Great Plains Audio(以下、GPA。)は、ALTEC Lansingの生産設備を使用して、往年の銘ユニットを復刻・生産しているメーカーです。
そのラインナップに、磁気回路にアルニコを使用したClassic Seriesが加わり、ebay等で販売されていましたが、スピーカーユニットの詳細な諸元が謎でした。
「復刻なんだから、全く同じだろう?」
っと思われるかもしれませんが、ALTECほどの超一流メーカーでも部品を全て内製する訳ではなく、当時と全く同じものを調達する事は当時のALTECと現在のGPAの規模を考慮するとなおさら難しくなろうことを心配していました。実際、Classic Seriesの内で既に詳細な諸元が発表されている515Cや802Gは若干異なるようです。
そして、最も気になっていたのが288Hの諸元でした。
GPAの288Hは、ALTECの288Hよりも奥行き寸法が短く、重量が軽いです。
これは、磁気回路の規模の違いによるもののようです。
GPAの288Hの諸元には311-90ホーンに取り付けられた状態での周波数特性が記されていますが、329Aホーンに取り付けられた288Gと比較して全体的に高域ダラ下がりの特性に見えます。
タンジェリンフェイズプラグ特有と思われる10kHz辺りのピークがあるため、5kHz前後が凹んで見えるだけで、実際は高域ダラ下がりなのだろうと想像しました。GPAの288Hの磁気回路が、ALTECの288Gのそれと比べて弱いために、高域の音圧が低下しているはずだからです。
しかし、この判断は、311-90と329Aがほぼ同じ特性であるという仮説の上に立っての話です。この二つのホーンは若干寸法が違います。
でも、今まで“ほぼ”同じ設計のホーンに装着した状態での、高域におけるタンジェリンフェイズプラグの優位性を表すデータを見付けることが出来きないでいました。
この事により、長年感じてきた、311-60にALTEC 288Hを装着した状態での周波数特性の歪みを裏付けることが出来たので、更に積極的なセッティングをしていく自信となります。
僕はGPAの288Hにおける設計変更について、ネガティブな印象は持っていません。
むしろ、GPAの設計変更における塩梅を賞賛します。それは、288Gを含むそれ以前のアルニコドライバーと入れ替えた時、大きくバランスを崩さないと思われるからです。恐らく、GPAはコストやその他の制約もあったのでしょうが、288~288Gまでを“家庭で使用するユーザー”向けた、リプレイスをも視野に入れての設計変更だったのだろうと想像しています。プロ用は100%フェライトで対応するのでしょう。
GPAのClassic Seriesには414や416B、802Gという家庭で遣い易いアルニコユニットがラインナップされています。
エンクロージャーとネットワークをDIYすれば、後ホーンを加えたら2WAYスピーカーが組めます!
ALTECの灯火を消さぬよう、皆様思い切ってイキましょう!
USA-GETさんとか心強いです。
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今は普通のオーディオ仕様を想定してますのでC迄の磁気回路規模の方が使い易いでしょう。
只実際GPAを触るとAltecとは別物である事が解りますよ。
GPAで買って置くと便利なのはスロート変換アダプター。
残念なのが仰るスロート変換アダプターとマンタレイホーン。
ラインナップから消えたようです・・・。
シオーヤさんがどう思っているかに興味があったので、こっちから尋ねてみようかと思ってました
これでまた進展がありそうですね
流石です。
現在、この記事に挙げた情報を後ろ盾に、音楽を楽しみながらセッティングの微調整を行っております。
乞うご期待ですw!
今興味がある(あった)のは6つですね
うち3つ(M-1、LS50、VENERE)は現に持っていて
FALFLATとYoshii9には、ちょっとガッカリしました
(ちなみに、プロケセットTX1152バージョンも鎌倉まで行って聞いています。これは盛大にこけました)
最後の1つが、ALTEC A5またはA7なんです
しかし、状態のいいのを聞かせてくれるところもなく、まして自分の部屋には絶対に置けません
そして私はド文系の電気アレルギーなので、使いこなせるわけがありません
というわけで私は、シオーヤさんが自作マイクを完成させて、どこかに画像かファイルをアップするのをお待ちしております
FALとYoshii9の感想は、お許しが出たら申し上げたいと思います。といってもベネレとの比較ですが
ヘルゲ・リエン・トリオのスパイラル・サークルに収録されている「テイク・ファイブ」は一つの基準として、試聴の時は必ずかけてます
リエンさんのピアノについてこれれば、スピードのあるスピーカーということのようです
それでは失礼いたします
え?プロケの感想ですか、それは・・・・・
アルテックの需要はしっかりとあるんですね
でもオーディオ界隈では聞く機会がありません
アルテック聞かせてくれる場所とか、調べる方法とかないですか?
個人的にスピーカーはオーディオ機器の中で最も未完成な部分だと考えていますので、複数のスピーカーを所有して比較できる環境は羨ましいです。
良い状態で鳴っているALTEC A5・A7は、恐らく一部のマニアのお宅で鳴っているものの中の一部だろうと想像します。
僕は幸運にもNong-Khaiさんとの縁があり、後押しと共に面倒まで見て貰えた上で、今があります。なので、電気の知識有る無しに係わらず、ALTEC A5・A7は難しいものだと思います。
TX1152もドライバーは良い物という情報ですので、セッティング次第かも知れません。
弊ブログの姿勢はオープンです。
常識の範囲内で、積極的なコメントを頂けることが僕のオーディオに何らかの影響があると期待しています。
テイク・ファイブはクールですね~。
>麥谷さん
山口県に来られる用事がおありでしたら、我がボロアパートで歌うアルテックをお聴かせ出来ます。
ALTECユーザーは音楽を愛する同志だと、勝手に確信していますw!
