精神科医 最上悠著
3匹なら座ってオッパイあげられる
『8050 親の「傾聴」が子どもを救う』を読んだ。
親の「傾聴と共感」があれば、たとえ子どもが50歳でも立ち直れるという
『家族療法』について書かれた本。
親が変わることで、20代から40代の子どもが長期間のひきこもりから脱した事例がいくつか挙げられている。
巻末には子どもにこんなこと言われたら親はどう答えればいいかというQ&Aも載っている。
あぁ、自分は全然出来てないなぁと思った😣
「傾聴」と「共感」
頭では分かっちゃいるけど実践は難しい。
話は耳で「聞く」のではなく心で「聴く」
子どもは“五感”を使って親のすべてを見ている
うわべの共感はすぐに見抜かれてしまうのだ。
難しいなぁ。
ニイト君に「整形してイケメンになって女のヒモになって生きる」と言われて、どうやって「傾聴」と「共感」できるのか…
ところで、この著書にコラムとして書いてあったのが、『不確実性への耐性』の大切さ。
これは問題に直面したときに結論を急がず、悩みや不安があっても、答えの出ない状態に耐え待つ力のこと。
先が見通せず不安や悩みを抱えていても、すぐにベストアンサーは求めずに、焦らず、先の見えないその状態に寄り添いながら耐える、心の持久力とも言い換えられる。
正解が存在しない中でいつも無理矢理答えを出そうとするのは、結果的に不正解の量産という挫折を繰り返し、燃え尽きを生むと考えられている。
こういうときは無理に白黒つけずにグレーを受け入れて、その気持ち悪さ、不確実性への耐性を高めることが重要。
これは子育てにも当てはまる。
子育てにおいて、親が不確実性への耐性を身につけるには、先行きの見えない不安に苛まれても、すぐに楽になろう、根拠なく見通しをつけて解決しようなどとせずに、耐えて我が子の話にじっと耳を傾けるしかない。
その際、相手は子どもだから、とんちんかんなことも言うでしょう。聞いていて不快な気分になることもあるでしょう。しかし、ひたすら聴くことに徹しましょう。
この「傾聴」ができれば、やがて子どもの感情に「共感」することができるはず
と書いてある。
そうか。
トンチンカンなこと言われても、ひたすら『聴く』
できるかなぁ😓
ニイト君は先日たまたま朝早く起きて来て、私が仕事に遅刻しそうだったのでゴミ出しを頼んだら、「はーい」と言ってすんなりゴミ出ししてくれた。
資源ゴミ回収の日でもあり、町内の役員の人が立っていたのだけど抵抗なく出しに行けた。
良き良き
3匹になった子猫達
3匹なら座ってオッパイあげられる
(タコみたいだな)
里子に出した子達も元気にしているようだよかった、よかった