東京23区のごみ問題を考える

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東京臨海リサイクルパワー(TRP)微量PCB廃棄物処理事業に係る地域環境委員会(第17回)傍聴しました~(またまた、敷地境界ダイオキシン類 高濃度)

2019年01月28日 19時52分36秒 |  PCB/DXN類など

東京臨海リサイクルパワー(TRP)
微量PCB廃棄物処理事業に係る地域環境委員会(第17回)
1.日 時 :平成 31年 1月28 日( 木 )1 5 : 30 ~1 7 : 0 0
2.場 所 :東陽セントラルビル 2階ホール 東京都江東区東陽 4-1-13
3.議 題
 (1)微量 PCB 汚染絶縁油の処理状況について
 (2)環境モニタリング状況
 (3)安全対策(教育・訓練、災害事例、設備不具合)
 ( 4 )その他


傍聴しました~

沈黙は金なのか?
沈黙法廷ではないが、沈黙委員会、、、、、
毎度のことではあるが、委員からの質問や意見はほとんどでなくて、
あきれているのか、諦めているのか、それともなにか、、異次元の世界、、

またまたTRP敷地境界のダイオキシン類が高濃度となった~
ズサンナサギョウデ ダイオキシンバラマクナ~~
などと、委員のみなさん、誰も言ってくれない、


・環境モニタリングで敷地境界大気のダイオキシン類が高濃度
平成30年9月測定の
ダイオキシン類、敷地境界「東」が0.8pg-TEQ/㎥となった。
原因と思われることとして、、「医廃炉B系集じん装置フィルター取り替え工事を実施していて、そのろ布やばいじんをフレコンバッグに入れて2階フロアーに仮保管していた。測定当日の風向きは南風で、フレコンバッグ表面に付着していたばいじんが東側測定箇所に影響して高濃度となったと推測」という。

また、10月の環境測定では敷地境界大気中ダイオキシン類も低下。しかし、12月の測定でまたまた「東」で0.58pg-TEQ/㎥と高濃度となったという。その原因としては、「換気ダクトの詰まりが影響としていたものと考えるが原因究明を継続する」と、、、、、

素人ながらに、大丈夫かいなTRP、、、と思ってしまう~
なんというか、あきれてしまうというか、、過去の、あの敷地境界ダイオキシン類に懲りていないのか、、、、
ああいうことがあったので、もう大丈夫だろうと思っていたが、緊張感が足りないのではないか、、、驕りはないか、気のゆるみは、、、

しかしまあ、TRP、みようによっては、正直というか、ごまかしがないというか、、、
普通、といっても正確な実態は知らないが、、市民サイドで昔から冗談半分で言われていたのは、ダイオキシン類測定も、排ガスは燃やすごみ質に気をつける、雨水の場合は側溝など徹底して清掃しておく等など、、、サンプリングがあるときは、組織全体で一丸となって暗黙の了解の元に最善の状態にして測定に望むのかと思っていたが、、、数年前にもTRPは、粉じん対策で、高圧ジェット洗浄を実施した翌日に排水のサンプリング、あげく、ダイオキシン類が基準値超過ということがあったが、、

日常体制そのもので環境測定実施は正直で好いことだが、、杜撰な処理体制ではどうしようもない、、、
再発防止策などいろいろ報告があったのだが、、、いろんな杜撰体制が表面化して、改善されてより良くはなるのだろうが、、、
もう、うなるしかない、、、

疑問に思うこと多し、
・集じん装置フィルターって? 焼却炉のバグフィルターとは別物?
・平成18年運転開始からはじめて取り替えとなっていたが、放射性セシウムは?
・ろ布やばいじんのダイオキシン類濃度は?
・ろ布やばいじんを袋に入れて、フレコンバッグに入れたと、、それでもフレコンバッグの表面に付着するとは?
・内袋、フレコンバッグの口は締めていたのか?
・ろ布やばいじんは産廃炉で処理するのか?

・換気ダクト粉じんに放射性セシウムは?
福島原発事故後、墨田清掃工場の換気装置のフィルターにセシウム7万Bq/Kgということがあったので、、、
換気ダクト、中を見ての点検はしたことがなかった?そんなものなの?

