SL-1200を金田式駆動する場合にストロボパターンの精度が問題になってくるようです。
安いし、コンパクトだし、ルックスも好みなので選んだ初代SL-1200でしたが、どうやらSL-1100に比べてストロボの精度が悪いようです。
SL-1100の実機を触ったことが無いので、具体的な精度の違いは分かりませんが、SL-1200のストロボはそのままでは速度検出に使えそうにありません。
金田式ターンテーブル制御はストロボパターンを光センサで検出し、マスタークロックに同期させるようにサーボを掛ける仕組みです。
ストロボの精度が重要なんです。
そこで、ストロボを削りましたw。
文章で表現するのが難しいんですが、SL-1200のストロボの○が小さい部分は○が大きい部分より盛り上がっているんです。
削れば、○がほぼ同じ大きさになりそうに見えました。
耐水ペーパー240番で大まかに削り、倍々で番手を上げていき、コンパウンドで仕上げました。
結果出てきた信号が此れです。
ちなみにフォトインタラプタを固定するアングルは15mm幅で2mm厚のアルミ製フラットバーをペンチで曲げて作成。目測で現物合わせです。
此れに使い古しの携帯電話のACアダプターで±5Vをフォトインタラプタに供給し、1000pF+390kΩのCRで構成する微分回路の390kΩの部分の波形をオシロで表示したのが上の画像です。
頑張った甲斐あり、周期のブレ、つまりジッターは有るものの、かなり少なく出来たんじゃないかと思います~。
振幅にもブレはありますが、ターンテーブル自体が偏心している為に光センサの焦点距離が変動するので、ある程度は仕方ないようです。まあ、もう少しストロボを磨く必要もありそうですね。
兎に角は此れで本腰を入れてターンテーブル制御アンプの作成に取り掛かれます。
ストロボは自分の手作業による研磨ですから、きっと僕の琴線とシンクロした音を出してくれるはず!
・・・っと信じてw頑張ります~。
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此処が安定しない事には先に進めません。
もし76rpm(SP)で回せればどの様に偏芯してるか判ると思います。
ストロボパターン幅不均一は最終手段として、制御を緩くすれば解決しますよ。
Nong-Khaiさんが昔使ってたSP-10でしたっけ?僅かな偏心には気付かれませんでした?SP-10は精度が良かったんでしょうか。
SL-1100の精度は満足出来ていそうなんで、このまま行ってみます~。
Denonの方はシャフト自体が斜めにズレてたので分解して曲げ修正しました。
回転物の場合は必ず機械的な修正が伴いますよ。
バランスの測定機器は何を使われたんですか?その部分の精度と費用が重要ですね。
DenonはDDモーターを分解して軸へマーク。
万力で固定し、鉄パイプ刺して修正です。
当時は測定器なんか無し、プラッター脇へボルト突き出してセンターと上下動を見ると言う極めて原始的方法ですよ。
まあ、僕のプラッターも削った分ウエイトを貼っていますが、バランスは崩れてそうですw。
>>偏芯取り
そんなことが可能なのか、私には見当もつきません。
センター穴を動かせないので、周辺をならすのでしょうか。
私は、予備のプラッターを近所の機械加工工場へ夕べ預けました。
かなり状態の悪いものです。
ストロボパターン部分を、黒のアクリルスプレーで塗ってしまいました。
その状態で、磨いてもらえば新品同様になるかな、と。
実際に塗ったものを持参して相談したところ、このような突起のある形態だと、
「磨き」では対応できないそうです。
磨きをすると、半端に黒の地も削れてしまうそうです。(^_^;)
このプラッターのような場合は、ごく薄く表面を削り取る作業になるそうです。
切削作業をすると、結果的にシオーヤの求める結果が得られるのでしょうか。
加工工賃は交渉中。1万円を超えないよう、お願いしています。
あくまでも僕の想像ですのでw。
僕が実際に行ったのも業者さんと同じことになると思います。地道に耐水ペーパーで削りました。
僕の場合は不均一なストロボパターンの○の大きさを揃えたかったので、業者さんに依頼するとかなりの工賃を覚悟しなければならないと思います。
でも、プロの仕事の仕上がりには興味がありますので、インプレッションを教えていただけたら嬉しいです~。
後、個人情報が掲載されていたので、その部分を修正しましたので悪しからず。
と、思ったらもうカナダですね。(^_^;)
その後、進展はどうですか?
プレイヤーはSL-1200以外に何をお使いなんですか?
