ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

須田悦弘(松濤美術館)

2025年01月11日 20時31分00秒 | 展覧会・美術関連

渋谷区立松濤美術館「須田悦弘」を観たのでございます。
https://shoto-museum.jp/exhibitions/206suda/
(一部を除き写真撮影可)

須田悦弘の木彫作品、大好きなのじゃ。
都内の美術館では25年ぶりの個展で、初期作品から本展の為の新作、ドローイング、近年取り組んでいる古美術品の欠損部分を補う補作の作品など、50点が展示されておりまする。

嬉しい事に、殆どの作品が写真撮影可じゃからの、お写真どんどん載せますぞ。
ネタバレが嫌なお方は、ここでUターンしてね。
須田作品は、実際にご自分で探して観る楽しみもあるからの。

作品は、建物の外にもあるのじゃ。
案内窓口の2つの窓に潜んだ2点も観逃してはなりませぬ。

《クロユリ》2024年 木に彩色


 
【1階】

ほれ、ロビーの丸窓の外にも、

《雑草(金)》2007年 金


 
ロッカーにバッグを入れようとしたらば、

《枝》2024年 木に彩色


 
【第1会場:地下1階】

他に来館者がいらして会場全体は撮れんかったが、こんな感じ。

《スルメ》1988年 木に彩色
スルメの匂いまで漂うようなリアルさじゃが、須田が大学1年の時、初めて制作した木彫作品と知って驚愕。


 
《象》1988ー1992年頃 木に彩色
展示ケースと比べても分かるように、ちっこいのじゃ。根付けに触発されたそうな。


 
《朴の木》1992年 ミクストメディア
卒業制作作品。中に入って観られまする。

奥には、
《雑草(プラチナ)》2007年 プラチナ


 
《東京インスタレイシヨン》1994年 ミクストメディア
銀座の駐車場を借りて開いた2回目の個展で発表。
こちらは靴を脱いで中に入るのじゃ。

奥の上下に植物の作品が。


 
《ミケリテ》2018年 木に彩色
上もしっかり観るのじゃよ。


 
【第2会場:2階】

《サザンカ》2024年 木に彩色
サロンミューゼの入口手前にあるこの作品は撮影不可。
鏡の下の隙間から覗くと、ガラスのコップに生けた1輪のサザンカが。

サロンミューゼはこんな感じ。

左《ベルリン》1998年以降 水彩、鉛筆・紙
右《ベルリン》1997年 木に彩色


 
左《雑草》1994年 木に彩色
右《雑草》1995年以降 彩色 水彩、鉛筆・紙
葉っぱの影も虫食い穴が。


 
壁から本物の植物が生えておるとしか思えぬ。

《木蓮》2024年 木に彩色

《朝顔》2024年 木に彩色


 
《スズメウリ》2024年 木に彩色


 
《木蓮》1993年頃 木に彩色


 
スタンドの左にも、

《コブシ》1994年頃 木に彩色


 
ささ、特別陳列室へ入るぞよ。

おっとぉ、かような隙間にも、

《ドクダミ》2024年木に彩色


 
《雑草》2020年木に彩色


 
《春日若宮神鹿像》《五髷文殊菩薩掛仏》須田悦弘補作:角・榊・鞍・瑞雲
《春日若宮神鹿像》鎌倉時代(13~14世紀)《五髷文殊菩薩掛仏》鎌倉時代 角・榊・鞍:平成時代 瑞雲:令和時代
《春日若宮神鹿像》木彫 《五髷文殊菩薩掛仏》板絵著色 角・榊・鞍・瑞雲:木に彩色


 
《随身坐像》須田悦弘補作:手・弓、平安時代 手・弓:平成時代、木彫 手・弓:木に彩色


 
特別陳列室を出た左手の壁には、アサヒ十六茶やアサヒビールやニッカウヰスキーのパッケージ原画が。
大学を卒業した須田が、パッケージのイラストも手がけていたとは知らなんだ。
おとものEは、十六茶をよく飲んでおったのにのぅ。

《アサヒ飲料「アサヒ 十六茶」原画》2010~2019年 アクリル・紙


 
おや?こちらの殿方は須田氏かの?

