大阪市、家庭から出されるリチウムイオン電池等の訪問回収を開始するようだ~
現状では、市内10か所の環境事業センター設置の「リチウムイオン電池等回収ボックス」で拠点回収を行っているようだが、、それに加えて、持込ができない市民への対応として、電話等の申込で職員が自宅を訪問して回収するという~(以前、蛍光灯の訪問回収もあったようだ!)
大阪市は「ふれあいや安否確認のサービス」も実施しているようなので、リチウムイオン電池等の訪問回収も新たな取り組みとしても、さほど大きな負担になるということでもないのかな?
ほんとうに、リチウムイオン電池等が原因のごみ収集車両やごみ処理施設の火災事故は深刻というか、切実な問題になっているのだ、、、、プラスチック製容器包装の分別収集にも混入しての火災事故もあるようだ、、
東京消防庁によると、都内だけで、令和5年におけるごみ収集車の火災は41件(速報値)発生。特に、リチウムイオン電池を含む製品が発火源となる火災が増加傾向にあり、発火源がリチウムイオン電池関連の火災が最も多く21件発生。令和5年におけるごみ処理関連施設の火災は25件(速報値)発生。このうち、発火源がリチウムイオン電池関連の火災が最も多く9件発生しているようだ~
大阪市のごみ分別は少し変わっている
<普通ごみ(径が30センチメートル以内のもの)>普通ごみ以外の収集品目は、
<容器包装プラスチック> <資源ごみ(缶、びん、ペットボトル、金属製の生活用品及びスプレー缶・カセットボンベ類)> <古紙・衣類> <粗大ごみ>
●リチウム蓄電池等に起因する廃棄物処理施設における火災等の防止について(事務連絡)(令和6年4月8日)
●リチウム蓄電池等処理困難物対策集(令和 5 年度版)
●リチウム蓄電池等処理困難物対策集 (概要版)
2024年6月10日
ページ番号:602148
大阪市は、令和6年7月1日(月曜日)から、家庭から出されるリチウムイオン電池等の訪問回収を開始します。
ごみ収集車両やごみ処理施設において、家庭ごみに混入されたリチウムイオン電池等が原因の火災事故が全国的に発生しており、本市では令和5年7月から、市内10か所の環境事業センターに「リチウムイオン電池等回収ボックス」を設置し、市民の皆さまからの持ち込みによる受付(拠点回収)を行っていますが、市民の皆さまの利便性向上のため、電話等の申込により当局職員がご自宅を訪問してリチウムイオン電池等を回収し、ごみ収集・処理時における火災事故を防止するとともに資源の有効利用を一層推進します。
なお、環境事業センターでの「リチウムイオン電池等回収ボックス」による受付回収も、引き続き実施します。
1 回収品目
- 小型充電式電池(リチウムイオン電池、ニカド電池、ニッケル水素電池)
- モバイルバッテリー
- ワイヤレスイヤホンなど、小型充電式電池が本体から取り外せないものは、そのまま回収します。(最大の辺又は径が30センチメートル内のもの、あるいは棒状で1メートル以内のもの)
(注1)小型充電式電池は次のマークが目安となります。
(注2)鉛電池(自動車用バッテリー等)や最大辺または径が30センチメートルを超えるものは回収できません。
(注3)ご家庭から出されるものに限ります。(会社や商店等、家庭以外から出されるものは回収できません。)
(注4)膨張・変形したものも回収します。
2 申込方法
お住まいの地域を担当する環境事業センターに電話でお申込みください。
電話での申込みが難しい方は、ファクシミリ・はがきでもお申込みいただけます。
- 受付時間・回収日は、環境事業センターの開庁時間内です。
(注)開庁時間は、月曜から土曜まで(祝日を含む。年始を除く。)の8時から16時30分まで - 回収日を調整しますので、電話でお申し込みください。
- 申込みの際に、氏名、住所、電話番号(連絡先)と数量をお知らせください。
- 回収日に不在の場合は、その旨をお伝えください。
3 リチウムイオン電池等の出し方
リチウムイオン電池等は、金属端子部(プラス極とマイナス極)及びリード線を覆うようにビニールテープを貼り、絶縁していただいたうえで、中身の見えるごみ袋に入れ、訪問回収にお伺いした職員にお渡しください。
4 回収申込先
誤ったごみの分別により火災が発生!
