期日:2011/07/28~8/3
長男も6年生となり、中学生になっては部活なので身動きが取れなくなることが予想されるため、以前からの夢であったキャンピンガカーを用いた家族での6泊7日(船中2泊)の北海道旅行を今年実施しました。
7/28は会社を午後から年休を取らせてもらい、一路フェリー発着港である大洗を目指しました。ここで、今回の旅行の一発目のハプニング発生、長男がサンダルの片方を家に落としてきました。我が家は必ず遠出する時には誰かが何か忘れるジンクスがあります。今回は長男でした。いきなり大洗のアウトレットショップでサンダルの買い物です。(エピソード1)
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キャンピングカーなどの高さが高い車は別列での乗船待ちでしたが、なんと最初に乗船できました。(その分、降船時は最後で40分程度待たされましたが)4人部屋を確保していたので、誰からも邪魔されずゆったりとまったりとした船旅が楽しめました。カレー好きの長男は昼食のカレーバイキングのために朝食はカップヌードルで我慢していました。ところが、真っ先に食べたチキンカレーが辛過ぎたのか呆気なくダウン。彼としては初めてカレーに負けました(エピソード2)。帰りの船では絶対にリベンジすると行っていましたが・・・・・。
苫小牧港に13:30に接舷し、14:30に北海道上陸を果たしました。道東道を経て一泊目の予定の十勝温泉笹井ホテル駐車場に到着しました。今夜はくるま旅を利用し、駐車場泊の予定です。本来はここでベット化し寝る準備してからタクシーで帯広まで移動する予定でしたが、なんと5000円位掛かることが判明し、移動などは節約したいため、自車で移動することにしました。いつも十勝晴れといって気温が高くても湿度が少なく、からっとしているはずが、今年は本土同様に蒸し暑い。こんなはずではなかったのに!
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帯広と言えばやはり豚丼ですね。我が家も肉好きの小学生2人です。「ハゲ天」の豚丼美味かったです。町からの帰り道、ナビを信じなかったばかりに一方通行の道を逆走してしまい、冷や汗を掻きました。(エピソード3)宿に戻ってからの温泉(モール温泉)は入った途端に肌がぬるぬるとなり、非常に気持よく3回も入ってしましました。
2日目は帯広から知床のウトロまでの移動です。この道は次の日も通るので極力早くウトロにつきたかったのですが、我が家の癖というか私の放浪癖というか、せっかくなのでオンネトーと摩周湖のみ見学しました。どちらも霧もなくよく見えましたが、大型のアブの襲撃でゆっくりと見られませんでした。また、摩周湖はほとんど観光客もなく、閑散としており、これでは店もやってられないでしょう。
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ウトロには結局4時過ぎにつき、子供たちの自由研究の一環としてビジターセンター、知床5湖などを見学しました。数日前からヒグマが出たということで5湖も規制されており、木道のみでの1湖見学でしたが素晴らしい景色でした。また、途中の道のりではエゾシカが道の真ん中まで出没しており、エゾシカの害がかなりしんこくなことが分かりました。
この夜は道の駅である「ウトロシリエトク」で車中泊しましたが、我が家以外にも数十台のキャンピングカーやミニバンが止まっており、まるでキャンプ場のような状態でした。この夜は近くの熊の店にて待望のウニ丼を食べ、ホテル「北こぶし」にて温泉に入りゆっくりと寝ようと思ったところ、午前3時過ぎに長男がトイレから戻り幽霊を見たといって大騒ぎ、(どうもスピーカの調子が悪くそこから雑音がでていた)おかげでこの夜も寝不足気味になりました。
次の日は午前5時に起床し、知床峠経由で羅臼まで行き、そこからクジラウォッチング の予定です。途中、知床峠の展望台で羅臼岳が姿を現すのを40分ほど待つことにし、なんとかカメラに収めることができました。
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羅臼の道の駅に到着後、店内に入った途端、店の人と目が合った。その瞬間、「おいしいよ。買わなくていいから食べてきな!」と威勢のいい声につられ、近づくとタラバ、花咲き、毛ガニと試食のオンパレード。ちょうど親戚中にお中元の品を探していたので、ここで購入。ふと振り向くと別の店のオジサンは次の客を捕まえて接客中。どうも2店舗で客を取り合っているようである。