作品が素晴らしいのは勿論、白井晟一が設計した松濤美術館の建物との相乗効果も素晴らしく、たいそう楽しゅうござりました。

会期は2月2日まで。
ご興味ある方は、あまり混み出さぬうちにお早めにの。

観終わってランチは、肴とり
近ごろ松濤美術館に来ると、コスパの良いここで食べておるのじゃ。

前々回は肴とり丼、前回は港定食を食べたが・・・

今回も港定食をお願いいたしまする~。

サバ味噌、カキフライ、アジたたき。ご飯とお味噌汁はおかわり1回無料じゃ。

ちと値上げされておったが、これで税込900円はやはり嬉しいのぅ。
次回は違うメニューも食べてみようかのぅ。

★おまけ話:其の壱
結弦くんの『Echoes of Life』千葉公演、一般1次の結果メールが本日来たが、千秋楽はやはり落選じゃった(号泣)
あとはTELASAのチケットプレゼントキャンペーンに賭けまする!

★おまけ話:其の弐
本日『Echoes of Life』広島公演のディレイビューイングの映画館で、アクスタ無事お迎え。
でもまだNovaくんのカプセル(大野海苔の味付のり)を食べておらぬゆえ、中に入れられぬw


木村了子 神楽坂の愛人の家(eitoeiko)

2025年01月10日 20時00分00秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、eitoeiko「木村了子 神楽坂の愛人の家」を観たのでございます。
http://eitoeiko.com/exhibition.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)

今回初めて知ったeitoeikoは、神楽坂の住宅街にある一軒家ギャラリーじゃ。
ささ、この奥じゃよ。

ギャラリーを画家のアトリエに見立て、イケメンモデルの「彼」を描いているという設定で、約20点が展示されておりまする。

会場はこんな感じ。

8点を観た順に。
《わたしの人形遊び》紙本着彩 297×420㎜ 2024年


 
《インドラネット》絹本着彩、裏金箔 450×290㎜ 軸装サイズ 1080×440㎜ 2024年


 
《白蛇観音像》絹本着彩、裏金箔 440×640㎜ 2024年


 
《白蛇観音像》絹本着彩、裏金箔 550×470㎜ 2024年
こちらは制作途中で、額装も軸装もされておらぬ状態ゆえ、絹の透け感や、裏から金箔を貼っておる事などもよく分かりまする。


 
《私のオダリスク-雅(みやび)》絹本着彩、裏金箔 880×1600㎜ 2024年
こちらも制作中で、裏側からも観られて興味深うござります。
イケメン猫のアップも載せますぞ。


 
《魔都の海-龍宮図屏風》紙本金地着彩 四曲屏風 各1760×880㎜ 2016年


 
《SADO》紙本着彩 300×810㎜ 2023年
向井山朋子 演出の人形浄瑠璃『SADO』に使用された肉筆春画。


 
《宝蔵菩薩像》木枠に絹本、水墨、裏金箔 273×176㎜ 2024年


 
モデルの身体をスキャンして複製した木彫も展示。


 
御朱印と抱き枕は2種ずつございます。
手前の2つは抱き枕。

 

画家のアトリエで観るような日本画、観応えあって楽しゅうござりました。
会期は1月18日まで。

さてスイーツは、神楽坂駅からすぐの、オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド 初潜入。

1階には、メレンゲのスイーツなどが並んでおりまする。

メルベイユは種類が色々あって悩むのぅ。メレンゲも美味しそうじゃ。

カフェは2階と3階で、3階の窓際のテーブル席へ。
店内も可愛いのじゃが、他にお客様がいらっしゃるゆえ写真は撮れず。

エキセントリックとメレンゲをお願いいたしまする~。

ピンク色のエキセントリックは、メレンゲ台にチェリーホイップクリームがふわんふわん。
ひょろ長いメレンゲは、軽くてサックサク。
どちらも美味しいぞよ~。メルベイユ全種類とメレンゲ10個持ってまいれ~!

