ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

旧岩崎邸で楽しむ金唐紙の世界(旧岩崎邸庭園)

2023年01月11日 20時29分14秒 | 建物・庭園など

ブログ書くのが後回しになってしもうたが、先週、旧岩崎邸庭園「旧岩崎邸で楽しむ金唐紙の世界」を観たのでございます。
https://www.tokyo-park.or.jp/announcement/035/detail/51542.html
(写真撮影可。ただし人物や持ち込み品の撮影は、建物の中も外も不可)

ここは門の外じゃから大丈夫じゃの。

金唐紙の展覧会は、紙の博物館で何年も前に観て、とても興味深かったのじゃ。

17世紀ヨーロッパの宮殿などで使われた「金唐革」(革に型押しや彩色を施した装飾革)を日本の和紙で模した「金唐革紙」は、欧米で人気を博し、明治期に盛んに輸出されるもその後衰退し、昭和中期に製法が途絶えてしもうたのじゃ。

昭和の終わり頃、上田尚は金唐革紙の技術を復元。
一度失われた「金唐革紙」から「蘇った」という意味を込めて、「金唐紙」と呼ぶそうでございます。

本展は、そんな「金唐革紙」や「金唐紙」に焦点を当てた展示。
旧岩崎邸で金唐紙を観るのは初めてじゃし、このブログで旧岩崎邸庭園を取り上げる事自体初めてじゃからの、人物や持ち込み品(わたくしじゃ・涙)を入れなければ写真撮影OKゆえ、一部の金唐紙の他、各部屋の様子もたくさん載せまする。

【洋館】
ジョサイア・コンドルの設計で、明治29年に完成。
外観を3方向から見たところ。

ささ、まいるぞよ。建物内は靴を脱いであがるのじゃ。

〈1階〉
★正面玄関


 
★ホール

《花喰鳥》(現存する版木棒で作った作品)

《三曲屏風 幾何・花唐草・植物文様》


 
★大食堂
薔薇色の壁紙が華やか~。

《金唐革(オランダ製)18世紀》

《ライオン文様》上田尚 作


 
★客室

タイトルなしじゃが、たぶん《田園風景》かの?


 
★ベランダ
ベランダ床のタイルは、ミントン製じゃ。


 
★婦人客室
イスラム風デザインと、シルクの日本刺繍の布張りの天井がツボ。

《アカンサス》


 
★サンルーム


 
★書斎


 
★大階段(階段の途中での撮影は不可)
柱も美しいのぅ。


 
〈2階〉
★ホール

《金唐紙貝合せ》など

孫文記念館 移情閣の「金唐紙」


 
★客室

《狩人》(現存する版木棒で作った作品)


 
★婦人客室
2階の婦人客室もイスラム風。

《壁紙「薔薇文様」》上田尚 作

《バラ文様》(現存する版木棒で作った作品)上田尚

短形テーブルの上に、金唐紙見本帖(12点入り)


 
★客室
金唐革紙の壁紙がゴージャス~。

タイトルなし。

金唐革紙 制作工程

版木ロール


 
★集会室

《桐花》鹿鳴館

《田園風景》上田尚 作

金唐紙の帯《田園風景》西陣織で初めてのこころみ

タイトルなしじゃが、たぶん《花唐草》かの?


 
★ベランダ


 
【和館】
外に出ずとも、洋館1階から廊下を通って行けまする。

外観はこんな感じじゃが、完成当時は建坪550坪もあったそうな。


 
★広間

《うずまき文様》(現存する版木棒で作った作品)上田尚

《花唐草文様》(旧藪内邸)


 
★次之間・三之間
お茶席になっていて、お抹茶セットやケーキセットなど頂けるのじゃ。

チーズケーキセット食べたかったのじゃが、お供のEは暖房なしの室内を歩き回った足が氷のように冷えており、寒さに耐えきれず涙の断念。

この部屋の横の廊下は、奥の板絵に可愛いフクロウが描かれておるのじゃが、撮影は失敗。


 
【撞球室】
ジョサイア・コンドルの設計の、山小屋チックなビリヤード室。
室内には入れず、外から見るのじゃよ。

洋館から離れた位置に建っており、見学は庭を通って行くのじゃ。

が、実は洋館から繋がる地下通路があるんじゃと。さすが岩崎邸よのぅ。
この井戸めいた石組は、地下道の為の通気口だそうな。

様々な金唐紙を素敵なお屋敷で観る事ができ、たいそう楽しゅうござりました。

会期は1月15日まで。
入園料400円で、明治時代のゴージャスな雰囲気を味わえますぞ。

建物内は靴を脱ぐゆえ、寒い日にいらっしゃる方は厚手のソックスなど持って行くのがお勧めじゃよ。


白井晟一 入門 第2部/Back to 1981 建物公開(松濤美術館)