本来の目的であるクジラウォッチングの手続きをすませ、港に移り船に乗船。皆でドリンクタイプの酔い止めを飲み準備万端である。基は海洋実習船だったという「エヴァーグリーン」に10数人の客を乗せて9時に出港した。目の前には北方領土である国後島が見えているが、船で沖に出てみるととてつもなく大きい島である。船長が声を荒げて「国後は沖縄より大きく、知床半島よりも大きい。しかし、日本の政治家は誰も見に来ようとはせず、国後がどこにあるのかも知ろうとしない」と言っていました。この羅臼にいるとなぜこんない近いのに外国と思ってしまう。
クルーズ時間は2.5時間であるが、この海にいるとあっという間に時間が経ってしまう。今日の近くの個体はマッコウクジラ一頭のみで、潮吹きが遠くに見えるが、一度潜ると25分くらいは海面に出てこない。私は船釣りをやりよく船頭が「昨日は釣れたのに今日はおかしいなー」というセリフを何度も聞いたことがあり、今回も同じかなと思っていると、最後に当たりがきました。マッコウクジラが近くで潮吹きが見られました。船が全速力で近づけたため、すぐ近くで潮吹きと最後に尾びれを空中に突き出して消えて行きました。
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この後、中標津を経て開陽台展望台に向かいましたが、私以外は全員疲れと早起きのためか眠っていしまい、私だけが何十kmと続く直線道路を運転する羽目になり、とってもつらい思いをしました。開陽台展望台では360度の景色が堪能でき、またこの旅私が一番気に入ったはちみつソフトクリームを食べることができ感激でした。
これ以上車での寝起きでは家族の反乱がおこり可能性があったのでのころ2日間はホテルに泊まる予定です。先ずは硫黄山を経て川湯温泉の「北ふくろう」に宿泊しました。硫黄山は25年前くらいに来たことがありましたが、この時に比べだいぶ規模が小さくなっていました。川湯温泉もかなり寂れた感じで、時代に取り残されたような感じです。「北フクロウ」の湯はPH1と草津と同じくらい強酸性の湯でした。なんでもフクロウが昨日湯の前に現れたということから、露天風呂に入るたび、裸のおっさんたちが無言で森を見詰めている様は滑稽でした。結局現れませんでしたが、二男が夜の道でミヤマクワガタのメスをゲットし持ち帰りました。また、近くのお土産屋で昔からのキーホルダーや鹿の角を100円で買いこみ気に入ってました。
次の日は屈斜路湖の砂湯まで足を運び、砂を掘ってみるとどんどんお湯が湧き出てくる。
あまりに熱くて入っていられず、湖の水とま混ぜることでやっと入れました。子供たちはさっそく水着に着替え、湖水浴です。30分くらい遊んだのですが、小魚やザリガニがたくさん住んでいました。
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最終目的地である釧路湿原の鶴居村のホテルTAITOには夕方3時ころ到着しました。
この辺りは空気の中の酸素量が他より濃いのか非常に気分のいいところです。カミサンはたまった洗濯、私と子どもたちは自転車を借りて村を探検して回りました。村の家々は皆豪華でまるでカナダにでもいる感じ。村のチーズ工場は最近できたとのことでうが、2年連続ナチュラルチーズのハードタイプ部門で日本一を続けているそうです。さっそく試食してみましたが、私は3カ月物が絶品に感じました。日持ちしないので宿で食べる分の端っこ部分300円をカミサンへのお土産に購入しその場を立ち去りました。
この宿のオーナーは有名な写真家でありまた、直接ネイチャーハイキングのガイドもしています。子供たちの自由研究と称し、私たち家族も次の日の申し込みをしました。結局私たち家族のみの申し込みでした。宿の料理もおいしく、日本酒もうまく、非常に素晴らしい宿でした。あっと、忘れていけないのがここの宿の温泉です。広告にも載ってましたが、美人の湯とのことで、早速入浴しました。褐色の湯で雰囲気は十勝温泉に似ています。しかし、PHが9.2とかなりアルカリ性の温泉、入ってみるとこれがなんとヌルヌルなんてもんじゃなく石鹸で泡立てたように超ヌルヌルの湯です。この旅最高の温泉でした。
ネイチャーハイキングは午前5時集合ということで22時には就寝しましたが、子供たちは梯子で行き来できるロフトが気に入り遊んでばかり、結局23時過ぎになりました。