SL-1200の基盤、遅れてしまって申し訳ありません。m(_ _)m
今週末に発送したいと思います。
進捗状況は基盤製作は完了していて、後は調整とケーシングです。プリやパワーと違い、ここからが本番だそうなので頑張ります~。
プレイヤーは以前、パイオニアのPL-30を友人から借りていました。返却したので、今は未完成のSL-1200だけです。
どうしてこの話題のエントリーがないんですか。
ぜひ書いて欲しいぞ。(^_^;)
私もその後色々経験を積んで、SL-1200 MK1に関しては、かなり言いたいことがあります。
このプレイヤーの本質は、「コンパクトネス」だと思う。
他のプレイヤーに比べて、本当に小さい。
ナショナルとしては、Hi-Fiとしてはギリギリの大きさをねらったのだと思うし、世界的にヒットして、MK2以降に受け継がれたのも、この大きさが要素の1つだと思う。
でも、そこが問題でもあって。この大きさだから、使えるアームがほとんど無いんじゃないかなぁ。せいぜいSME 3009か、テクニクスのオプションアームくらいだと思う。
ということで、話がひっくり返ってしまうかも知れないけれど、苦労するならSL-110 (1100)がいいなぁ。
もっとも、SL-110くらいの重ーいプラッターで、金田式のコントローラを使う意味があるのだろうか。(^_^;)
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頂いたプリンスのラベルをお返しします。やっぱり、これは取っておかないと。
(24時間くらいで消えるはず)
http://kie.nu/19SO
9月から組上げ開始したいと思っています。
僕もSL-1200 MK1は機能美溢れるコンパクトさに惚れました~。
しかも、安価w。ジツはSL-110は金田式採用機種!だから高価だし、タマも少ないから色々リスク有りそうだし、デカいし、SL-1200ほど美しくないのが、僕があえて選ばなかった理由です。
仰るとおり、アーム選択が大変ですね・・・。
僕はSME 3009Rを想っておりますが、出会いがありません。
態々、ラベルを返送してくださるんですか!?
どうもありがとうございます。m(_ _)m 綺麗に剥がせそうになかったんで、諦めていました。
バッチリ保存しました~。
色々事情があって。
シオーヤは欲しいですか?
SL-1200は、とにかくコンパクトネスが身上のマシン。
実効長、220mmくらいのあーむしか載らないし。
改造用なら、SL-1100でしょう。
もう、SL-1200の上部キャビネットは穴だらけの状態なんですか?
高価だったんじゃないですか?
シオーヤは欲しいです!
・・・状態と価格次第ですがw。
SL-1200のアームは、SME 3009Rが入手出来なければortofon AS-212Sでよいかも知れんと思っておりました。
しかし、僕は未だアナログの虜になっていない、デジタル常習の身です。
アナログを楽しんで、セッティングしてみないと何とも言えません。僕はアナログの初心者です。
SL-1200は無傷ですが、こいつは絶対に造り上げるつもりでおります。
情が移ってしまいましたw。
金田式改造は、SL-1100ベースがいいよ。
SL-1200は素晴らしいが、とにかくシンプルが小型がコンセプトだから。
SL-1200はフルノーマルで標準機にすれば?
昔、ハントが引退した直後のインタビューで嫌みっぽく言われた。M23でチャンピオンになれたのは運が良かった。車が良かった。ラウダがチキンで、フジを2周で投げたから。(^_^;)
M26は全然ダメだったじゃん。
「ジェームズは、マシンのセッティング能力は高くない、という評価がありました」
「コンペティションカーにセッティングなんて無いんだ! マシンは、練り歯磨きのチューブを箱から出して使うようなもんで、最初から出来上がっている。ドライバーがセッティングできる巾なんてありはしないYO!」
続く。
シンプルでコンパクトだからこそ、そこにディスクリート主体の制御アンプとフォノイコ、そしてプリまでも実装することに燃えるんです~。
既に、SL-1200の裏に固定するケースも購入済みですし、センサー&アングルのASSYも製作済み。回路基盤はシャーシの裏にケースを固定しますし、目に見える部分で加工するのはTOP画像のセンサーを固定するM3の穴2ヶ所だけです。ケーブルを通す穴もあけなければならないかもしれませんが。
つまり、僕の心を要約しますと、SL-1200に個別部品で高集積に実装する事が、音質と製作の両面でモチベーションとなっているんです。
しかし、SL-1100はセンサーが取り付けられたアングルのキャリブレーションが簡単になるので、金田式制御アンプを製作して輸送する事が簡単になりますよ。
私もSL-1200 MK1が大好きです。