住宅総研Vivien研究員の業界REPORT

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MilanoSalone 2011報告② [Euroluce] LED照明のデザイン性がUP!

2011年04月12日 | Milan 2011
i Saloniのフィエラ会場にはPavilionが24もあり、2-3日で全て見るのは到底不可能。
【出展社数:2,720社、 出展ブース面積:210,500平方メートル・会場総面積:530,000平方メートル】
主な家具メーカーを中心に周るのだが、今回は初めての[Euroluce(国際照明見本市)]を早速見ることにした。【450社】

『FLOS』のブースにて、FLOS JAPAN代表のMR.Austin。私が立っている看板はFLOSが起用する代表的デザイナー達がペンキ塗りになった絵。
 M.WondesrsやP.Starckも
デザイン系の照明器具は未来的なデザインや、iPhoneやiPadホルダーと照明が一体になったものも。FLOSではiPhone・iPadで室内照明をコントロールできるシステム「iQ」も紹介。
  (P.Starck)
LED化する中で、木や石などの素材感を強調する器具デザインも多い。
 色柄のある大理石を照らす間接照明
LEDの蛍光管を曲線でデザインしたり、多灯使いで壁面を飾る。WALLPIERCING(R.Gilad)は複数のアウォードを受賞した作品。
   
P.Urquiolaのスタンド&ペンダントは彼女らしい樹脂だけどニット感なデザイン。
 
M.Wondesrsの「CAN CAN」も大/小、可愛かったが、「CHRYSALIS」‘さなぎ(?)’と名付けられた2mの大きな花瓶型フロアランプは、天井に花模様を浮かび上がらせる‘magic vace’。FLOS原点の繭製なのが‘さなぎ’と関連か。
  


こちらは欧州最大手『PHILIPS』、日本の住宅照明へ進出という事で関心が高まる。住宅街のようなブース構成で、各戸にシーン別の製品を展示。
 ‘ambience’、雰囲気のある照明をテーマに空間提案していた。
CD盤のようなシャープなデザインから、アウトドア用のキュートな照明はポータブルに持ち運べる(LEDカラーで気分も変えて)
 
ロフトを設けた2階建て風空間では、手元コントローラーで1-2階全ての照明を調光からカラー選びまでできるのを実演。
  
プロダクトは有名デザイナーを前面に出す手法ではないが、流石最大手、面白いデザインも多い。
  
     

斬新なデザインや色の活用など、LED照明は省エネ・長寿命の性能競争から
何が表現できるかのデザイン性でしのぎを削る時代に入っている。日本は出遅れているかも・・・・




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