今年もTOKYO DESIGNERS WEEKは明治神宮外苑絵画館前を中心に、都内各所(約70カ所)で開催された。
(スポンサーCHINTAIのロゴ入りBagがくばられたが、あまりにもチャチ!すぐ潰れてBoo--)
デザインを音楽や食にまで枠を広げて展開し少々我々の域を超えたものも多いが、住宅業界からもデザインコンシャスな数社が参加。
積水ハウス×ACTUSの「小さな生活展3」。84㎡のスペースに10個の体験空間で、小さくても恋する空間を実現。
『野菜Love』『建築Love(何故か窓が卓球台に!)』など。(パネルは環境配慮素材のハーベストパネル)
TOTOの「minamo」はトラフ建築設計事務所の鈴野浩一氏を起用しスマートにアートしたインスタレーション。
トイレと水栓のTOTO製品が置かれた空間で海の中のように揺れる光の水・・・
水回り商品のブランドTOTOの高い節水性能をイメージし「水でないもので水を表現してみた」と、反射光と音で幻想的かつ未来的な空間を創って見せた。
歩くと銀の床にシワができて壁や天井に揺らぐよう反射!ミラノでも見た「空気の器」をプレゼントしてくれた。
映像をインタラクティブな形で展示しているのは他にもDocomoなどが。 こちらは映像屏風、ありだよなぁ(「百年海図巻アニメーションのジオラマ」チームラボ)。
スマホのプロモーション。
スルメイカ照明・・・・鼻の穴コンセント・・・イチゴヘルメット、こういうPOP系も好きです。 こちらのオネエサンはブースで製作進行中(自身も展示物?)
会場デザインは建築家フロリアン・ブッシュ。屋外では学生の展示などを回遊して見れる。TV「TOKYO AWARD」のMC、茂木健一郎&シェリーが収録中。
お馴染みコンテナ展はレストランガイドのZAGAT協賛。フードやダイニングにまつわるインスタレーションが展開。こういう洒落も好きです・・・
DESIGNERS WEEK連動イベントの一つ、TOTOが運営する「GALERY間」の企画展にも足を運んでみた。
『311失われた街』展。記者発表会で監修者の建築家の内藤廣氏は「震災で失った街の全体像が見えないことには今後の復興も難しいと感じた。失った街を復元する過程が追悼でもある」と語り、
神戸大学の槻橋研究室などが中心になって全国各地の建築系大学生が参加するプロジェクトを実現。
1m×1mの模型は500m×500mの街、平屋の戸建てが「自分の家だ」と認識できる縮尺。併せて震災前後の空撮写真も展示され、立体的な模型と照らし合わせて津波の被害を理解することができた。
ネット上では放射能の量を日本だけでなく、世界の都市についても表記し変化を確認できるようなサイトをオープン。日本全体が汚染されているような風評被害を避けるアピールにも。
「失われた建築と人との信頼関係を修復できるか」という課題も背負っている建築に携わる人々、
建築家協会、建築士会連合会、建築学会などもこのプロジェクトを後援し、後日東大で原広司や隈研吾が参加したシンポジウム「311ゼロ地点から考える」が開催された。
同じデザイン・イベントでも東京ビックサイトで開催されるのはビジネスモードのインテリア見本市、JAPANTEX・インテリアフェスティバル。
会場では業界仲間達が活躍。インテリアデザイナーのトークショー(石川安江さん&宮地敦子さん)、照明ゾーンの仕掛け人(山中敏裕さん)、キッチンゾーンの仕掛け人(黒田秀雄さん、隣はツナシマ商事嶋専務)。
ハウスメーカーもインテリアフェスティバルに参加。積水ハウス・三井ホーム・トヨタホーム(右、トヨタらしからぬ!?斬新なインスタレーション)。
メガソフト井町社長はマイホームデザインのソフトをアピール。隣で展示していたのは町田ひろ子アカデミー、販売することになった「MATEUS」のテーブルウェアを前に町田瑞穂さん。
お馴染みの大手メーカー、東リ・TOSOなどのブースが並ぶ
サンゲツ・タチカワブラインド、新商品などをアピール
珍しく、YKK-APが窓事業を出展。リフォーム市場を見据えて強化。 住江織物をグループ化したLIXILが同グループの東洋エクステリアの「暖蘭物語」を共に展示。
目を引いたのは、和の伝統工芸。東京(江戸)エリアで残っている会社も多いようだ。新しいデザインの襖や屏風。
一方、輸入住宅産業協議会も洋の設えを出展。(橋本事務局長)
このようなビジネス系見本市と前述のDESIGNERS WEEKのようなエンドユーザー向けイベントによって
日本のインテリアデザインや住文化の底上げができるよう、上手く相乗効果を上げるような工夫が必要だ。
大阪でも9月に開催されたインテリアイベントも御堂筋まで広がりを持たせるなど、ミラノ・サローネを目指して各所で盛り上げを見せている。