帰り際に気づいたのじゃが、「ご自由にお使いください」と、SNS用の造花も用意されておりました。


「ハガキサイズ展」&「5つの宝箱」(銀座中央ギャラリー)

2025年01月08日 20時00分00秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、銀座中央ギャラリーの2つのグループ展を観たのでございます。
(写真撮影はどちらも許可を得ておりまする)

まずは、第1(411号室)「ハガキサイズ展」
https://chuogallery.com/events/2025/411/20250106hagaki/index.html

毎年楽しみなハガキサイズ展、今年は31名の作家が参加で、ひとり4点まで出展。

購入したら即お持ち帰りも可ゆえ、たくさん観られる初日に行く気満々じゃったが、お供のEがちと体調を崩し、2日目になってしもうた。

会場はこんな感じ。既にお持ち帰りされた作品もけっこうあるそうな。

例によって撮影失敗した作品もあるからのぅ、14点だけ作家名50音順で。

★朝日百子
在廊なさっていたご本人に色々お話もお伺いでき、嬉しゅうござりました。
《侍女としてのホウボウ》色鉛筆 148㎜×100㎜ 2024


 
★荒井かれん
《meringue》2025 100㎜×148㎜ 和紙に油彩 oilpainting


 
★安藤香子
《breeze(微風)》色鉛筆 2025


 
★Otti Ouri
《遊ぼ》2024年 100×148㎜ 水性ボールペン.油性色鉛筆.ワトソン紙
オカメインコ~!お迎えしたかったのじゃが、推し活の懐事情で涙の断念。


 
★枯葉庭園
《時を統べるもの》透明水彩,アルシュ水彩紙 105㎜×148㎜


 
★qp
《Lighting-up》Dec-2024 100×150㎜ 透明水彩,蓄光顔料,水彩紙


 
★くにおかまさよ
《Joyful Heart》アクリル/油彩 Cardboard はがきサイズ 2024


 
★小牟禮凪海
《ブランケット》和紙.岩絵具.土絵具 2025年


 
★澤下いづみ
《孤独の王 Ⅲ》エッチング、アクアチント、雁皮


 
★竹本慧璃奈
《Sagittarius serpentarius 蛇喰鷲》ペン画、アクリル 2024年


 
★藤ねこりえ
《黎明色ドリップ》2024 ハガキサイズ 紫芯シャープペン 顔彩


 
★minami.
《秘密のお茶会》2024 collage,pen,giclee 245×295㎜ ed:1


 
★未森美佳
《far away》パステル・透明水彩・色鉛筆


 
★やぶきちはる
《BK》2024年 パネル、下地材、アクリル・アキーラ絵具


 
ほんの一部しか載せられんかったが、今年も楽しゅうござりました。
会期は1月11日まで。ご興味ある方はお早めにの。

そして、第2(315号室)「5つの宝箱」
https://chuogallery.com/events/2025/315/20250106itsutu/index.html

5人展で、こちらも会期2日目じゃ。
会場はこんな感じ。

それぞれ2点くらいずつ、作家名50音順で。

★井出三太(11点出展)
出展数が多いゆえ3点載せまする。10㎝角の作品いずれも楽し可愛い。
《ルシファーの館》F6/アクリル

《旅の曲馬団》SM/アクリル

《花うさぎ》10×10/アクリル


 
★工藤ひろし(5点出展)
《天窓》273×410㎜ 油彩、テンペラ、板パネル 2023年

《彼方へ》227×158㎜ 箔、油彩、テンペラ、板パネル 2025年


 
★栗田たみか(7点出展)
《希望の轍》180×120㎜ 銅版 テンペラ 油彩

《無尽の幸せ》F3 ガラス板 油彩
ガラスの裏からだけでなく表からも描かれておる為、遠近感がございます。


 
★ナカムラアキコ(10点出展)
在廊のご本人が、他の4名の作品についても説明してくださり、感謝感謝。
《日の当たる窓》油彩 キャンバス F6号

《風の演奏》油彩 キャンバス ポストカードサイズ


 
★山川空 (6点出展)
大好きな作家じゃが、写真撮影は映り込みで殆ど失敗(涙)
《王子とちびドラゴン、西へ》ジェッソパネル FSM 油彩混合技法 2024.

