東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

7年連続増加傾向だった23区の事業系持込ごみ量、コロナ影響で減少傾向に転じ2020年度は前年比25%減(24万トン減)、2021年度も減少続く

2022年01月30日 08時19分41秒 | 東京23区のごみ

新型コロナウイルスの感染拡大、
いろんな方面に影響を及ぼしている、、、

中日新聞で、「東京二十三区清掃一部事務組合によると23区の店舗やオフィスビルなどから2020年度に収集された「事業系一般廃棄物」(事業系ごみ)は73万トンで、前年度より25%(24万トン)減った。近年にない減少幅で、担当者は「新型コロナウイルスの影響で、事業活動が縮小したためだろう」と話している。」と、、、(参考事業系ごみ25%減 23区で前年度比、コロナ影響」)

23区の新型コロナのごみ量への影響、
「事業系持込ごみ」は、2011年度(平成23年度)の91万トンから7年連続で増加し続けていたが、2020年3月頃からコロナの影響が出始めた。その後も緊急事態宣言発令など、事業活動縮小の影響などで事業系持込ごみ量は減少が続いている、、、

一方、「家庭系ごみ」は、これまで23区の人口は増加しつつもごみ減量は維持されていたが、コロナによる影響は、外出自粛、ステイホーム、リモートワークなどで家庭からのごみ排出量は若干増加傾向が続いている~

清掃一組の「新型コロナウイルス感染症によるごみ量への影響 」「ごみ量(令和3年11月速報値)を更新」などからもみても、、まだまだ事業系ごみの減少は続きそうだ~

「持込ごみ」搬入手数料は15.5円/kg
単純に24万トンの搬入減は、37億2千万円の大幅歳入減
2021年度の当初予算 歳入
 
 廃棄物処理手数料 130.5億円(2020年度は158億円)
 (持込ごみ搬入手数料は126.8億円(2020年度は154.7億円))

可能な限りの「ごみ減量」など願ってこのようなブログも更新しているのだが、、
せめて「事業系持込ごみ」清掃工場への資源化可能な紙類の搬入規制をせよなどと、、、
しかし、ごみ量削減や資源化による減量でない、今回のコロナ禍での事業系持込ごみの激減は、単純に喜んでばかりもいられない、あれこれ複雑だ、


●清掃工場へのごみ搬入量の推移(2019年1月~直近)



関連(本ブログ)
23区清掃一組 令和3年11月のごみ量速報値を公表(11月分は 213,949.93トン)2021年12月27日 

  事業系持込ごみは約25万トンの減少 ↓ ↓
23区「清掃事業年報(令和2年度)」 -23区のごみ量は約256万トン前年度より約21万トンの減少2021年08月24日 

23区別 事業系「持込ごみ」推移(令和元年度分更新)<年度末3月、若干コロナ禍の影響も、、>2021年03月05日

  事業系持込ごみは7年連続の増加 ↓ ↓
23区別 事業系「持込ごみ量」 (平成30年度分更新)~23区の事業系ごみは増え続けている~2020年03月04日

23区の事業系「持込みごみ」は増え続けている~(平成29年度分更新)-23区別の事業系ごみ推移-2019年03月01

 

23区のごみの区分

「区収集ごみ」とは~
各区が収集する「区収集ごみ」に関しては、東京二十三区清掃一部事務組合(清掃一組)の処理施設に搬入するごみを計量して公表しているので、各年度の清掃一組の「清掃事業年報」で知ることができる。23区では、家庭系ごみの他に、少量排出事業者の事業系ごみも有料で収集している。(少量排出事業者の定義は日量10Kg未満から50Kg未満と区によって異なる。)従って区収集ごみとは「家庭系ごみ」+「一部の事業系ごみ」である。

「持込ごみ」とは~
清掃一組の清掃工場などでは、家庭系ごみの直接持込は受け付けていない。従って、23区でいう「持込ごみ」とはすべてが事業系のごみである。事業者が直接清掃一組の処理施設に運び込む

「産業廃棄物」の受入
清掃一組施設では、紙くず、木くず、繊維くずを受け入れている

 

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