発注していたスピーカー・ネットワークの部品が届きましたんで仮組みしました。
色々考えたんですが、最終的に中域と高域のクロスは20kHzにしました。
288Kに0.13mHの空芯コイルを挿入し、902-8Bは1μFでローカットした上で-4dBのATTを挿入する形に変更。
当初は36kHzクロスなどを考えていたんですが、CDにそんな周波数は入っていませんし、アンプの特性もフラットな帯域でないし、聴こえない帯域でもあるし。
ある方が測定されたデータを参考にすると20kHzは288K+311-60の場合ならば-15dB程度は出てそうなので、“イコライジング”としてではなくギリギリ“クロスオーバー”として機能出来るのではないか?と想像したんです。低域と中域のクロスはホーンのカットオフに非常に近い周波数ですけどシッカリと機能していますから、中域と高域でも同じことをしてみようと思ったんです。
311-60ホーンのハイ&ロー、両エンドを緩やかにカットして目一杯使うカンジ?ですね。
選んだ空芯コイルはJantzen。
1㎜単線は音的に丁度良さそうな太さですし、下手にモールドなどされていないのも音的に良さそうです。
この2要素は主に高域に影響がありますからね。288K+311-60の鮮烈さを減衰させずに信号を減衰させたいので非常に重要なんです。
で、肝心の音はと言いますと・・・・・・
大成功です!!!
フルレンジ的な統一感が増して、ALTECのナーバスなミッドハイが消失!!そのミッドハイが音楽を語ります・・・!
長い間登り続けていた壁を登りきり、新たな地平線が見えてきたような印象です~~・・・
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288-16Kはどの位減衰させてますか?
此方は現在-6dBですが多分-5dB程度でバランスが取れそうな雰囲気です。
その状態で902の出力を1dB程度上げたいカンジです。同じような状況ですね。
シンセやギター、シンバルをもっとクリアに聴きたいからなんですが、そうすると多分ボーカルが犠牲になりそうで悩ましく感じています。
しかし、音量がほぼ同じ817+515-16Gと311-90+288-16Kとで6dBもATTするというのはフラットな周波数特性を狙われていらっしゃるんですね?
僕の方は多分・・・末広がりのカマボコ形状?ですw!
新型と比較すると音色が柔らかいのですが、
明らかに音の力が強いんです。
そして-5~6dBの減衰率と言ってもあくまで電圧レベルでの話。
16Ω振動板ですから電力換算すれば-8~9dBにも成ります。
私のはバックキャビティーも有りませんから、
特性も大幅に変わってるのしょうね…
我家でノイズ流したり正弦波のスイープ、そして色々な音楽に生録ソースを聴いたりして出て来た値ですから。
僕も機会があれば押さえておく事にします。
ところで、3WAYに戻ってこられた際に909を902にしているんですよね?パスカライトとアルミの違いはどうですか?どうも両者は周波数特性から違うようですし、音楽表現ともなると相当に違うんじゃないかと想像していたんです。
セッティングに影響しなかったんでしょうか??
手持ちのパスカライト振動板は299-16Aの物ですが、音は多少硬めでクールな印象が有りました。
此処等辺は新型振動板一般に言える事かも知れません。
とは云え高域を伸ばして使用する場合は新型振動板の方が好印象を受けました。