東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区 清掃一組と区民との意見交換会に参加して~

2010年11月19日 23時57分25秒 | 東京23区のごみ

◆清掃一組と区民との意見交換会
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/topics/oshirase221025.pdf
清掃一組では、事業運営に関して区民の皆様に御説明するとともに相互のコミュニケーションの促進を図るため、区民との意見交換会を開催することといたしました。

日 時: 平成22年11月19日(金) 午後1時20分から午後4時30分まで
場 所: 渋谷清掃工場4階 見学者説明室 (渋谷区東1-35-1)

◆第1回「水銀混入ごみの搬入について」
1 テーマ 「水銀混入ごみの搬入について」
・基調講演 (京都大学大学院工学研究科准教授 高岡昌輝 氏)
・清掃一組からの説明
 水銀混入ごみによる清掃工場の停止
 再発防止対策について
・意見交換

第1回のテーマは「水銀混入ごみの搬入について」であった。高岡先生のお話は、グラフや写真入りでとてもわかりやすく、よかった。水銀・水銀含有廃棄物の現状、将来的にどうなるのか、世界の動向など、アメリカやEUの動向を聞くにつけ、日本の対応の遅さにガックリするのだが、まあ、これからなのでしょう~(高岡先生のお話はまたいずれ~)

一組の説明、清掃工場の炉停止については、ホームページで公開されているようなことが中心で、あまり目新しいことはなかった。各停止工場の緊急停止に至るまでの、その時の水銀測定値(バグ、煙突)や作業工程(手順や時間)などを知りたくて参加したのだが、、やはりもう時間がたちすぎてしまって、もう、今さら、振り出しに戻るようで、時間的制約もあるので質問もしなかった。(足立と千歳は話しの中で一部数字がでてきたが~)。メディアでいろいろ報道されてはいるが、そのような基本的なことは一組として公開していないので、正確な状況はなにもわからないままである。いろんな報道をつなぎ合わせても、食い違いもあり全容はわからない。ちょっと宙ぶらりんな状態は改善されなかった。

今後の対策としても、原因の究明をしっかりしなければ、繰り返し起こる可能性もある。しかしともかく、先ずは入れない努力をできる限り行うのは重要である。それでも入っては来るのだろうから、安全に確実に処理をするしかないのだろうが~ そうなると、そういう悪循環が、いろいろなところで、ごみの焼却に異を唱える人達(私自身も含めて)は問題だと思うのである。もう常にこの堂々巡りである。とりあえずは、再発防止対策としての「搬入物検査の強化」、23区との連携強化「不適正搬入防止検討委員会」に期待をするのではあるが~ まだそれもどうなっていくかはこれからなのである。~と、そもそもの原因や、対策の問題も、水銀などに関しての国のこれまでのあり方が問題なのである。世界的な流れで、日本も近い将来、水銀の輸出禁止、国内処理・保管は避けられない流れなので、廃棄物処理施設での排出規制など、いろんな部門で水銀に関する規制が必要になる。ということで会の終了後、高岡先生に詰め寄ってしまった。(先生のせいでもないのに、ね。でもいろいろ今後に期待したいので!!)

今日は、初めての「区民との意見交換会」ということで、残念ながら区民の参加はとても少なかったが、それでも参加した人は、このような場が持たれたことは評価(?)はしていたようだ。一組側からすると、いろんな集会での同じような顔ぶれの人ばかりで、新鮮みは欠けたかもしれないが~ それほど険悪な言い合いにはならなかった。かな? なったのかな? あれくらいは想定内だろう。顔つき合わせて、繰り返し話し合いを重ねていけば、いつもいつも敵対するばかりではなくなって、そのうちもっとお互いの意見をしっかり理解し合えるようになり、少しでもいい方向に事業が進むようになるのかもしれないと願っている。ゆくゆくは、情報開示請求など書面でしなくても、意見交換会の場に参加すればより詳しい情報が得られるような場になってくれると嬉しい。まあ、回を重ねていけばもう少しは意見交換会らしくなるのかもしれないが~ 実際のところ、ごみ問題に関心を示す区民は、残念なことだがやはり少数派なのだろう。広報のあり方も工夫が必要なのかも~ 

今日、渋谷清掃工場ははじめてなので、少し早めに行って周辺や工場内の写真を撮ろうと思って、かなりゆとりを持って渋谷駅に着いたのだが。またしても道を間違えてしまった。30分以上もさまよい歩いた。もうどうしようもない方向音痴である。それで大慌てで少し遅刻して会場に入ったら、参加者が会場ぎっしりなのでもうびっくり仰天。よく見渡すと、区民は少人数で、23区の役所の方達が大勢参加しているではないか。それはそれでとても嬉しかったな~ やはり区の人達にも高岡先生のお話や、区民のいろんな意見を聞いてもらえるのはとてもいいことである。それにしても区民の側はいつも同じような顔ぶれ。でもはじめて見かける人もいた。また、昨年度まで相対する席に座られていた方が、区民席におられるではないか。いいですね。退職されてもこうしてお目にかかれるのは。いろんな集会にほとんど参加しない私としては、こういう場で同窓会の如く再会する人がいると嬉しい。帰りに懐かしい人達と6人で寄り道をして、ボージョレ・ヌーボーで乾杯である。なんと、息子さんが司法試験に合格したというハハもいたので。つまらないニュースが多いこのご時世、めでたい話題は嬉しいことである。その息子さん、私たちがごみ問題、清掃工場の問題にかかわりはじめた頃、まだかわいい小学生だった。みんな大きく立派になって~(ちょっとだんだん支離滅裂になってきたのでもうやめる)



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