《猫巻王子Ⅱ》150㎜×150㎜ ベニヤ板 油彩混合技法 2024..
美少年、お迎えしとうござりますが、やはり推し活の懐事情で・・・(涙)


 
観応えあって楽しゅうござりました。
こちらも会期は1月11日まで。

さて、ミニソフでプリンショートケーキパフェじゃ。
おかわりを持ってまいれ~!

★おまけ話
結弦くんが座長の「羽生結弦 notte stellata 2025」、昨日から先行(抽選)申込受付が始まったのでございます。
https://nottestellata.com/

今年のゲストは野村萬斎で、結弦くんとのコラボも楽しみじゃし、やはり生で観たい!
てな訳で、席種を悩みに悩んで申込んだのじゃ。
チケットの神様~!なにとぞなにとぞ~!


志村ふくみ100歳記念 《秋霞》から《野の果て》まで(大倉集古館)

2025年01月05日 20時36分36秒 | 展覧会・美術関連

大倉集古館「志村ふくみ 100歳記念 《秋霞》から《野の果て》まで」を観たのでございます。
https://www.shukokan.org/exhibition/

染織家・志村ふくみの100歳記念の回顧展。前期・後期で展示替えあり、後期じゃ。

31歳で染織の道に入るきっかけとなった《秋霞》から、100歳を目前にして若き日を回想した《野の果てⅡ》まで、着物、能衣装、屏風、小裂帖、手稿など展示されておりまする。
母・小野豊が織った着物や、28歳の若さで亡くなった兄・小野元衞の陶芸も展示。

最近着物を着ていないお供のEは、久々に着物で行きたかったのじゃが、午後から仕事ゆえ普段着で。
わたくしは着物じゃが、ビスうさゆえ割引は受けられぬのじゃ(和装で来館すると300円引き)

気になった作品をリスト順に挙げまする。

【1階】
《秋霞》昭和33年 (1958)
本展のメインビジュアル2点のうちの1点。
ふくみが初めて織り、日本伝統工芸展で初受賞した着物で、深みのある青のグラデーションじゃ。

《野の果てⅡ》令和5年(2023)
ふくみが生涯を振り返って制作した着物。
柔らかな白地に紫根や紅花や春草で染めた淡い色彩が、穏やかな春めいて優しい。

《襲色目屏風》平成11年 (1999) 
裂帖で用いた襲色目の小裂を貼り合わせた小さめ金屏風。可愛い。

《母衣曼荼羅Ⅱ》平成29年(2017)
つなぎ糸をふんだんに織り入れた、様々な青の大きな曼荼羅。

《鳰の湖》昭和34年(1959)
琵琶湖のような青に大胆な斜め線。鳰(水鳥のカイツブリ)を模した水蓮たちが浮かんでおる。
ふくみは、四苦八苦して思うようなものにはならなかったと語っておるようじゃが、わたくしは好きでござります。

《歴程》平成11年 (1999)
白地に藍の青と梔子の黄のすっきりした縦縞が清々しい。

《色と光のこころみ》昭和45年(1970)
様々な淡~い光が集まったような色彩。

《花群星》平成7年 (1995)
沖縄の女性と共同制作した着物。沖縄の海のような青に花織が綺麗。

【2階】
《風露》平成12年 (2000) 
本展のメインビジュアル2点のうちの1点。
生絹の端裂を集めて縫い合わせて着物。ポップな感じもして可愛らしい。

《小裂帖(春夏秋冬)》平成24年 (2012)前期は秋冬、後期は春夏の展示
織りためた小裂を、春夏秋冬それぞれ50枚ずつ和紙に貼り、箱に納めたもの。
様々な紬織り、興味深うござります。 

