなど贈答品の木箱の蓋をパレットとして使い、コンクリートブロックを積み上げてイーゼルにしたんじゃと。
油彩は左から《男》1959、《丘》1982

スケッチブック「キヨとケイがいたころ」1978~1981

お気に入りでアトリエに置いていた骸骨のビニール風船。ドイツのお土産で頂いたんだそうな。

自作の節分の鬼のお面やら、ぬいぐるみやら。


 
映像は2点ございます。インタビュー映像(13分)と、アトリエ内部の記録映像(約25分)

前期の会期は11月10日まで。
「4章」からの後期は、11月12日から12月25日まで。

2025年に開館40周年を迎える練馬区立美術館は、建て替え予定なのじゃ。
この建物では最後の展示となる後期も観に行く所存にござります。

観終わって、中村橋駅前の唐苑で久々にランチ。

ランチセットは、中華粥とスープと小菜が食べ放題なのじゃ。

海老チリ海老マヨセットをお願いいたしまする~。

海老チリと海老マヨ、両方食べられるのが嬉しいのでございます。
ライスとミニ杏仁豆腐も付いて、税込1199円じゃよ♪
お粥を何杯おかわりしたかは聞かないで下さいまし。エヘ

そして、まちかんさんと待ち合わせ、コメダ珈琲店へ。
コメダ珈琲も久々じゃ。いつもシロノワールばかり食べておったが・・・

珈琲ジェリーをお願いいたしまする~。

初めて食べたが、ソフトクリームが乗ってて嬉しいのぅ。
底にはなぜか、輪切りバナナが潜んでおるのじゃった。
一緒に写っておるのは、まちかん家のさめねこ君じゃよ。

まちかんさんから、今年も手作りのシュトレンとローゼルジャムと中華ねじり揚げを頂きました~!

シュトレンは作りたてで、数日寝かせたほうが美味しいとの事で、食べるの我慢我慢。

ローゼルは初めて知った植物じゃ。
ジャムはリンゴジュースを入れて煮てあり、甘酸っぱくて美味しいぞよ。

中華ねじり揚げもクセになる美味しさじゃ。
どうもありがとうござりまする~!