クルシャ君、今週はウルタ君が帰天して七年目の
日がやってきますよ。
君が生まれる二週間前でもある。
七年間クルシャ君と一緒に居られたおかげで
ウルタ君を穏やかに送り終えることができるような
気がする。
どうも飼主は寝言で未だにウルタ君を呼んでいる
ようだが。もちろん、これから何度でも呼び続ける
んじゃないかな。
つい先ほど、関係ないんだがものすごい動画を見つけてね。
ちょっと貼り付けるよ。
Рысь играет с ребенком
これ。
嬰児をあやすリンクス
動物と絡んでるロシア発の動画にはいろいろと驚かされる
ものがあるのだが、これほどインパクトあるものは、かつてない。
このリンクスは、あやしてる嬰児を護るだろうね。
もしかすると、撮影しているであろう親ができる以上のこと
でもやりきるかもしれない。
さすがに、びっくりしますけど
弱い者に優しいのが猫ですから。
そうなんだよね。
ビッグキャットも猫ですからね。
それで、話また変わりますけどね、その昔ウルタ君が
去ってから、どうにかようやく外出できたときに、出先で
黙って座りながら地酒を飲み始めたのは知っているよね?
以来、ウルタ君を惜しむのと地酒を惜しむのが
連合しているようなんだ。
クルの写真より、地酒のラベルの方が
多いことありませんか?
いやどうだろ。
あるかもしれないけど。
いつも飲んでるわけでは無いんですけど、つい
感動して撮ってしまう。料理とか店だと写せない
こともあるのでね。
それでね、京都北部の地酒で903と書いて、くまさん
と読ませるラベルがありましてね。これがなかなか手に入らない。
偶然、出先で同じ酒造会社の46903(しろくまさん)を発見。
これがなかなか美味でした。もう見られないかもしれない。
刻印されたものは変わらなくても、
変化は続くのですね。
マルクス帝がそんなこと言ってましたね。
いかなる苦しみであっても、当事者が想像で苦しみを補わない限り、
耐えられるものである、とも。
黙って伸ばした指先を見つめるクルシャ君。
ウルタールのうる総集編: 3 (うるたやBOOKS) | |
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