大崎町「使用済み紙おむつ(紙パンツ)の出し方」から
鹿児島県の志布志市と大崎町は4月、使用済み紙おむつの一般家庭からの全域回収を開始した。ユニ・チャームが開発したオゾン処理技術を活用、同社とそおリサイクルセンターと連携して再資源化を図り、世界初の紙おむつの「水平リサイクル」に取り組む。(参考 南日本新聞社「ごみ焼却炉ない2自治体の挑戦 紙おむつから紙おむつへ…世界初「平行リサイクル」を開始 志布志市と大崎町がユニ・チャームと連携、分別27品目のさらに上へ」)
ユニ・チャームと志布志市が「使用済み紙おむつ再資源化技術」実証試験を開始したのが2016年、、その後、モデル地区での分別収集を実施していたようだが、4月から、一般家庭からの全域回収を開始と、、、
住民はふた付きの専用ボックスに「紙おむつ専用袋(10枚入り100円(税込)」に入れて出す~
紙おむつ使用の家庭にとってはありがたいことだろう、、、
紙おむつ使用の家庭にとってはありがたいことだろう、、、
志布志市と大崎町ともに、これまで徹底した分別資源化を行っているので、残る一般ごみ「約2割を占める紙おむつ」の再資源化を実施すると、、さらにリサイクル率も上がって、ごみ減少となる、、、、
『日本の廃棄物処理 令和4年度版』でも、志布志市と大崎町は、リサイクル率の人口10万人未満のベスト3位に入っている。大崎町 84.0%、上勝町 81.1%、志布志市 76.0%
また、令和4年度、志布志市と大崎町に限らず、ごみの分別26種類以上の自治体は34市町村もある、、
紙おむつの資源化どうなるか、、
環境省は、昨年度、使用済み紙おむつのリサイクルに取り組む自治体の数を2030年度までに現行の約3倍の100市区町村に増やす目標を発表という話題もあった。リサイクルに取り組んでいない自治体と先行する自治体との連携を支援するほか、処理施設整備についての既存の交付金制度を周知し、取り組みを後押しすると、、
また、国交省の紙おむつ資源化検討会では、当初は家庭のディスポーザーで下水に流すなどという案も出ていたりしたが、しかし、紙おむつを粉砕して下水に投入などというのは止めてほしい、、、世界的にプラスチックごみが問題視されているというのに、、、
大崎町 更新日:2024年4月12日
令和6年4月から使用済み紙おむつ(紙パンツ)が新たに資源ごみとして分別品目に加わります
現在,志布志市,ユニ・チャーム(株),(有)そおリサイクルセンターと共同で,埋立処分場の延命化を目的に,使用済み紙おむつ(紙パンツ)の再資源化の実証事業を実施しておりますが,4月から,紙おむつ(紙パンツ)が「資源ごみ」として分別品目に加わります。ご家庭で紙おむつ(紙パンツ)を利用される方に関しては,改めてご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
詳細は下記をご確認ください。
使用済み紙おむつ(紙パンツ)の出し方(JPG:1,736KB)
使用済紙おむつの再生利用等の促進に関するプロジェクト(令和5年8月)
我が国における大人用紙おむつの消費量は、高齢化に伴い年々増加しており、推計によれば、一般廃棄物に占める割合は、2020年度時点では約5%程度だったところ、2030年度頃には約7%程度となる見込みです。
現在、廃棄される使用済紙おむつの多くは市区町村等の廃棄物処理施設において焼却処分されていますが、一方で、紙おむつは、素材としては上質パルプ、フィルム、吸水性樹脂から構成されており、再生利用等によりパルプ等の有効利用が可能です。
紙おむつの再生利用等を促進することにより、一般廃棄物の焼却処理量の減少等による廃棄物処理の合理化や資源循環の促進等にも繋がるところ、今後の更なる取組の促進を目指すため、現状の整理及び今後の方針について検討を行い、環境省の今後の取組の方向性を取りまとめました。
使用済紙おむつの再生利用等の促進プロジェクト検討結果取りまとめ
使用済紙おむつの再生利用等の促進プロジェクト検討結果取りまとめ(一枚絵)
現在、廃棄される使用済紙おむつの多くは市区町村等の廃棄物処理施設において焼却処分されていますが、一方で、紙おむつは、素材としては上質パルプ、フィルム、吸水性樹脂から構成されており、再生利用等によりパルプ等の有効利用が可能です。
紙おむつの再生利用等を促進することにより、一般廃棄物の焼却処理量の減少等による廃棄物処理の合理化や資源循環の促進等にも繋がるところ、今後の更なる取組の促進を目指すため、現状の整理及び今後の方針について検討を行い、環境省の今後の取組の方向性を取りまとめました。
使用済紙おむつの再生利用等の促進プロジェクト検討結果取りまとめ
使用済紙おむつの再生利用等の促進プロジェクト検討結果取りまとめ(一枚絵)
使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン
下水道における紙オムツの受入実現に向けて
下水道への紙オムツ受入実現に向けた検討について