webで機会が得られないでしょうか。
FALは価格コムなどでよくレビューを書いているブロガーの方が「衝動買いしたくなった」と仰ってましたが、たしかに空間表現は位相が合い、スピーカーの外側を鳥が飛んでいきましたが・・・
音があまりきれいじゃなかったんです。これはおそらく6cm四方のフラット振動板で極低域から14000KHzまで出しているので、中高域に無理がかかっているのではないかと。あと1812の「砲撃音」が再生できず、ユニットが吹き飛びそうになって「壊したら責任問題だな」と冷や汗が出ました。可聴域より下の10Hzあたりに反応したんでしょうか。だとしたらある意味凄いスピーカーなんですが・・・
もっとも私のCDがPCのせいで帯磁していたせいかもしれず、一聴で判断するのは早計かも知れません。でも砲撃音が再生できなかったのでパスです
Yoshii9は、プロケーブルにおけるバッテリー駆動さんが愛用しているスピーカーです
これはスピードが速かったです。テイク・ファイブのピアノ連弾にみごとについてきましたから。それはさすが8cmフルレンジ
しかし、音場がスピーカーの上の高いところにでき、音像のピントが合ってなかったことと、音質がやっぱり「うちの子」に負けてるんです。あと低音も不足してました
しかし、バッテリー駆動さんがやっているような徹底的なセッティングを行えば大化けするかも知れないので、最終的判断は保留します
今まで聞いたなかで、今鳴らしているVenere君より音がきれいで空気感もあるスピーカーにあったことはあるんです。ダリのHELICON800Mk2です。でも値段が倍です。ですので私の部屋のような劣悪な環境でさえYouTubeの再生音で「きれいな音」と言ってもらえる今のうちの子に代わるものってちょっとないです。ヘリコンだってうちに連れてくれば試聴室のような鳴り方はしないでしょうから。それにニアで聞けるマルチウェイなんて指向性の広いのって、まずないでしょう
長文かつ「うちの子」自慢になって申し訳ありません
最後に注釈として
M-1というのはB&Wのホームシアター用超小型スピーカーです。色々面倒なCMシリーズと違ってこれで5ch組むと「まるでその場にいるような雰囲気」が簡単に手に入ります。SWは高いので、適当なもので代替してよし。と思ってます
では、失礼いたします
当宅ではGPA802に例のホーンをつけてツィーターとして使っています。
最近、高域の伸びがというかアタック感が気になりホーンをオリジナルの半分ほどに切り落としました。
結果、高域の減衰が減り上々ですよ。
私は本州の反対側、千葉県は北総台地に住んでおり、仕事場もそこなので、残念ですがおそらく行く機会はないと思います
お申し出、まことにありがとうございました(泣)
色々なスピーカーを聴いて見ることは非常に有益ですよね。
しかし、実際に購入してセッティングしてみないと分からない事も多く、むしろその時点で自分のセッティング変更に反応してくれて、自分の理想に迫ってくれなければいけないのですから、スピーカー選びは当たるも八卦当たらぬも八卦、でしょうか。
>d4studioさん
どうもお久しぶりです。
ホーンをさらにショートカットされたんですか!凄い・・・。
>麥谷さん
千葉県にお住まいでしたか。
弊ブログにリンクがあって、頻繁にコメントを下さる、アルテックユーザーでありプロフェッショナルでいらっしゃるNong-Khaiさんも首都圏にお住まいです。
アルテックの試聴をお願いされてみては?
>Nong-Khaiさん
よろしくお願いします!m(_ _)m
今は本当に簡単になってしまいました
逸品館で19万のLinuxPCを売り出して(無謀!)
あまりにもLinuxがすごいというので
1万5千円のポンコツノートを買ってきたんです
VineLinux(32bitCD版) タダ
Rhythmbox(再生ソフト) タダ
Audicious(再生ソフトその2) タダ
作業開始から1時間でもう音出しできました
これで今までのPC(7+PlayPcmWin)に匹敵する音が出たので笑ってしまいました
Linuxってタダでアプリケーションがいろいろ手に入るんですね
おまけに安定してるし、DDCも一発で認識しました
ものすごくよい音になったと言う感じはしませんです。たぶん普通にいい音でしょう
でも、今のWindowsが絶対動かないようなロースペックマシンで平然と動くのですから、これは凄いです
Votreboxなんかにしたらさらに凄いのでしょうか
いまの7機が逝っちゃったら、次のオーディオ用PCはLinuxにするでしょう。汎用機でないならWindowsは高いです
mini-ITXをタカチ等のケースに収めて、電源を自作しようかと計画しています。
PCオーディオに詳しい友人の話だと、ロースペックマシンはCPUのクロック周波数が低い分ノイズの発生も少ないらしく?て、オーディオ用途に適するそうです。
おまけにノートはバッテリードライブ出来ますし、良い選択なんじゃないですか~。
優秀なミュージックサーバと評判のVortexBoxは、Atomとセレロンではインストールできないらしいですし、化石のペンティアムⅣでは、動作が重いそうです
VineLinuxでも「メモリは1G以上推奨」だったので、私の買った中古ノートもCore2Duoでした
シオーヤさんには、せっかくLinuxオーディオをなさるのでしたら、最高峰と言われるvoyageMPD(激ムズ)か、それに匹敵するVortexBox(かなり簡単)にトライしていただけませんか
VineLinuxの感想は、音質ではPlayPcmWinの少しですが勝ち、「目の前にオーケストラがいる感じ」はVine+Audiciousの優勢、というところでしょうか
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