2月20日(木) 10:00~12:00
プラスチック条約INC5に参加してプラスチックの製造や化学物質の使用を
どう規制すればよいのか
中下 裕子氏(子どもケミネット代表世話人、
ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
主 催: 特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
中下裕子さんのお話、
本当にわかりやすい!!
プラスチック条約策定の意義・必要性を切々と話された、、
昨年11月、韓国・プサン(釜山)で行われた、プラスチック条約の政府間交渉委員会(INC5)、プラスチック生産量の規制などめぐり意見の隔たりが埋まらず、条文案の合意を先送り。日本 は、プラスチック生産規制を求める提案書に賛同せず、、、
中下さんのお話で一番インパクトがあったのは、
とにかく日本の場合は、、、国際条約には法的拘束力があるので、条約が策定されれば、日本も取り組まざるを得ないことになる。憲法の次に条約、そして各法と、、ということで、条約が策定されることを期待する、、なるほど、そういうことなのかと納得、、
もはや、日本自ら独自でプラスチックの規制など望めないということだろう、昔から、政治的なことでも何でも「外圧」があってやっと何とか、だから、、、、
日本の、有害化学物質の対応も、ストックホルム条約(POPs条約)やバーゼル条約あればこそなのかと、いまさらながらに、、、、PFOS(2009 年5月)、PFOA(2019 年5月)、PFHxS(2022年6月)などの有機フッ素化合物もPOPs追加で指定物質、それで日本も化審法で規制対象、やっと暫定目標値、、というように、PCB廃絶などもそうであるが、かなりの猶予期間は設けているようで、、
そこで、「プラスチック条約策定に向けた署名活動」を開始されたというお話、、
政府間会合の前に政府に署名を提出するということで中間集約(67,180筆)したものの、プサン(釜山)でのINC5は先送りになったので、署名は次のINC5.2まで継続して集めるとのこと、、オンライン署名 もあるので、是非、多くの方に署名してほしいと、、
ナタリー・ゴンタールの「プラスチックと歩む-その誕生から持続可能な世界を目指すまで」(原書房、2021年)著書のお話があったので、早速、図書館に予約した~
(2025年2月24日 図書館の本をすぐに読んだ。とてもいい本ですね。マーカーや付せんで書き込みたくなって、早速、ネットで購入手続きした。)
関連(本ブログ)
■国際プラスチック条約の政府間会合、条文案の合意を先送り プラスチック生産量の規制めぐり意見の隔たり埋まらず<日本 プラスチック生産規制を求める提案書に賛同せず>2024年12月02日