衣・食に続いて日本人の住への関心・投資が、‘ハード’だけでなく‘ソフト’にまで浸透する時代はこれからである。
(スポンサーCHINTAIのロゴ入りBagがくばられたが、あまりにもチャチ!すぐ潰れてBoo--)
デザインを音楽や食にまで枠を広げて展開し少々我々の域を超えたものも多いが、住宅業界からもデザインコンシャスな数社が参加。
積水ハウス×ACTUSの「小さな生活展3」。84㎡のスペースに10個の体験空間で、小さくても恋する空間を実現。
『野菜Love』『建築Love(何故か窓が卓球台に!)』など。(パネルは環境配慮素材のハーベストパネル)
TOTOの「minamo」はトラフ建築設計事務所の鈴野浩一氏を起用しスマートにアートしたインスタレーション。
トイレと水栓のTOTO製品が置かれた空間で海の中のように揺れる光の水・・・
水回り商品のブランドTOTOの高い節水性能をイメージし「水でないもので水を表現してみた」と、反射光と音で幻想的かつ未来的な空間を創って見せた。
歩くと銀の床にシワができて壁や天井に揺らぐよう反射!ミラノでも見た「空気の器」をプレゼントしてくれた。
映像をインタラクティブな形で展示しているのは他にもDocomoなどが。 こちらは映像屏風、ありだよなぁ(「百年海図巻アニメーションのジオラマ」チームラボ)。
スマホのプロモーション。
スルメイカ照明・・・・鼻の穴コンセント・・・イチゴヘルメット、こういうPOP系も好きです。 こちらのオネエサンはブースで製作進行中(自身も展示物?)
会場デザインは建築家フロリアン・ブッシュ。屋外では学生の展示などを回遊して見れる。TV「TOKYO AWARD」のMC、茂木健一郎&シェリーが収録中。
お馴染みコンテナ展はレストランガイドのZAGAT協賛。フードやダイニングにまつわるインスタレーションが展開。こういう洒落も好きです・・・
DESIGNERS WEEK連動イベントの一つ、TOTOが運営する「GALERY間」の企画展にも足を運んでみた。
『311失われた街』展。記者発表会で監修者の建築家の内藤廣氏は「震災で失った街の全体像が見えないことには今後の復興も難しいと感じた。失った街を復元する過程が追悼でもある」と語り、
神戸大学の槻橋研究室などが中心になって全国各地の建築系大学生が参加するプロジェクトを実現。
1m×1mの模型は500m×500mの街、平屋の戸建てが「自分の家だ」と認識できる縮尺。併せて震災前後の空撮写真も展示され、立体的な模型と照らし合わせて津波の被害を理解することができた。
ネット上では放射能の量を日本だけでなく、世界の都市についても表記し変化を確認できるようなサイトをオープン。日本全体が汚染されているような風評被害を避けるアピールにも。
「失われた建築と人との信頼関係を修復できるか」という課題も背負っている建築に携わる人々、
建築家協会、建築士会連合会、建築学会などもこのプロジェクトを後援し、後日東大で原広司や隈研吾が参加したシンポジウム「311ゼロ地点から考える」が開催された。
同じデザイン・イベントでも東京ビックサイトで開催されるのはビジネスモードのインテリア見本市、JAPANTEX・インテリアフェスティバル。
会場では業界仲間達が活躍。インテリアデザイナーのトークショー(石川安江さん&宮地敦子さん)、照明ゾーンの仕掛け人(山中敏裕さん)、キッチンゾーンの仕掛け人(黒田秀雄さん、隣はツナシマ商事嶋専務)。
ハウスメーカーもインテリアフェスティバルに参加。積水ハウス・三井ホーム・トヨタホーム(右、トヨタらしからぬ!?斬新なインスタレーション)。
メガソフト井町社長はマイホームデザインのソフトをアピール。隣で展示していたのは町田ひろ子アカデミー、販売することになった「MATEUS」のテーブルウェアを前に町田瑞穂さん。
お馴染みの大手メーカー、東リ・TOSOなどのブースが並ぶ
サンゲツ・タチカワブラインド、新商品などをアピール
珍しく、YKK-APが窓事業を出展。リフォーム市場を見据えて強化。 住江織物をグループ化したLIXILが同グループの東洋エクステリアの「暖蘭物語」を共に展示。
目を引いたのは、和の伝統工芸。東京(江戸)エリアで残っている会社も多いようだ。新しいデザインの襖や屏風。
一方、輸入住宅産業協議会も洋の設えを出展。(橋本事務局長)
このようなビジネス系見本市と前述のDESIGNERS WEEKのようなエンドユーザー向けイベントによって
日本のインテリアデザインや住文化の底上げができるよう、上手く相乗効果を上げるような工夫が必要だ。
大阪でも9月に開催されたインテリアイベントも御堂筋まで広がりを持たせるなど、ミラノ・サローネを目指して各所で盛り上げを見せている。
衣・食に続いて日本人の住への関心・投資が、‘ハード’だけでなく‘ソフト’にまで浸透する時代はこれからである。