収集したごみ袋(可燃ごみ)から煙発生。 | ごみ袋内には捨ててはいけないポータブル電源が廃棄されていた。 |
火災のメカニズム
リチウムイオン電池関連火災
リチウムイオン電池は、繰り返し充電、放電できる電池のことで、二次電池の一つです。この電池は、主に小型で大量の電力を必要とする製品(スマートフォン、コードレス掃除機、ノートパソコンや電動工具など)に使用され、他の二次電池と比べて高容量、高出力、軽量という特徴があります。
リチウムイオン電池は、電解液として可燃性の有機溶剤を使用しているため、衝撃により内部の正極板と負極板が短絡し、急激に加熱後、揮発した有機溶剤に着火して出火することがあります。
エアゾール缶等の火災
殺虫剤、消臭スプレーやヘアスプレー等のエアゾール缶には、噴射剤としてLPG(液化石油ガス)及びDME(ジメチルエーテル)等の可燃性ガスが使用されているものがあります。これらのスプレー缶がごみ収集車の回転盤で押し潰されると、可燃性ガスが漏洩し、ごみの圧縮時に発生した火花等により引火して出火することがあります。
火災事例
可燃ごみとして収集されたモバイルバッテリから出火
ごみ収集車が可燃ごみを回収中、ごみに混ざって廃棄されたモバイルバッテリーがごみ収集車内で押しつぶされた際に短絡し、出火したものです。
不燃ごみとして回収されてスプレー缶から出火
不燃ごみを回収作業中の作業員が、収集したごみを入れて回転板を操作したところ、ごみの中にあったスプレー缶が押し潰され、残留していた可燃性ガスが漏洩し、ごみの圧縮時に発生した火花等に引火し出火したものです。
ごみ処理施設において不燃ごみに混入していたモバイルバッテリから出火
ごみ処理施設の作業場で、不燃ごみに混ざって廃棄されたリチウムイオン電池が何らかの要因で短絡し、出火したものです。
火災を防ぐために
- リチウムイオン電池を含む製品を処分する際は、製品の取扱説明書をよく確認しましょう。
- スプレー缶をやむを得ず使い切らずに捨てる時には、火気のない通気性の良い屋外で残存ガスがなくなるまで噴射してから廃棄しましょう。
- 不用品を処分する際は、地域のごみ回収方法をよく確認してその方法に従って処分しましょう。
小型充電式電池のリサイクル
小型充電式電池とは?
充電して繰り返し使える小型充電式電池は、小型充電式電池製造メーカーや小型充電式電池を使用する機器メーカー、それらの輸入業者などに回収、再資源化が義務付けられています。回収の対象、自治体ごとの捨て方等は、東京都環境局のホームページにリチウムイオン電池などの小型充電式電池のリサイクルについて記載されていますので、ご参照ください。
東京都環境局ホームページ:「小型充電式電池のリサイクル」
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/resource/recycle/battery.html
令和6年5月30日現在
【リチウムイオン電池の排出ルール(捨て方)注意喚起ポスター】
どこで回収しているの?
使わなくなった小型充電式電池は、以下の場所で回収しています。
- ①モバイル・リサイクル・ネットワークに参加する携帯電話会社等のショップ
(回収対象:携帯電話本体、充電器、二次電池) - ②家電量販店、ホームセンター等の一般社団法人JBRCリサイクル協力店
(回収対象:リチウムイオン電池、ニカド電池、ニッケル水素電池)
※回収対象外のものもありますので、詳しくは下記のホームページをご参照ください。
①モバイル・リサイクル・ネットワーク
http://www.tca.or.jp/mobile-recycle/
(一般社団法人電気通信事業者協会)
令和6年5月30日現在
実家は大阪市なのでちょくちょく自治体のゴミ出しを見ています。
リチウムイオン電池は、膨張などがなければ、ジョーシンなど家電量販店で回収してくれるのですが、取り出せなかったり、膨張したりしたものはNGなので、今回の訪問回収はとてもありがたいと思います。
以前蛍光灯も訪問回収してくれたそうです。
大阪市の普通ごみというのは、他府県で言う「可燃ごみ」という位置づけですね。焼却炉が高性能なので、以外となんでも燃やせるとか。