国土交通省は、平成30年度より、介護の現場での利便性等、高齢化社会への貢献を目的に、「下水道への紙オムツ受入実現に向けた検討会」を立ち上げ、Aタイプ(分離・回収型)、Baタイプ(破砕・回収型)の紙オムツ処理装置を対象に、紙オムツ処理装置導入時における介護負担軽減効果や下水道施設への影響、公共用水域・地球環境への影響等について調査・検討を行いました。
審議の結果、下水道への紙オムツ受入実現については、引き続き調査・検討すべき課題が残されていることから、ガイドラインの作成は将来的な検討とする結論に至り、検討結果や現時点における知見を取りまとめた「紙オムツの下水道への受入検討に関する報告書」(令和5年3月)を公表しました。また、報告書の別添として、下水道管理者や紙オムツ処理装置メーカー等が引き続きの調査・検討を行うにあたり、介護での負担軽減効果や下水道施設等への影響を調査するにあたっての方法等をとりまとめた「紙オムツの下水道受入検討に関する報告書 別冊 基礎調査マニュアル」も公表しています。
今後、下水道への紙オムツの受入実現に向けて残された課題について、本報告書を参考に、引き続きの技術開発や知見の収集が図られることが期待されます。
〇紙オムツの下水道への受入実現に向けた検討状況(R4年度)(PDF形式:398KB)
〇「下水道への紙オムツ受入実現に向けた検討会」における審議内容
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000540.html
〇紙オムツの下水道への受入検討に関する報告書(R5年 3月)
紙オムツの下水道への受入検討に関する報告書 本体(PDF形式:1,945KB)
紙オムツの下水道受入検討に関する報告書 別冊 基礎調査マニュアル(PDF形式:1,171KB)
(参考1)令和2年度社会実験 Aタイプ(固形物分離タイプ)_紙オムツ受入による下水道施設への影響調査結果(PDF形式:1,250KB)
(参考2)令和3年度社会実験 Baタイプ(破砕回収一体型)_紙オムツ受入による下水道施設への影響調査結果(PDF形式:1,142KB)
(参考3)負担軽減効果に関する介護施設への追加アンケート調査結果(PDF形式:1,295KB)
(参考4)紙オムツ処理装置の導入による温室効果ガス排出量への影響評価(PDF形式:803KB)
(参考5)紙オムツ処理装置の導入による経済性への影響評価(PDF形式:478KB)
審議の結果、下水道への紙オムツ受入実現については、引き続き調査・検討すべき課題が残されていることから、ガイドラインの作成は将来的な検討とする結論に至り、検討結果や現時点における知見を取りまとめた「紙オムツの下水道への受入検討に関する報告書」(令和5年3月)を公表しました。また、報告書の別添として、下水道管理者や紙オムツ処理装置メーカー等が引き続きの調査・検討を行うにあたり、介護での負担軽減効果や下水道施設等への影響を調査するにあたっての方法等をとりまとめた「紙オムツの下水道受入検討に関する報告書 別冊 基礎調査マニュアル」も公表しています。
今後、下水道への紙オムツの受入実現に向けて残された課題について、本報告書を参考に、引き続きの技術開発や知見の収集が図られることが期待されます。
〇紙オムツの下水道への受入実現に向けた検討状況(R4年度)(PDF形式:398KB)
〇「下水道への紙オムツ受入実現に向けた検討会」における審議内容
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000540.html
〇紙オムツの下水道への受入検討に関する報告書(R5年 3月)
紙オムツの下水道への受入検討に関する報告書 本体(PDF形式:1,945KB)
紙オムツの下水道受入検討に関する報告書 別冊 基礎調査マニュアル(PDF形式:1,171KB)
(参考1)令和2年度社会実験 Aタイプ(固形物分離タイプ)_紙オムツ受入による下水道施設への影響調査結果(PDF形式:1,250KB)
(参考2)令和3年度社会実験 Baタイプ(破砕回収一体型)_紙オムツ受入による下水道施設への影響調査結果(PDF形式:1,142KB)
(参考3)負担軽減効果に関する介護施設への追加アンケート調査結果(PDF形式:1,295KB)
(参考4)紙オムツ処理装置の導入による温室効果ガス排出量への影響評価(PDF形式:803KB)
(参考5)紙オムツ処理装置の導入による経済性への影響評価(PDF形式:478KB)
世界中で問題になっているマイクロプラスチックの対策とは全く正反対の取組に、なぜ省庁が予算を出すのか、本当に不思議でした・・・。
一度、国交省に問い合わせたことがありますが、担当者曰く、実際に、「微細化した紙おむつは、下水処理の過程で100%は取り切れずに、環境中に流出することがわかっている」とのことでした。
国交省の取組が下火になることを願うばかりです。