しかし、フレコンバッグの表面に付着したものが風で飛ばされた程度で、たまたまサンプリングポイントと一直線でキャッチしたとしても、それでも大気中に拡散されることなく0.8pg-TEQ/㎥にまで溜まる?ものなんだ、、恐ろしいほど、、中防あたりできれいな空気など望めないのか、、、

もちろん、環境基準は年平均0.6pg-TEQ/㎥、どんなに高濃度になれど、、、お金がかかっても、測定回数を増やせば環境基準以下にはなるので、、、周辺環境に影響はありません~ ということになるのだろうが、,影響云々よりも、杜撰な運転管理、操業の在り方そのものが気になる、、事故やトラブル、通常操業の時よりも、定期点検中や、休み明け、通常と違ったときに起きやすい、、

都内の大気ダイオキシン類は0.016pg-TEQ/㎥(平成28年度平均)だから、やはりね、、


・PCB処理運用変更の実証試験結果
【実証試験の概要】(TRP資料から抜粋)
・実施日時:平成30年10月17日(木)、18日(金) 各日9時~17時
・試験内容:以下の条件で処理を行い、設備稼働状況と環境モニタリング値に問題がないかどうかを確認する。
(産廃炉)通常の産廃を焼却しつつ、微量PCB絶縁油を1,100℃以上※の温度で焼却処理する。
※1,000℃はTRP産廃炉の設置許可申請時の維持管理基準。なお現状の認定温度は1,100℃であり、廃掃法上のPCB処理基準温度は850℃である。

(医廃炉)通常の医療廃棄物を焼却しつつ、JESCO東京事業所から受け入れた低濃度PCB廃棄物(固形物)を850℃※以上の温度で焼却処理する。
※TRP医廃炉の設置許可申請時の維持管理基準。

試験廃棄物は計画書通り処理できたようで、試験中の焼却も基準値を維持、試験中の排ガス・排水なども全て基準値内で、試験による不具合はなかった等の説明があった。今回の試験結果を踏まえ、PCB無害化処理申請を提出したいと~ (5月頃を希望)
低濃度PCB廃棄物の処理は、JESCO東京事業所限定の受入申請

資料は追って公開されるだろう。

とりあえず~

TRP 敷地境界大気中ダイオキシン類サンプリングポイント




ちなみに、TRPのお向かいのJESCO東京PCB処理事業所の敷地境界ダイオキシン類測定、
最新で、平成30年7月までだが、、、高濃度あれど、JESCOは、JESCO操業由来のダイオキシン類ではないと、、、


23区清掃一組は中防の大気ダイオキシン類測定を終了
中央防波堤内側埋立地(中防)は廃棄物処理施設が集中立地。東京二十三区清掃一部事務組合の処理施設も、粗大ごみ、不燃ごみ、中防灰溶融施設とたくさんあるが、中防処理施設管理事務所での大気中ダイオキシン類測定は、破砕ごみの焼却施設が休止になったことで平成27年度で終了してしまった。中防灰溶融施設では、清掃工場から運び込まれる飛灰のキレート処理や、セメント原料化事業の主灰の積み替え?も行っていると聞いたが、、それでも排ガスからのダイオキシン類放出はないということで大気中ダイオキシン類測定はしないということだ。焼却灰や飛灰をばらまけば確実に大気中にダイオキシン類は蔓延するとTRPは実証しているのだが、、、


関連(本ブログ)
東京臨海リサイクルパワー(TRP)微量PCB廃棄物処理事業に係る地域環境委員会(第16回)傍聴しました~2018年08月09日



本日の資料は、追ってTRP「微量PCB 地域委員会」で公開される

微量PCB廃棄物処理事業に係る地域環境委員会(第17回)
【配付資料】
資料1 議事次第
資料2 地域委員会委員名簿
資料3 第17回東京臨海リサイクルパワー株式会社による微量PCB廃棄物処理事業に係る地域環境委員会説明資料
資料4 第16回議事要旨 

 

 

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