《舞衣《紅扇》》監修:志村ふくみ 制作:都機工房 令和3年(2021)
本展で初公開の舞衣。緋色は「沖宮」の中でも大切な色だそうな。
たいそう鮮やかじゃが、どぎつさのない柔らかな鮮やかさは、やはり草木染めよのぅ。

《深緑》平成28年 (2016)
緑色は単独の染料がなく、黄色と藍色をかけ合わせて作るそうな。
刈安を椿灰汁で媒染した黄色に藍を重ね染めした美しい緑一色の着物で、お供のEは本展の中でこれが1番着てみたいと申しておる。

《柳の国》平成24年 (2012)
リルケのイメージを、カラスノエンドウ、紫根、刈安、藍で染めた薄緑に託したそうな。
お袖は振袖じゃ。

《クロイツェル・ソナタ》平成25年 (2013)
ベートーベンのヴァイオリンソナタ第9番をイメージして制作。
なるほど~。ふくみがこの曲に抱いたイメージは、かような感じなのじゃな。

【地下】
ふくみに関するビデオが流されており、座って観られまする。

ショップ横の壁にも作品が5点あるぞよ。
《裂の星》2024年
100歳記念の催しの為、100枚の小裂を集めた額。

《窓》
窓に見立てた中に小裂を入れた額。4点あり、販売されておりまする。

志村ふくみの着物は、これまで1点くらいずつしか観た事なく、草木染めの美しい色彩の着物を一度に観る事ができて嬉しゅうござりました。
前期を観逃した事が悔やまれまする。

会期は1月19日まで。

美術館を出て神谷町駅への坂をだらだら下ると、ナチュラルローソンが。

チョコレート買おうと入ったらば、何と!結弦くん、もとい、Novaくんのカプセル(大野海苔の味付のり)が山積みで売られておるではありませぬか!

このケース、Novaくんのアクスタにピッタリサイズだそうで、思わず買ってしもうた。

が、肝心のアクスタがないのじゃ。
今までアクスタはあえて買っておらんかったが、2月の千葉公演で買わねばの。

さてスイーツは、神谷町駅からすぐの、菓子たかむら 初潜入。
素敵な店舗の奥に、秘密基地めいたカフェスペースもございます。

求肥スイーツの八衣は「乾酪」「甘蕉」「絹芋」「苺」で迷うのぅ。うむむ~

「乾酪」をお願いいたしまする~。

とろける求肥の中に、バスクチーズケーキとこし餡とあんぽ柿も入っておる。
あんぽ柿は、無くなり次第終了との事。
甘さは控え目じゃが美味しいぞよ~。30個ほど持ってまいれ~。

コーヒー豆も販売されておりまする。

「アールグレイな感じ」と「ドライフルーツな感じ」がたいそう気になるも、カフェのメニューにはなく豆だけの販売で、もし酸味が強かったら飲めぬゆえ購入は断念。
お試しサイズがあるといいのにのぅ。

お供のEの母上と後輩うさの蒼羽へのお土産に、わたくしが食べた「乾酪」を購入したのでございます。
パッケージも可愛い。

蒼羽も喜んでおりまする。


那波多目功一の世界(郷さくら美術館)

2025年01月04日 20時20分20秒 | 展覧会・美術関連

あけましておめでとうござりまする!
今年も何卒よろしくお願いいたしまする~!

