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世界の紙統計<パルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量など>2019年、2020年更新

2022年05月14日 10時11分47秒 | 紙・古紙関連
詳細は古紙再生促進センター「世界の紙・板紙統計 」参照のこと


古紙再生促進センターのHPで、世界の紙・板紙統計(2019年、2020年)が更新されていた~
中国の経済成長、紙の分野も急激な勢いで伸びていたが、、
2020年の紙・板紙生産高、中国は103,994 千トンで前年比4,672千トンの減
アメリカや日本も減少・横ばい傾向続く~

 


グラフは「2019年、2020年世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量」から作成

各データには但し書きとして 下記の記載あり
出典:Fastmarkets RISI Annual review of global pulp & paper statistics, 2020
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、台湾造紙協会の統計数値。


これまでの統計資料からグラフ作成
最新データは2020年各年の上位10ヵ国のデータをグラフにした~
元データの( )内の数値など詳細は~

1.世界のパルプ生産高(千トン)



2.世界の紙・板紙生産高 (千トン)



3.世界の紙・板紙消費量(千トン)



4.国民一人当たり年間消費量(Kg/年)

この「世界の パルプ及び紙、板紙生産量と紙・板紙消費量」統計資料では、毎年、上位20位までの国のデータが 掲載されている。ルクセンブルグ、かつては国民一人当たり年間消費量がダントツトップであったが、いつのまにか、欄外になった。たんなる統計抜けなんか、消費量の削減なのかは確認できないが、、、


●国民一人当たり年間消費量推移(Kg/年)

スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アメリカも、消費の縮小率は日本よりも急ピッチで進んでいる。ドイツは横ばい、東欧は増加傾向も、

●2020年主要国の古紙回収量、消費量、輸入量、輸出量

中国とアメリカの紙・板紙の生産量と消費量は、3位の日本を大きく引き離しての1位、2位である、
そして、中国の場合は、2020年古紙の消費量も前年度よりも減少したとはいえ65,512千トンと、ダントツの世界一である。

しかし、中国国内の古紙回収量は徐々に増加していたが2020年は55,112千トンで回収率が50%である。
一方、古紙の輸入量は環境規制で前年度よりも大きく減少で6,893千トン、それでも他に類をみない古紙の輸入国でもある。

日本の古紙輸出量は2020年は3,188千トンで、中国向け古紙輸出は大幅に減少したものの、2020年はまだ中国向けが38%と一番多い、中国向けの減少分は、ベトナムやインドネシア向けが増加

2020年の古紙回収率、全世界合計で60%、ヨーロッパの古紙回収率は70%と高い。ドイツ81%、オランダ89%、スウェーデン83%、スイスの127%、イギリス92%と、、、、

 


 

●「2019年、2020年世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量

日本国内で言うところの「古紙利用率」と「古紙回収率」とは定義が異なるようだが、
世界の「古紙消費原単位」と「古紙回収率」の地域別比較
古紙消費原単位=古紙消費量/紙・板紙生産量
古紙回収率=古紙回収量/紙・板紙消費量

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