昭和の前半に、「正義の味方が苦手です」とだれもが言っていたら、あんなにも多くの人が亡くなっていただろうかと感じます。
このエッセイ集を読み終えて、サプリのCMを思い出しました。
A シニアが活発に活動する映像
B Aのシニアが当該サプリを摂る映像
C このサプリを摂るとAのように活発になれる
「A」「B」から「C」を導きがちだけれど、このCMでは、そんなことは一言も語られていない…
次にこの著者と出会うときは、
・「クオーター制」推進とか
・「全ての人が国家のために生きる必要はない。広義の物語(それは時に文化や宗教と呼ばれる)は、国家が滅んだくらいで消えたりはしない」とか、
・「正義とは、(対話を通じて)少しでもいい社会を構想する中で、おぼろげに浮かび上がってくるもの」とか。
といった流れの中で、であればよいと思います。