2022年01月23日 20時14分30秒 | 建物・庭園など

先日のブログの続きでございます。

渋谷ではもうひとつ、渋谷区立松濤美術館「白井晟一 入門 第2部/Back to 1981 建物公開」を観ましたのじゃ。
https://shoto-museum.jp/exhibitions/194sirai/
(写真撮影可。ただし館長室、事務室、地下2階ホールなどは不可)
(展示作品の個別の撮影も不可)

松濤美術館の開館40周年記念展。
ここの建物は大好きなのに、建物を生み出した建築家・白井晟一については殆ど知らなかったのじゃ。
白井の建築でわたくしが行った事あるのも、ここの他は麻布台のノアビルだけじゃしのぅ。
なのになのに、昨年の「第1部/白井晟一クロニクル」は観逃してしもうた~(涙)

今回の「第2部」は、晩年の代表的建築のひとつである松濤美術館の建物自体に焦点を当て、白井がイメージした竣工当時の姿に近づけ、白井の書や蒐集した美術品などとともに公開。
これは絶対に観逃す訳にはいかぬじゃろうて。

建物の一部を除いて写真撮影可なのも嬉しく、たくさん撮ったので載せまする。
平日の昼間じゃったが、渋谷区民無料の日だったからか思うたより人がおり、人を避けて撮ったゆえ不自然な写真が多いがの。
ささ、まいりますぞ。

【正面入口】


 

上部のライトの位置はランダム。


 

左手の窓は以前から知っておったが、


 

右手に蛇口があった事は初めて気づきました~。


 

【エントランス】
天井は、薄く切った縞瑪瑙をガラスに挟んであるんじゃと。


 

【ブリッジ】


 

ブリッジから見上げた空と、見下ろした噴水。


 

ブリッジを見上げたところと、見下ろしたところ。


 

ちなみに下の噴水はこんな感じ。


 

ブリッジの先はいつもは閉鎖されておるが、今回はそのまま進んで回廊に出られるのじゃ。ワクワク

【回廊】
ブリッジを通って回廊へ。ここから地下1階の第1展示室が見下ろせるのじゃ。
が、ここから降りる事はできませぬ。
地下へ降りるには、ロビーを経由せねばの。


 

【1階ロビー】
ロビーを通って地下や2階へ進むのじゃ。
右手に見えるのは、鏡とロッカールーム。 
楕円の窓から小さな庭が見えまする。


 

【螺旋階段(大)】
階段の曲線と照明(照明も白井のデザイン)がツボで、いつもエレベーターは使わず階段を使うのでございます。
地下へまいりまする。


 

【地下1階 第1展示室(主陳列室)】
天井の高さは6.4mあるそうな。
噴水側の窓は、いつもは直射日光を避ける為に覆われておるが、覆いが取り外されて素敵さ倍増~。


 

【螺旋階段】
初めて地下2階まで降りたらば、何やら暗うござりますが、これがオリジナルの暗さなんですと。


 

【地下2階 茶室】
初公開!松濤美術館に茶室があったとは知らなんだ。
が、茶室として使用された事は一度もないそうで、白井が美術館を訪れた時には、お気に入りのこの茶室で寛いでおったとか。


 

茶室の中には入れず、ここから中を覗くんじゃよ。


 

地下2階のロビーには、彫刻作品が8点ほどずらりと展示されておりますが、残念ながら撮影は不可。
お次はお2階へまいるぞよ。

【2階ロビー】
「渋谷美術館」と「渋谷区立 松濤美術館」それぞれ1:100の模型(白井晟一研究所)も展示されておりました。


 

こちらの小さいカウンターは、展示室内に喫茶があった時の厨房跡じゃよ。


 

【2階 第2展示室(サロンミューゼ・特別陳列室)】
・サロンミューゼ(148㎡)
ブラジリアンローズウッドの梁や柱は機能はなく、デザインとして取り入れられておりまする。
家具は40年前から使われていたもの。
デ・セデ社の革製の大型ソファは、たいそう座り心地が良いのじゃ。

