環境省から全国の市町村に対して家庭ごみ等一般廃棄物処理に支障を及ぼさない範囲で、廃プラスチック類の受入れを積極的に検討するよう要請があったことから、、、、
亀山市は、市内事業所の意向を把握するため「廃プラスチック類処理相談窓口」を開設している。処理可能な範囲で事業者の廃プラスチックを受入れるようだ。朝日新聞では「亀山市、廃プラ類を市施設で処理へ 溶融炉に余裕」と報道、もちろん処理能力に余裕があるから受入可能ということであろうが、
亀山市のガス化溶融炉は日鉄エンジニアリング(旧新日鉄住金エンジニアリング)のシャフト炉式ガス化溶融炉。この方式の溶融炉では、コークス替わりにペットボトルや廃プラスチック類を燃やす自治体もあるようだが、それにしても産廃の廃プラまで、、、
亀山市総合環境センター
施設規模80 t /日 ( 40t /24h×2炉 )
竣工平成 12年3月31日
シャフト炉式ガス化溶融炉
溶融施設基幹的設備改良工事実施
「溶融施設 長寿命化計画書」
5月の環境省の要請以来、「受入しない」という自治体の報道は多々あれ、「受入検討」の報道ははじめてキャッチした~亀山市以外でも受入検討はあるのだろうが、、
関連(本ブログ)
■環境省「廃プラスチック類等に係る処理の円滑化等について(通知)」環循適発第1905201 号 環循規発第1905201 号2019年05月21日
■環境省 廃プラスチック類の輸入規制等による影響等の調査結果公表、そして、「廃プラスチック類等に係る処理の円滑化等について(通知)」で自治体の焼却施設で積極的に受入を検討するように要請2019年05月20日
事業活動で生じた廃プラスチック類は、国内処理のみに留まらず、その一部は海外にも輸出されてきました。
近年、外国政府の輸入禁止措置などの影響により、国内処理の廃プラスチック類が増大し、産業廃棄物処理施設のひっ迫や不法投棄等の不適正処理の発生が強く懸念されています。
そのような中、環境省から全国の市町村に対して家庭ごみ等一般廃棄物処理に支障を及ぼさない範囲で、廃プラスチック類の受入れを積極的に検討するよう要請がありました。
亀山市は、ごみ溶融処理施設稼働以来、市内事業所から排出される産業廃棄物を許可制により受け入れてきましたが、こうした状況を鑑み、処理可能な範囲で受入れ対応に努めるため、市内事業所の意向を把握すべく「廃プラスチック類処理相談窓口」を開設します。
廃プラスチック類の処理でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
開設期間 令和元年9月2日(月)から当分の期間
開設場所 総合環境センター4階事務室
開設時間 月曜日から金曜日(祝日及び年末年始を除く。)午前8時30分から午後5時15分(正午から午後1時を除く。)
お問い合わせ
近郊の愛知・静岡・奈良の処理業者は既にキャパ一杯なのに加えて、「お金もっと出すから処理して」みたいな感じで、それが価格高騰の要因にもなってしまってます。
ということで、三重県に限った話ではありませんが、中小企業は廃プラ等の処理に大変困ってます。
いい加減、不法投棄が横行しそうなヤバさです。
比較的人口少な目で山林地が多いという、不法投棄がやり易そう(駄)な亀山市が、市内の窮している事業者に利便を図ろうとするのもアリなんじゃないでしょうかね。
新規処理場計画に反対しまくってた人達は、処理場なんて要望が出れば「どこかの処理会社」が1~2年でパパっと建設してくれると思ってたみたいですね。産廃処理場は起案から5~10年と言ったら鼻で笑われました。このご時世に何を呑気な、ですって(呆