産経新聞 平成30年10月21日01:04
立憲民主党の近藤昭一副代表=衆院愛知3区=が代表の政治団体が、平成26年に開いたパーティー収入を同年分の政治資金収支報告書に記載していないことが20日、分かった。政治資金規正法違反(不記載など)に当たる可能性がある。
近藤氏が発行している会報によると、近藤氏側は26年6月1、8両日に毎年恒例という「こんちゃん・サマーパーティー」を名古屋市内で開き、計1200人が集まった。26年5月発行の会報ではその日に「こんちゃんのビアパーティー」を大人3700円、小中学生1500円の会費制で開くと告知し、申込先は「近藤事務所」だった。
しかし、近藤氏の資金管理団体「21世紀の国づくりを考える会」と近藤氏が代表だった政党支部「民主党愛知県第3区総支部」の26年分の収支報告書には記載がなかった。
27年1月発行の会報は2月22日の「いちご狩り」、27年5月発行の会報は6月7、14両日の「サマーパーティー」の参加者を会費制で募集した。窓口は近藤事務所だったが、資金管理団体と政党支部の27年分収支報告書に記載はなかった。
政治資金規正法は事業ごとの収支の記載を求めている。近藤氏の事務所は取材に「イベントが実際に行われたか、どこが主催していたか調査中だ。仮に事務的なミスがあった場合は収支報告書を訂正したい」とコメントした。自民党の工藤彰三国土交通政務官=衆院愛知4区=は自らが代表の政治団体が会費制集会の収入を収支報告書に記載せず、報告書を訂正、謝罪した。
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