ウルタ君が子猫の時からブログ記事を書いておりまして、一度も
「ブログ記事書いていない大半の時間は、飼主なにやってるんですか?」
などという質問を受けたことがありません。飼主がそのような質問に
答えるはずがないことはもちろん皆さんがご存じです。
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youtubeで猫動画見て笑ったり、優しい気持ちになったりして過ごす
時間があります。その、飼主における未知の空白の時間の一部は、
猫動画やら見ていることもあるわけですよ。
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いつもここでクルシャ君の動画を貼るためにyoutube使ってるので、つい
他の動画も観る。そのときに、ほんのたまに動画へのコメントを入れること
があります。実際、とある動画にコメントを入れてしまったのです。
まずその結果を御覧下さい。
何が起きているか分かりますか?
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緊張して、レッドゾーンにある猫が、もう突撃準備ができている段階の動画ですよ。
ここに「phyco cat」なんていうタイトルがついてる。刺激しないように、こんな
状態の猫はそっとしておくのが一番です。飼主はサオシュやウルタ君が生唾呑み出した
瞬間にうっかり手を出して血だらけになったことが何度もあります。
この状態の猫の脳は、もう制御できなくなっているのです。
だから「生唾呑んでる猫には注意です。」と、一言だけ、簡単にコメント入れたのです。
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そうすると、まあ猫の緊張状態が極限に達した様子について指摘してる飼主に
動画をアップしたユーザーが質問してきました。放っておきます。
何が知りたいのか、分からない。
そしてしばらくすると、日本語知らない人が翻訳サイトか何かで飼主のコメント
を訳してきて、その訳に従って返事をしてきます。
No, you cant eat this cat....
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もう、何があったか分かりますよね。
飼主のコメント、「生唾呑んでる猫には注意です。」の「生唾のんでる」の部分を
訳してきて、Looks yummy か何かだと思ったわけですよ。翻訳の例文の中に
そういうのがあったんでしょう。用例としては一般的ですが、飼主は主語を猫に
してるんでね。もうこんな簡単なこと伝えることも難しい。話をする以前の問題。
ちょっと翻訳通すだけで、飼主が動画の猫を
喰いたがってるなんて話に飛躍してしまうんですね。
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情報インフラも器機も充実して、コミュニケーションが容易になってきたかのようですが
それを操る個が全然追いついてません。リテラシーが低いままなら、情報インフラが逆に
個人をそれぞれ収奪し、ディスコミュニケーションの状態に置き去りにする、なんて簡単
じゃありませんか。
結局、この一件で飼主は一日中笑えたし、現状も分かったしで、コメント実験大成功。
しかし、一週間ばかり経て、コメントが変更されました。
誤訳、誤認だったことを先方がご理解なさったようで、
I too, like ping pong.
となりました。
難しいですね、異なる言語間の交流は。
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