水(ミネラルウォーター)について考える

人間の生活で欠かすことのできない水・ミネラルウォーターについて。

自然なミネラルバランスがよい

2013-06-29 10:28:52 | 日記
「血潮」と言うように、人間の血液や涙はなめるとしょつぱい味がします。これは人間の祖先、さらにもっと太古の原始生命が海から発生したことを示すわかりやすい証拠といえるでしょう。
人間の体液にはさまざまなミネラル分が溶け込んでいますが、その成分比は、脊椎動物がはじめて現れた時代の海水の成分比と非常によく似ていることがわかっています。
現在では海水のほうが断然しょっぱいのですが、その昔は生物(魚類)の体液とほぼ同じようなものでした。そして、その成分比は両生類、爬虫類、晴乳類という進化の過程でほとんど変化することなく、現代人の体液にも受け継がれているというわけです。
陸に上がって海と訣別した生命にも、海水の成分は不可欠でした。特にナトリウム(塩)は生命にとって非常に大切な欠かせないミネラル分ですが、それは人類の文明が発達しも同様でした。昔のヨーロッパでは給料として塩が支払われていたこともありますし、日本でも海から遠い地方へ塩を運ぶたくさんのルートが「塩の道」としてにぎわいました。
かつて専売制がしかれていたのも、単なる料理の調味料ではなく人間に欠かせない成分だからです。海水や体液に最も多いミネラルがナトリウムになるわけですが、多いから重要、少ないから重要ではないということにはなりません。ナトリウム以外のさまざまなミネラルは、人間の考えるスケールでは理解できないほどの微量でも、体内で重要な役割を果たしているのです。

人類・生命の誕生と水の汚染

2013-06-29 07:04:43 | 日記
地球上に生命が誕生したのは、いまから35億年前といわれています。原始の海のなかでアミノ酸、核酸、塩基といった生命の原料が出合い、雷のような電気エネルギーによって反応して原始生A叩が誕生したのだと考えられています。
生命誕生には、さまざまな物質の反応が必要だったと考えられますが、それには海という場がなければありえませんでした。
つまり、水という媒体が生命という新しい物質の姿を誕生させたのです。しかし、原始生活はまだまだ私たち人間のような高等生物とはかけ離れた存在でした。生物進化化の大きなきっかけとなったのは、植物の誕生でした。ラン藻類のような原始的な植物が生まれてはじめて生命が光合成をするようになると、地球上には少しずつ二酸化炭素が減って酸素がふえ始めました。すると、原始生命は酸素の毒にやられて、ほとんどが死に絶えてしまいました。

代わりに登場したのは、酸素を利用してエネルギーを生産する生物でした。新しいエネルギー代謝を実現した生物は効率的に動き回ることができるようになり、進化が早まりました。こうして人類の遠い祖先になる脊椎動物も登場しました。
しかし、まだ行動範囲は海の中に限られていました。最初に陸に上がった動物は、両生類です。空気中での肺呼吸を獲得した生命は、また新たな進化の段階をむかえました。爬虫類が現れ、恐竜という当時最も高等な生物が地球中を閥歩し、席巻したのです。
そんな大恐竜時代に、非常に小さな最初の哺乳類が誕生しました。恐竜の時代は1億8000万年ものあいだ続きましたが、やはり永遠ではありませんでした。6500万年ほど前に、いっせいに消えていなくなってしまったのです。その後は、わずかに生き残った晴乳類にとってはパラダイスのような世界で、ほ乳類の進化は急速に進みました。
そしてようやくホモサピエンスが現れたのは、いまからたった数万年前のことです。現在、都市の水は生活排水や洗浄用の化学物質などによって汚染され、水道水も安全とは言えなくなってきました。このような状況は、日本ではつい30年ほど前からの急激な変化です。生命が地球上で育まれ、30億年以上という時間をかけて進化がとげられ人類が登場したという時間を考えれば、あまりにも短い急激すぎる変化といえるでしょヽつ035億年という時間のなかで生命とその進化を支え続けた自然の水は、このたった30年で汚染されてしまいました。35億年の生命の歴史のなかで、現代人ははじめて、人為的に合成された生A叩とは無縁の化学物質に汚染された水を体内に取り入れるようになったのです。その影響が、現代でどのように現れているのか、気になるところです。

代わりに登場したのは、酸素を利用してエネルギーを生産する生物でした。新しいエネルギー代謝を実現した生物は効率的に動き回ることができるようになり、進化が早まりました。こうして人類の遠い祖先になる脊椎動物も登場しました。
しかし、まだ行動範囲は海の中に限られていました。最初に陸に上がった動物は、両生類です。空気中での肺呼吸を獲得した生命は、また新たな進化の段階をむかえました。爬虫類が現れ、恐竜という当時最も高等な生物が地球中を閥歩し、席巻したのです。
そんな大恐竜時代に、非常に小さな最初の哺乳類が誕生しました。恐竜の時代は1億8000万年ものあいだ続きましたが、やはり永遠ではありませんでした。6500万年ほど前に、いっせいに消えていなくなってしまったのです。その後は、わずかに生き残った晴乳類にとってはパラダイスのような世界で、ほ乳類の進化は急速に進みました。そしてようやくホモサピエンスが現れたのは、いまからたった数万年前のことです。

現在、都市の水は生活排水や洗浄用の化学物質などによって汚染され、水道水も安全とは言えなくなってきました。このような状況は、日本ではつい30年ほど前からの急激な変化です。生命が地球上で育まれ、30億年以上という時間をかけて進化がとげられ人類が登場したという時間を考えれば、あまりにも短い急激すぎる変化といえるでしょう。
35億年という時間のなかで生命とその進化を支え続けた自然の水は、このたった30年で汚染されてしまいました。35億年の生命の歴史のなかで、現代人ははじめて、人為的に合成された生A叩とは無縁の化学物質に汚染された水を体内に取り入れるようになったのです。その影響が、現代でどのように現れているのか、気になるところです。