わたくしはまだ生まれておらんかったが、2009年までは喫茶があり、お供のEはこのソファに座って作品を眺めながら、お茶とケーキなぞ頂いておったのじゃ。
カフェぜひ再開して欲しいが、作品の保護などの問題で無理じゃろうなぁ(涙)


 

燭台風スタンドライトも椅子も素敵。
スタンドライトは、蝋燭が溶けていくようなデザインがツボ。


 

壁はベネチアンベルベット貼りで、床には音が響かないカーペットが敷き詰められておりまする。
壁のアップじゃ。


 

こちら側には、松濤美術館の図面や写真や模型など展示。


 

・特別陳列室(30㎡)
白井の書や、硯や筆、ガラスの器などが展示。


 

館内のあちこちにあるヨーロッパ製フレームの鏡は、白井自身が選んで配置したのじゃ。


 

建物そのものを、普段入れぬ場所までじっくり観る事ができ、色々知る事もできて大満足でござりました。
これはひょっとしたら、今年の「ウェネト的ツボな展覧会ベスト10」に入るやも知れませぬ。

建物公開、数年おきでもよいから定期的に開催して欲しいのぅ。
その時は、サロンミューゼのカフェも再開して欲しい・・・

会期は1月30日まで。1月25~30日は日時指定制だそうな。
いらっしゃるご予定の方は、美術館HPを確認しての。

さて、今朝の「日曜美術館」が白井晟一だった事を、たった今知ったのでございます。
今朝は早くから出かけたから見逃してしもうた。残念じゃ(涙)


旧公衆衛生院(港区立郷土歴史館)

2021年11月28日 19時27分08秒 | 建物・庭園など

前回のブログの続きでございます。

「人形 人とともにあるもの」を観るべく、初めて港区立郷土歴史館[ゆかしの杜]へ行ったらば、旧公衆衛生院の建物がたいそうツボだったのじゃ。

建物は、内田祥三の設計で昭和13(1938)年に建設。
「公衆衛生院」は、日本の公衆衛生の普及活動などを目的として国が設立した機関で、平成14(2002)年に埼玉県和光市に移転するまで、この建物が使用されていたそうな。

外観はこんな感じ。全景がカメラに入り切らぬ~。


 

平成21(2009)年、港区がここを取得して改修し、平成30(2018)年に郷土歴史館を中心とした複合施設として開館。
なぬ?たった3年前ですと?気づかんはずじゃわ~。

常設展示室や特別展示室以外は入場無料で写真撮影も可。
予備知識全くナシで行った建物にテンション爆上がりして写真も撮ったゆえ、見た順に載せまする。

中央エントランスの階が1階かと思いきや2階で、展覧会を観た特別展示室も2階ゆえ、ここからスタートするぞよ。

【2階】
★2F中央ホール
2層吹き抜けの空間がたいそう素敵で大興奮。


 

★旧図書閲覧室
コミュニケーションルームとして使われるも、コロナ禍の影響で現在閉鎖中(涙)
ガラス扉の外から覗く事はでき、クジラの骨らしきものやステンドグラスなども見えたぞよ。


 

★旧図書館長室


 

★エレベーター跡
3基あったエレベーターのうち、ここだけ建設当初の回数表示器とボタンが残されていたんじゃと。


 

【1階】
他の階を回る前に、1階のカフェでおやつを食べるかの。階段萌え~。


 

★1F中央ホール
1階じゃが実際は地下なので、床をプリズムガラスにする事で外光が届くように設計されておる。


 

★旧食堂
食堂として設計された空間。蒸気式ラジエーターや泰山タイルも見られまする。
現在は八芳園プロデュースのカフェ、VEGETABLE LIFEになっておるのじゃ。
店名通り、メニューはヘルシーじゃよ。


 

11時まではモーニングタイムで、ベジボウルが税込550円という嬉しい価格。
日替わりの野菜デリ6種類の中から4種類を選ぶと、雑穀米の上にサラダと一緒に乗せてくれるのじゃ。


 

選んだのは、ピリ辛炒め、豆のサラダ、人参シリシリ、白和え。
意外に思われるやも知れぬが、わたくしは野菜も大好きなのじゃ。ウサギじゃしの。
赤い飲み物は、無料のデトックスウォーターじゃよ。


 

この後は6階に上がって、順に下りてこようかの。

【6階】
★旧女子寮
公衆衛生を学びに来る保健師の女子寮として設計され、かつては居室が並んでおったとか。


 

