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環境放射能除染学会 第21回講演会『中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発 戦略目標から次のステップへ』オンライン視聴

2025年01月31日 18時11分54秒 | 放射性廃棄物など

減容化・再生利用と復興を考える知のネットワーク会
「環境放射能除染学会第21回講演会」案内チラシ

 

環境放射能除染学会 第21回講演会をWebexで視聴した~
資料は公開されていないので、勘違いして解釈している可能性有り、、


テーマは「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発 戦略目標から次のステップへ」
講演1「福島県内除去土壌等の県外最終処分に向けた取組」大野皓史(環境省)
汚染土壌の県外最終処分に向けて、要は、可能な限り再生利用で最終処分量を減らすということかな、、中間貯蔵施設への搬入量は累計で約1,384万m3(2024年5月末時点)。この汚染土壌の約4分の1は減容化を図った上で「県外最終処分約4分の3は再生利用で全国の公共事業で利用と、、、

講演2「JESCOにおける県外最終処分に向けた技術開発の取組」今井啓祐(JESCO)
具体的な技術開発例の報告があったのか??? 
JESCO「県外最終処分に向けた 研究・技術開発」「飛灰洗浄処理技術等実証試験」「除去土壌等の減容等技術実証事業」技術開発? 湯水のごとくお金を使って、何のための誰のための戦略なのか???

講演3「中間貯蔵施設周辺復興地域の環境創生に向けた研究~推進費SII-9~」遠藤和人((国研)国立環境研究所)
何が何でも減容化、飛灰や溶融飛灰まで減容するなど納得いかなかったが、遠藤氏のお話で、なぜ必用なのかというようなことが、おぼろげながらわかった。非濃縮シナリオで直接セメント固化はいろいろ問題があり、最大濃縮シナリオで安定化させて最終処分など、また、最終処分場の管理型、遮断型、など、、、印象的なことは「減容化」=「濃縮」、最大濃縮シナリオセシウム約7億Bq/kgしかし、だからといって、そこまでするか?

それにしても、最大濃縮シナリオでセシウム約7億Bq/kg
現在稼働中の、中間貯蔵施設内の「双葉町仮設灰処理施設」の溶融飛灰のセシウム濃度が最大で650,000Bq/kg今年度はまだチェックしていない)、以前、「蕨平地区仮設資材化施設」でのセシウム昇華(1,350℃の高温熱処理)実証事業で、830,000Bq/Kgだったので、7億Bq/kgは気が遠くなる、、、

講演4「1F固体廃棄物対策の現状と今後の課題」増田良一(東京電力ホールディングス(株))
福島第一の瓦礫など(瓦礫類、伐採木、使用済み保護衣類)の保管状況など。2036年3月時点の廃棄物の予測発生量は約69万m3。再生利用対象が約11.2万m3。保管対象の約57.4万m3は減容で約28.6万m3。そのほかに、燃料デブリ取り出しで発生する廃棄物は約45万m3予測。東電もやはり可能な限りは減容化、現状の焼却設備は「雑個体廃棄物焼却設備(2016年3月竣工)」、「増設雑個体廃棄物焼却設備(2024年2月竣工)、そして、先日も報道にあった、溶融設備は2029年~2031年度頃(検討中)と、これは、放射性金属瓦礫を溶かして金属の再利用となるのかな?

総合討議「戦略目標の次のステップについて」大迫政浩((国研)国立環境研究所)
、、、、、



そもそもの環境省も誰もかもが、福島と国の約束、中間貯蔵開始後30年以内(2045年3月まで)に、福島県外で最終処分を完了するを前提にしての施策や討論なので、、はなから理解も納得もできないことばかり、、ましてや、そのために膨大な量の汚染土を全国各地の公共事業などに再利用など全くナンセンス、国民を愚弄していると思う~

会場からの質問や意見、Webex意見、
溜飲が下さがることばかりで、おもわずパソコンの前で拍手した!
ほんとうにね~

最後にJESCO社長の挨拶、
いつの間にか社長は鎌形浩史氏に変わっていた~
ここのところJESCOのPCB委員会の傍聴にも行っていないので、ちょっとビックリ

Webex視聴、通しで聞けずに、途中、切れ切れに離脱したので肝心な部分も聞き逃したか、、
資料の公開がなくて残念!!

 

資料は公開されていなかったので、Webexからの画像 ↓ ↓

講演1「福島県内除去土壌等の県外最終処分に向けた取組」大野皓史(環境省)

 

 

講演3「中間貯蔵施設周辺復興地域の環境創生に向けた研究~推進費SII-9~」遠藤和人((国研)国立環境研究所)

 

 

 

 

 


 

環境放射能除染学会第21回講演会

中間貯蔵除去土壌等の
減容・再生利用技術開発戦略目標から次のステップへ

減容化・再生利用と復興を考える知のネットワーク共催企画
2025年1月31日(金) 14:00~16:30
日比谷図書文化館地下1階 日比谷コンベンションホール
会場とオンライン(Webex使用)のハイブリッド方式開催

講演1 福島県内除去土壌等の県外最終処分に向けた取組
    環境省 環境再生・資源循環局 環境再生事業担当参事官室 参事官補佐 大野皓史
講演2 JESCO における県外最終処分に向けた技術開発の取組
     JESCO 中間貯蔵事業部次長 今井啓祐
講演3
 中間貯蔵施設周辺復興地域の環境創生に向けた研究~推進費SII-9~
    国立環境研究所 福島地域協働研究拠点 廃棄物・資源循環研究室長 遠藤和人
講演4 1F固体廃棄物対策の現状と今後の課題
    東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー 廃棄物対策プログラム部 増田良一
総合討議 戦略目標の次のステップについて
     国立環境研究所/環境放射能除染学会理事長 大迫政浩

 

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