翌日朝4:30に起床無理やり子供たちをたたき起し、オーナーの車で出発です。20分くらい走るとある工場の前で車を止めるとそこには子供を連れた丹頂の親子がえさをついばんでします。工場が家畜の飼料工場なので餌を取りやすいのでここがテリトリーとのことです。
この後も牧草地や農家の庭などに丹頂がいます。聞くと各農家で大切にされ「おらが家の丹頂」と大事にされているそうです。中にはまだテリトリーのない未婚の丹頂青年隊という若者集団などもいました。
車を約1時間走らせた後の山の中に止め、ここからハイキングの開始です。色々な即物の名前を教えてもらいながら歩くと、柵があるところにでるとここからは「特別保護区域」となり、許可書提出しないと入れないとのことです。また、ここまでは「熊出没注意」の看板でしたが、ここからは「熊出没」に変わります。「2年に1度くらいしか出ないよ」と言ってくれますが、今日がその2年目かもしれません。
おそるおそる歩いて行くと道にネズミのような死骸が、今ではほとんど見られなくなった「東京尖りねずみ」という世界一小さな哺乳動物らしいです。なんでも北海道一部にしか生息していないとのことです。なぜ東京?とお思いになるでしょう。面白いことに最初は「エゾ尖りネズミ」でしたがこれが誤記により学名が「エド尖りネズミ」書かれたことに由来するそうです。一度間違うと取り返しがつかないということが分かりました。また、この釧路湿原の植生は原生林ではなく一度人の手が入り炭用として伐採され、牧草地化され、その後にすべて埋められるところだったのものを、公園化したとのことです。一時は10数羽前減った丹頂も今では1200羽まで増えたそうです。
40分ほどで小高い丘に山登り。登りきるとそこにはすごい風景が、まるで緑のサバンナです。遠くのほうにエゾシカが群れで川を渡る姿が見えます。このような風景が日本にあるなんて。素晴らしいことです。
10時にホテル出発し、後は苫小牧まで戻るだけです。途中の夕張まで来ると携帯に電話が入り、なんと、フェリーの発電機が故障し船が欠航とのこと。最後のエピソードです。
仕方なく、なんとか1:30発の深夜便の予約が取れたので、これで帰ることにしました。
長男は結局カレーのリベンジはできませんでした。深夜便は夜より昼の分が長くかなり退屈な思いしましたが。無事大洗に8/3の19:30には到着し無事帰宅できました。総移動距離は1400kmでした。
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長男も6年生となり、中学生になっては部活なので身動きが取れなくなることが予想されるため、以前からの夢であったキャンピンガカーを用いた家族での6泊7日(船中2泊)の北海道旅行を今年実施しました。
7/28は会社を午後から年休を取らせてもらい、一路フェリー発着港である大洗を目指しました。ここで、今回の旅行の一発目のハプニング発生、長男がサンダルの片方を家に落としてきました。我が家は必ず遠出する時には誰かが何か忘れるジンクスがあります。今回は長男でした。いきなり大洗のアウトレットショップでサンダルの買い物です。(エピソード1)
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キャンピングカーなどの高さが高い車は別列での乗船待ちでしたが、なんと最初に乗船できました。(その分、降船時は最後で40分程度待たされましたが)4人部屋を確保していたので、誰からも邪魔されずゆったりとまったりとした船旅が楽しめました。カレー好きの長男は昼食のカレーバイキングのために朝食はカップヌードルで我慢していました。ところが、真っ先に食べたチキンカレーが辛過ぎたのか呆気なくダウン。彼としては初めてカレーに負けました(エピソード2)。帰りの船では絶対にリベンジすると行っていましたが・・・・・。
苫小牧港に13:30に接舷し、14:30に北海道上陸を果たしました。道東道を経て一泊目の予定の十勝温泉笹井ホテル駐車場に到着しました。今夜はくるま旅を利用し、駐車場泊の予定です。本来はここでベット化し寝る準備してからタクシーで帯広まで移動する予定でしたが、なんと5000円位掛かることが判明し、移動などは節約したいため、自車で移動することにしました。いつも十勝晴れといって気温が高くても湿度が少なく、からっとしているはずが、今年は本土同様に蒸し暑い。こんなはずではなかったのに!
