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イエスのビデオ

2006-01-27 | 漫画・小説・本
面白いんだよ~。というオススメを受けて、メモ。
話のコンセプトはかなり面白そうなんだけど。
上下巻。
アンドレアス・エシュバッハ著
イエスのビデオ
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7月10日読了、追記。
ネタバレ内容:

ある発掘現場から、某メーカーのビデオの取り扱い説明書が発見される。
しかも、まだ開発されていない最新機器。
測定すると2,000年経過していることが判明。
数年後開発されるビデオを持って、誰かがタイムスリップして、
何を撮影しようとしていたのか?

ドイツからSF作家が招かれ、その意味するところを考えるように依頼される。

アメリカの巨大映像グループを仕切っている男はビデオを金儲けに利用しようとする。

2枚のメモに残された記述は、旅行者が偶然時を超えて、
撮影した歴史上有名な人物の姿を後世に残すべく、
ビデオカメラを某所に隠したということ。

2,000年前に建設されたその建築物は現代では聖地になっていて、
ビデオカメラを隠すには絶好の場所。
探り当てた主人公はそこから別の場所に移されたことを突き止める。

100年に一度、電池が自然に復活して動かすことが出来たその機器を
選ばれた修道士が瞬きをするだけの時間みることが出来た。

地下に隠されたビデオカメラを託された主人公は、
追ってきた敵に包囲されて危機一髪。
抜け穴を通って脱出する。
砂漠を横切って逃げ続ける過酷な状況でついに捕獲されてしまった。

バチカンから派遣された男によってビデオカメラと記録データは破壊されてしまう。

数年後、主人公は発掘に同行していた教授からビデオをみせられる。
昔イスラエルに駐軍していた時に死海文書の一部からディスクを発見。
当時はそれが何かを理解できなかった。
ディスクを持ち帰り、その後教授になり発掘の仕事をすることに。
開発されていないビデオカメラを発掘して再生する為に。
やっとビデオカメラが発売になって、再生機器のみを購入した教授が、
主人公にみせたビデオにはイエスの姿が映っていた。

そのビデオも何者か(おそらくはバチカン)に破壊されてしまう。
しかし、コピーされた映像は残って世界中に公開された。

数名の若者が演じた「イエスのビデオ」が出回る。
当時の言葉アラム語を習得して撮影は行われた。

さらに数年後、一人のアメリカ人がイスラエルへ旅立つ。
最新のビデオカメラを手にして。

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本当にイエスのビデオは存在したのだろうか?
捏造された取り扱い説明書とビデオに振り回されただけではないのか?
たまたまイスラエルに旅行に行くという青年は時空を超えたのか?

細かいどんでん返しが連続するので、
いったい真実はどれなんだろう?と思うのだけど。
読んだ人がどの時点を真実と受け止めるかを試すような感じ。
キリスト教徒なら、更に違う感覚で読めるのかな。

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