【4階】
★旧講堂
340席の階段状のカッコいい講堂も完全貸切状態じゃ。テンション上がるのぅ。


 

下の講壇側から見たところ。


 

講壇の左右には、新海竹蔵によるレリーフ《羊》と《葦鷺》
こちらは向かって右の《葦鷺》で、水辺の葦の下で戯れる3羽の鷺。


 

備え付けの机椅子。


 

窓から中央エントランスが見えまする。


 

★旧講義室(教室)
かつての教室が休憩室に。黒板が残っておる。


 

【3階】
旧院長室・旧次長室へ向かう廊下。


 

★旧院長室
公衆衛生院長の執務室。
当時は高級だったベニヤ材が張られ、床は寄木細工など、建物の中で最も手の込んだしつらえだそうな。


 

★旧次長室


 

★休憩室B


 

★旧書庫
現在は図書館として利用されておりまする。


 

3階から2階を見下ろしたところ。


 

そそ、2階にはミュージアムショップもありまして、郷土歴史館グッズもございます。
旧公衆衛生院のスノードーム、可愛いのぅ(こちらも写真撮影は許可を得ておりまする)


 

建物の一部の大まかな写真しか載せんかったが、照明など細部を見るのも楽しゅうござりました。
受付や展示室や警備の方々など、スタッフがたいそう感じ良いのも印象的じゃった。
駅からも近いし、また行かねばの。

ちなみに駅の2番出口から出て最初に見えるのはこちら側の小さい入口じゃが、ここではなく最初に載せた中央エントランスから入るのじゃよ。


 

さて、昨夜のGPSロシア杯、ライスト見るべく大急ぎで帰宅し、大急ぎで夕食を食べ、超特急でブログ書き、準備万端で見始めたのに、男子FSの途中でライストが止まってしもうた~(号泣)
結果は既に知っておるが、動画も見ねばのぅ。
しかしGPファイナル進出者、女子シングルは6人中5人がロシア勢とは、ロシア(特にエテリ組)恐るべし。
今夜21時からのエキシビションは、どうか止まらず最後まで見られますように!


ありがとう!ホテルグランドパレス(2021年6月30日・閉館)

2021年06月30日 06時12分09秒 | 建物・庭園など

九段下のホテルグランドパレスが、本日6月30日で営業終了となるのでございます。


 

1972年開業の24階建てホテル、開業50周年を目前に控えながら、コロナ禍で49年の歴史に幕を閉じる事になろうとは(涙)


 

ずっとご無沙汰しておったが、お供のEは学生の頃、ここのオレンジケーキにハマってよく買いに行ったり、フランス料理のレストランやカフェに行ったりして、思い出がたくさんあるのじゃ。
いつでも行けると思うてのご無沙汰じゃったが、こんな事ならもっと行っておけばよかった・・・と後悔しておるそうな。

てな訳で今月は3回行き、お食事したりケーキ買ったりして別れを惜しんだゆえ、ブログに書いておきまする。


 

ロビー。


 

まずは先週行ったフランス料理 クラウンレストラン
23階のエレベーターホールと、レストラン入口。


 

店内の様子は、Eの記憶とはちと違っておりまする。
コロナ対策で、この空間にテーブルは5つのみなのじゃ。
まだ他にお客様がおらんかったから、店内全景も撮ったぞよ。


 

窓からの眺め。曇り空が残念じゃが、遠くスカイツリーまで見えまする。


 

ランチセット数種類から、レディースランチをチョイス。
アミューズ。


 

前菜。自家製パテドカンパーニュ 菜園仕立て。


 

メインのワンプレートは、本日のスープ、鮮魚のソテー ラヴィゴットソース、和牛のテール煮込み パイ包み。


 

パンは3種類。撮る前にうっかりブドウパンをかじってしもうた。


 

パティシェ特製デザート。10人前お願いいたしまする~!(こらこら)


 

折角なので違うデザートも追加しようと思うたら、セット以外はもうご用意できぬとの事じゃった。
クラウンで最後のお食事、しんみりしつつ味わったのでございます。
お供のEが行っていた当時からいらっしゃるスタッフにもお会いでき、思い出話もできて嬉しゅうござりました。

そして昨日は、1階のレストラン&カフェ カトレアへ。


 

店内。


 

窓からの眺め。


 

Eはここでよくケーキを食べておったが、食べ納めじゃからの、お食事メニューも食べますぞ。
伝統の帆立貝柱のピラフ シャトーソース、帆立貝柱がゴロゴロ入っていて嬉しいのぅ。