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帯広と言えばやはり豚丼ですね。我が家も肉好きの小学生2人です。「ハゲ天」の豚丼美味かったです。町からの帰り道、ナビを信じなかったばかりに一方通行の道を逆走してしまい、冷や汗を掻きました。(エピソード3)宿に戻ってからの温泉(モール温泉)は入った途端に肌がぬるぬるとなり、非常に気持よく3回も入ってしましました。
2日目は帯広から知床のウトロまでの移動です。この道は次の日も通るので極力早くウトロにつきたかったのですが、我が家の癖というか私の放浪癖というか、せっかくなのでオンネトーと摩周湖のみ見学しました。どちらも霧もなくよく見えましたが、大型のアブの襲撃でゆっくりと見られませんでした。また、摩周湖はほとんど観光客もなく、閑散としており、これでは店もやってられないでしょう。
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ウトロには結局4時過ぎにつき、子供たちの自由研究の一環としてビジターセンター、知床5湖などを見学しました。数日前からヒグマが出たということで5湖も規制されており、木道のみでの1湖見学でしたが素晴らしい景色でした。また、途中の道のりではエゾシカが道の真ん中まで出没しており、エゾシカの害がかなりしんこくなことが分かりました。
この夜は道の駅である「ウトロシリエトク」で車中泊しましたが、我が家以外にも数十台のキャンピングカーやミニバンが止まっており、まるでキャンプ場のような状態でした。この夜は近くの熊の店にて待望のウニ丼を食べ、ホテル「北こぶし」にて温泉に入りゆっくりと寝ようと思ったところ、午前3時過ぎに長男がトイレから戻り幽霊を見たといって大騒ぎ、(どうもスピーカの調子が悪くそこから雑音がでていた)おかげでこの夜も寝不足気味になりました。
次の日は午前5時に起床し、知床峠経由で羅臼まで行き、そこからクジラウォッチング の予定です。途中、知床峠の展望台で羅臼岳が姿を現すのを40分ほど待つことにし、なんとかカメラに収めることができました。
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羅臼の道の駅に到着後、店内に入った途端、店の人と目が合った。その瞬間、「おいしいよ。買わなくていいから食べてきな!」と威勢のいい声につられ、近づくとタラバ、花咲き、毛ガニと試食のオンパレード。ちょうど親戚中にお中元の品を探していたので、ここで購入。ふと振り向くと別の店のオジサンは次の客を捕まえて接客中。どうも2店舗で客を取り合っているようである。
本来の目的であるクジラウォッチングの手続きをすませ、港に移り船に乗船。皆でドリンクタイプの酔い止めを飲み準備万端である。基は海洋実習船だったという「エヴァーグリーン」に10数人の客を乗せて9時に出港した。目の前には北方領土である国後島が見えているが、船で沖に出てみるととてつもなく大きい島である。船長が声を荒げて「国後は沖縄より大きく、知床半島よりも大きい。しかし、日本の政治家は誰も見に来ようとはせず、国後がどこにあるのかも知ろうとしない」と言っていました。この羅臼にいるとなぜこんない近いのに外国と思ってしまう。
クルーズ時間は2.5時間であるが、この海にいるとあっという間に時間が経ってしまう。今日の近くの個体はマッコウクジラ一頭のみで、潮吹きが遠くに見えるが、一度潜ると25分くらいは海面に出てこない。私は船釣りをやりよく船頭が「昨日は釣れたのに今日はおかしいなー」というセリフを何度も聞いたことがあり、今回も同じかなと思っていると、最後に当たりがきました。マッコウクジラが近くで潮吹きが見られました。船が全速力で近づけたため、すぐ近くで潮吹きと最後に尾びれを空中に突き出して消えて行きました。
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この後、中標津を経て開陽台展望台に向かいましたが、私以外は全員疲れと早起きのためか眠っていしまい、私だけが何十kmと続く直線道路を運転する羽目になり、とってもつらい思いをしました。開陽台展望台では360度の景色が堪能でき、またこの旅私が一番気に入ったはちみつソフトクリームを食べることができ感激でした。
これ以上車での寝起きでは家族の反乱がおこり可能性があったのでのころ2日間はホテルに泊まる予定です。先ずは硫黄山を経て川湯温泉の「北ふくろう」に宿泊しました。硫黄山は25年前くらいに来たことがありましたが、この時に比べだいぶ規模が小さくなっていました。川湯温泉もかなり寂れた感じで、時代に取り残されたような感じです。「北フクロウ」の湯はPH1と草津と同じくらい強酸性の湯でした。なんでもフクロウが昨日湯の前に現れたということから、露天風呂に入るたび、裸のおっさんたちが無言で森を見詰めている様は滑稽でした。結局現れませんでしたが、二男が夜の道でミヤマクワガタのメスをゲットし持ち帰りました。また、近くのお土産屋で昔からのキーホルダーや鹿の角を100円で買いこみ気に入ってました。