2005年最初の展覧会ブログは、郷さくら美術館「那波多目功一の世界 花と生命へのまなざし」でございます。
https://www.satosakura.jp/?page_id=8922
(写真撮影可)

那波多目功一の日本画は、美しさと独特な寂寥感が好きなのじゃ。
本展は約75年の画業を振り返る回顧展で、約30点が展示されておりまする。

各フロアの展示風景と作品を数点ずつ、出品リスト順に載せるぞよ。
本展のメインビジュアルなど、映り込みが酷過ぎて載せられぬ作品もけっこうあるがの(涙)

【1階A】

《昇陽(ディアナ神殿)》2006
ギリシャではなくポルトガルの神殿じゃよ。

《月輪》1990年

《惜春》2007年


 
【1階B】
この空間は、動物モチーフ(特に鳥)の作品が多くて嬉しいのぅ。

《翔》1973年

《はぐくみ》1973年
クマタカ親子のアップも載せまする。

《白陽》1976年
右下の横向きの鳥は、わたくしの故郷、古代エジプトの壁画からヒントを得たそうな。

《想ひ》1977年
クリムトの世界に惹かれていた頃の作品。


 
日本画の画材コーナー
アズライトとマラカイトは、お供のEがよく着けている指輪の原石じゃ。


 
【3階】
写生に基づいて描かれた風景や花々。特に牡丹の作品が好きなのでございます。

《待春》2009年
この写真では色も不鮮明じゃが、実物はたいそう美しいのじゃ。

《廃園》1983年

《明けゆく(アッシジ)》2001年


 
観応えある回顧展、作品も空間もひとり占めで、静かに観られて良うござりました。
写真撮影は失敗したが、デッサンも5点あったぞよ。
会期は2月24日まで。

【2階】同時開催「桜百景 vol.38」
8名の作家の桜の日本画、11点の展示。
特別展に合わせ、那波多目功一の作品も3点ございます。

4点をリスト順に。
★山田雄貴《紅しだれ》2018

★那波多目功一《春に憩う》2014年
クジャクのお顔アップも。

★齋藤満栄《春の宵》2015年

★後藤まどか《みちる》2023年

こちらの会期も2月24日まで。

前回ここに来たのは昨年9月じゃったが、今回驚いたのは、3階の奥に「さくら之間」なる休憩スペースが出現していた事じゃ。

セルフカフェで買ったコーヒーなどを椅子に座って飲めたり、

本や雑誌も読めたり、

タブレットで収蔵作品を観たりもできまする。

中川脩の日本画も5点展示。

鳥の2点をば。
《尉鶲(じょうびたき)》

《小鳥の森》

お気に入りの美術館が、ますます居心地良くなって嬉しいのでありました。

さて美術館の前に、プリンセスタルトに初潜入でございます。

高架下の向こう側へは殆ど行かぬゆえ、目黒川沿いにかようなお店ができている事に全く気づかず、お友達のアッシュさんに教えて貰って初めて知ったのじゃ。

人気店との事で開店前に行ったらば、アッという間に行列になったが、1巡目で入れたぞよ。

テーブル5つで10席ほどしかなく、先にお席を確保してからケースの中のタルトを選ぶのじゃ。

美味しそうなタルトが14種類!これは迷うぞよ~。

1巡目の他の方々も皆、ケースの前で迷うておる。
しかも紅茶の種類も色々あって、更に迷う~。

「柿とバニラ」「ル・レクチェとキャラメル」「2種の葡萄とタイム」「栗と白餡のタルト」で迷いに迷い・・・

1番甘そげで酸味がなさそげな「栗と白餡のタルト」と、ロイヤルミルクティーをお願いいたしまする~!

栗を練り込んだダマンド、生クリームに白餡とカスタード、上にはココアとピスタチオも散らしてあって美味しいぞよ~。え~い、全種類持ってまいれ~(こらこら)

ロイヤルミルクティーも、大きなカップにたっぷりで嬉しゅうござります。
美味しいのじゃが、最初からお砂糖が入れてあるのがちと残念。
わたくしは超甘党なれど、コーヒー紅茶にお砂糖は入れぬのじゃ。

今度行ったら「お砂糖抜きで」とお願いしてみるか、他の紅茶を飲んでみようかの。
ちなみに紅茶はポットサービスじゃった。