生きがい福寿草 春を呼ぶ 1株から50年、千株に 岡山・新見の95歳森光さん方
2/7(木) 16:28配信 山陽新聞デジタル
森光さん方の庭で開花しているフクジュソウ
岡山県新見市の森光栄さん(95)方の庭で、春の訪れを告げるフクジュソウが開花を始めた。暖冬傾向で例年より1週間ほど早く、大きいもので直径5センチ程度の可憐(かれん)な黄色い花が顔をのぞかせている。
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フクジュソウ(福寿草)はキンポウゲ科の多年草で、別名・ガンジツソウ(元日草)と縁起の良い名称もあって人気がある。森光さんは50年ほど前に知人から譲り受けた1株を毎年株分けし、約千株に増やした。防寒用のもみ殻を敷くなど世話を続け、現在は日当たりの良い箇所を中心に3割程度が花を咲かせ、3月中までは楽しめるという。
昨年は自身が脳梗塞を患い、愛妻にも先立たれた森光さんにとって「フクジュソウの手入れは生きがいの一つ」。「小さな花を見ると心が和む。県外から愛好家が訪れることもあり、気軽に立ち寄ってほしい」と話している。
森光さん方は草間自然休養村カルスト山荘の近く。
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最終更新:2/7(木) 18:00
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