次の日は屈斜路湖の砂湯まで足を運び、砂を掘ってみるとどんどんお湯が湧き出てくる。
あまりに熱くて入っていられず、湖の水とま混ぜることでやっと入れました。子供たちはさっそく水着に着替え、湖水浴です。30分くらい遊んだのですが、小魚やザリガニがたくさん住んでいました。
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この辺りは空気の中の酸素量が他より濃いのか非常に気分のいいところです。カミサンはたまった洗濯、私と子どもたちは自転車を借りて村を探検して回りました。村の家々は皆豪華でまるでカナダにでもいる感じ。村のチーズ工場は最近できたとのことでうが、2年連続ナチュラルチーズのハードタイプ部門で日本一を続けているそうです。さっそく試食してみましたが、私は3カ月物が絶品に感じました。日持ちしないので宿で食べる分の端っこ部分300円をカミサンへのお土産に購入しその場を立ち去りました。
この宿のオーナーは有名な写真家でありまた、直接ネイチャーハイキングのガイドもしています。子供たちの自由研究と称し、私たち家族も次の日の申し込みをしました。結局私たち家族のみの申し込みでした。宿の料理もおいしく、日本酒もうまく、非常に素晴らしい宿でした。あっと、忘れていけないのがここの宿の温泉です。広告にも載ってましたが、美人の湯とのことで、早速入浴しました。褐色の湯で雰囲気は十勝温泉に似ています。しかし、PHが9.2とかなりアルカリ性の温泉、入ってみるとこれがなんとヌルヌルなんてもんじゃなく石鹸で泡立てたように超ヌルヌルの湯です。この旅最高の温泉でした。
ネイチャーハイキングは午前5時集合ということで22時には就寝しましたが、子供たちは梯子で行き来できるロフトが気に入り遊んでばかり、結局23時過ぎになりました。
翌日朝4:30に起床無理やり子供たちをたたき起し、オーナーの車で出発です。20分くらい走るとある工場の前で車を止めるとそこには子供を連れた丹頂の親子がえさをついばんでします。工場が家畜の飼料工場なので餌を取りやすいのでここがテリトリーとのことです。
この後も牧草地や農家の庭などに丹頂がいます。聞くと各農家で大切にされ「おらが家の丹頂」と大事にされているそうです。中にはまだテリトリーのない未婚の丹頂青年隊という若者集団などもいました。
車を約1時間走らせた後の山の中に止め、ここからハイキングの開始です。色々な即物の名前を教えてもらいながら歩くと、柵があるところにでるとここからは「特別保護区域」となり、許可書提出しないと入れないとのことです。また、ここまでは「熊出没注意」の看板でしたが、ここからは「熊出没」に変わります。「2年に1度くらいしか出ないよ」と言ってくれますが、今日がその2年目かもしれません。
おそるおそる歩いて行くと道にネズミのような死骸が、今ではほとんど見られなくなった「東京尖りねずみ」という世界一小さな哺乳動物らしいです。なんでも北海道一部にしか生息していないとのことです。なぜ東京?とお思いになるでしょう。面白いことに最初は「エゾ尖りネズミ」でしたがこれが誤記により学名が「エド尖りネズミ」書かれたことに由来するそうです。一度間違うと取り返しがつかないということが分かりました。また、この釧路湿原の植生は原生林ではなく一度人の手が入り炭用として伐採され、牧草地化され、その後にすべて埋められるところだったのものを、公園化したとのことです。一時は10数羽前減った丹頂も今では1200羽まで増えたそうです。
40分ほどで小高い丘に山登り。登りきるとそこにはすごい風景が、まるで緑のサバンナです。遠くのほうにエゾシカが群れで川を渡る姿が見えます。このような風景が日本にあるなんて。素晴らしいことです。
10時にホテル出発し、後は苫小牧まで戻るだけです。途中の夕張まで来ると携帯に電話が入り、なんと、フェリーの発電機が故障し船が欠航とのこと。最後のエピソードです。
仕方なく、なんとか1:30発の深夜便の予約が取れたので、これで帰ることにしました。
長男は結局カレーのリベンジはできませんでした。深夜便は夜より昼の分が長くかなり退屈な思いしましたが。無事大洗に8/3の19:30には到着し無事帰宅できました。総移動距離は1400kmでした。
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