 

デザートは勿論、マロンシャンテリーじゃ。
久々のマロンシャンテリー、お代わりしようと思うたが、何とか思いとどまったのでありました。


 

1階のケーキ&ベーカリー ジュリーでは、今月2回お買い物しましたのじゃ。
こちらは生ケーキ。


 

が、お目当ては懐かしのオレンジケーキでございます。
ここのオレンジケーキは、オレンジピールがたっぷり入って、しっとり柔らかくて美味しいのじゃ。

軒並み売切れシールが付いておるが、予約は抜かりなし。


 

先々週買ったのは、いつも買っていた角型タイプ。


 

うつわやみたすのお皿に乗せて、じっくり味わいつつ1本瞬殺。


 

そして昨日は、1箱8個入りのスライスタイプを買ったのじゃ。


 

オレンジケーキ、今後はもう味わえぬのが悲しいのぅ。
大手町のパレスホテルでも同じようなオレンジケーキを販売しておるが、グランドパレスのとは微妙に違うのじゃ。
オレンジケーキだけでも販売を続けて下さらぬかのぅ。 

結局、宿泊は一度もしたことなかったが、泊まってみればよかった。
閉館後はどうなるのじゃろうか・・・
が、ホテルは無くなっても、心の中にずっと留めておきまする。

ありがとうグランドパレス!そして49年間お疲れ様でござりました!


旧古河庭園

2019年06月30日 06時28分20秒 | 建物・庭園など

いつも展覧会の話から先に書いておるゆえ、ちと日が経ってしもうたが、旧古河庭園へ行ったのでございます。
何とか6月中に書けてよかった~。

旧古河庭園の洋館やバラ園は好きじゃったのに、お供のEは何年もご無沙汰しておったのじゃ。

旧古河庭園について、ごく簡単に書きますると、
1917年(大正6年)、古河財閥3代目当主の本宅として、洋館と洋風庭園がジョサイア・コンドルの設計で竣工。
1919年(大正8年)には、日本庭園が七代目植治(小川治兵衛)により作庭。

ここの敷地は高低差がけっこうあり、丘の上に洋館、斜面に洋風庭園、そして低地に日本庭園がございます。
が、わたくしが行った日は厳しい暑さで日差しも強く、日本庭園に辿り着く前に力尽きてしもうた。

こちらが洋館じゃ。


 

館内は1日3回見学会がありまして、ガイドの方が解説しながら見せてくださるのじゃが、残念ながら写真撮影は不可じゃった。
館内の喫茶室も利用でき、優雅に(?)ローズティーを頂いたのじゃが、喫茶室も撮影不可。

なので、お庭の写真を載せますぞ。
洋館から階段を下りると、たくさんのバラが~。


 

暑い日が続いて花も少々弱っておったのか、香りはそれほど漂いませぬが、色々な種類がございます。
一部をば。

《アンジェラ》 みっしりまとまって咲いておるぞよ。


 

《シンデレラ》 小さめサイズで可憐よのぅ。


 

《ヨハネ・パウロ2世》 高貴な白バラ。


 

《丹頂》 丹頂鶴めいた和なイメージの色のグラデーションがたいそう綺麗。


 

《ブルーライト》 薄紫色のバラ、とっても良い香りじゃった。


 

《マリア・カラス》 確かにマリア・カラスのイメージじゃの。


 

他にも色々あったのじゃが、焼けつくような日差しに負けて木陰に退散。 
売店でバラのアイスを買って、庭園を眺めながら食べたぞよ。
甘さは控えすぎじゃが、バラの香りが漂うアイス。


 

春のバラが見られるのは本日6月30日までで、明日7月1日には全て切ってしまうんですと。
秋になったら涼しい日を選んで、秋バラと日本庭園も見に行ってみようかの。

さて、お供のEが以前行った時には、駒込駅前のアルプス洋菓子でケーキを食べたのじゃが、今年の3月末に創業60年目で閉店してしもうたのじゃ。
お店のシャッターに貼られた閉店のお知らせが切なかったぞよ。

で、行き当たりばったりなインド料理店へ。
ランチセットのナンをチーズナンに変更して、タンドリーチキンとマンゴーラッシーも追加してたもれ~。


 

シーフードカレーは全くクセのない食べやすいお味なれど、シーフードはどこじゃ?(こらこら)
チーズナン美味じゃ。おかわりを持ってまいれ~。