俳句(HAIKU)は僕らが思う以上に人気があるようで、ネットが社会の中枢に入り込むことによってこの短い語句を楽しむ遊びは姿形を変えながら広まっているのだそうです。
たまたま生まれたところ(松山)で俳句が盛んだったのもあって、子供の頃から自分の興味の対象ではないけれど、言葉遊びは面白いと思っています。親父ギャグ(ダジャレ)は嫌いですが、語句を組み合わせて語呂合いに妙なインパクトをもたらしたり。キャッチコピー的なリズム感とか。
極め付けは街の至る所で見かける俳句ポストでしょうか。
でも、絶対に他では設置があり得ないところのナンバーワンは市内を走る路面電車の車内。ネットの時代ならどこからでも投句できますが、ネットのない時代ならではの発想で、市内各地と道後温泉を結ぶ路線がメインだからか、市電に乗って「では、一句」とか、温泉帰りの車内で「湯冷めの一句」とか。のんびりした時代のお話に見えますが、そもそも文化なんてそんなところから起きるものじゃないかと、今のネット社会になってから思うようになりました。
ところが、これも時代の変わり目を迎えています。
この最近、急速に路面電車の車両の更新が行われているのです。昔のアナログな車両は同じ距離を走っても電気の消耗も激しそうだし、今日も用があって利用したのですが、もうアナログ・カーは5台に一台くらいしか走っていないのです。
少し前まではアナログ・カー同士のすれ違いなんて当たり前だったのに・・・(2019年撮影・大街道電停)
一台待ってやって来たアナログ・カーはナント「みかん電車」で最古豪の51号。
今回やたらと見かけると思ったら他が皆デジタル・カーに置き換わってるのでやたらと目立っていたんです。
中程の乗車扉(市電は全区間均一料金なので後乗り前降り)の対面側に。
ただし電車の向きによっては反対側の可能性も。
初代「みかん電車」車内にて(2022年夏・大街道)
車内のレトロな木目調、床も板張りのところにポツンと俳句ポスト。
知らないと料金箱と勘違いしそう。
この電車の俳句ポストは電鉄会社ではなく松山市のものだそうです。今まで知らなかった。
横に投句用の用紙まで備わってます。
面白いでしょ?
以前乗った70番台の車内が黄緑色の車両にも。僕の腕のところに俳句ポストの投句口が写ってます。
一頃は全てがアナログ・カーだったので全車に俳句ポストがありましたが21世紀に入って増備されたLRT型のパリアフリーな車両になってからその設置場所がなくなってしまったのです。
昔の車両はツーマン運転から始まったので車掌が待機するスペースがありそこに俳句ポストを設置できたけど、新しい車両は最初からワンマン運転仕様でバリアフリーにして客席スペースをギリギリまで取るとどこにも俳句ポストの置き場がない、ということに。
時代はネットが普及して、気軽に自分のスマホからでも投句できるようになったので車両が更新されると同時に俳句ポストは車内から消えてゆく運命、ということなのでしょう。
なんだか惜しい気もしますが、時代はそうやって新しいものへと姿形を変えて行くものなのです。
ただし、おそらく、この「みかん電車」の51号、高度成長期の最終増備車78号、元・京都市電の2002〜6号は確実に俳句ポスト搭載のまましばらくは走るでしょう。
旧京都市電2002号のタルト電車も俳句ポスト設置車
あくまでも予測ですが、これらの車両は行き先表示器がデジタル表示に更新されているので当面生き残りが決まっているように見えます。昭和な電車に乗ったら、俳句を一捻りして投句、なんてオシャレじゃないですか。
帰りは・・・・・
残念、21世紀になって増備された2100型のデジタル・カーでした。
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演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
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・Synonym......Toshihiro Akamatsu
・White Forest......Hakuei Kim
・Beyond the Dream......Toshihiro Akamatsu
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・The Gleaner......Toshihuro Akamatsu
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ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
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現在の東京のジャズシーンで既にライブでは人を振り向かせる存在となりつつある新人実力派ヴァイビスト・吉野智子。今回そんな彼女のデビュー作のプロデュースを担当しました。
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KALEIDOSCOPE / カレイドスコープ
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2023年1月25日発売 (WISE RECORD/WR-202301)
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■演奏
Vibraphone : 吉野智子 Tomoko Yoshino
Piano : 雨宮彩葉 Ayaha Amamiya
Bass : 鉄井孝司 Koji Tetsui
Drums : 小田桐和寛 Kazuhiro Odagiri
■購入・試聴はこちらから
ディスクユニオン
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今回は新たな試みとしてCD発売と同時にサブスクでの配信もスタートしました。
詳しくはこちらのページから
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それでは今日も楽しい一日を!
【放送 / ラジオ、テレビ】
今週のオンエア (3月21日~3月27日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■平日(月〜金) 12:10〜12:29 ※2/21は休日特番でお休み ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■土曜 17:30〜18:00 ■日曜 17:30〜17:38
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“ねこの足跡”
21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。
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■土曜 5:00〜6:00 ■日曜 5:00〜6:00
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“東京点描 城南1”
『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)
演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)
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■平日(月〜金) 27:00〜28:00 ■土曜 18:00〜19:00 / 28:00〜29:00 ■日曜 18:30〜19:00
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“散歩の風景 夏から秋” NEW!
『KALEIDOSCOPE/吉野智子』(2023年プロデュース作)
演奏:吉野智子(vib)雨宮彩葉(p)鉄井孝司(b)小田桐和寛(ds)
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★エムキャス→https://mcas.jp/c/mx2.html
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昨夏からこちらにブログお引越し。のんびりとやっております。