CDトラポの製作と同時並行でスピーカー・ネットワークの改良も進めております。
我がシステムにおいてスーパーツイーター(高音域)の扱いを受けているJBL H91+ALTEC 902-8BのローカットコンデンサをKimber KAPからJantzen AudioのSuperior Z-capに変更しました。
Kimber KAPの柔らかさ、ALTECをなだめてくれる高域と低域の押し出し感は素晴らしかったんですが、中音域のALTEC 311-60+288KのATTを減衰させたことにより低域の押し出し感が不要になってきたような・・・。そして同じく中音域にハイカットコイルを挿入した事でALTECをなだめる必要もなくなり、最終的に解像力の低さが気になりだしたんです。
解像度を求めるコンデンサといいますとポリエステルよりもポリプロピレンでしょうか。箔巻はどちらかというとポリエステルに近いと想像しています。
此処での選択はポリプロピレンかなと。
でもポリプロピレンは小さい音を強調するような無理矢理な解像度を出してくる製品が多いです。僕が安い製品しか使った事がないからかもしれませんが、その様なサウンドキャラクターでは全く不適当です。
色々調べたんですが、今回も参考にさせていただいたのはコチラのサイトさんです。
http://www.humblehomemadehifi.com/index.html
“Cap Test”というコンテンツですね。
この御方、僕と感性が似ているように感じるんですよね~。auricapとムンドルフM-capの評価が非常に的確だと思います。
インプレの内容からJantzen AudioのSuperior Z-capが適当かな?っと判断しました。
auricapで細分化して散らした音を311-60+288Kが描ききり、その音の基音部分にクリアなJBL H91+ALTEC 902-8Bが上手く重なればな・・・っと。
懸念はボーカルに悪さをしないかどうか。
で、実際使ってみると全体のバランスが変化しました!
スーパーツイーターはシステムにおいて支配的な影響力がありますね~。
出過ぎだった低域は引き締まり、高域は非常にクリアに、そして懸念のボーカルは逆に改善されたので驚きです!!全体の統一感が強まり、真性のALTECってカンジですw。
しかし悪く言えば炸裂していた低域が大人しくなって、音場感が若干狭まりモニター基調になった印象。ホーンシステムらしさがなくなったようなカンジ。
でも、差し引きで断然プラスに感じるので大満足。
予想外のボーカルの改善が本当に嬉しいです~。高音域が中音域にシッカリ追従出来ていて邪魔をしていないような印象。
モニター基調を狙うのに“Jantzen Audio Superior Z-cap”おススメです!
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爽やかで華やかな高音が魅力的でしたね。
落ち着きとハッキリした芯を出すならばポリカーボネートも良いですよ。
Jantzenは他にCross Capを使った事があるんですが、それよりさらに“爽やかで華やかな高音”がより洗練されたような印象です。
もう少しエージングが進めばオーバーシュート感も収まってきそうで楽しみです~!