水(ミネラルウォーター)について考える

人間の生活で欠かすことのできない水・ミネラルウォーターについて。

Q&A「健康によい水とはどういった水でしょうか?」

2014-12-28 18:05:12 | 日記
結局は、おいしいと思える水が一番です。それには、浄水場のような場所で簡便に得られるものではなく、自然のサイクルの中で数十年、数百年、あるいは数千年という長い年月をかけて地下や海底で醸成される水を選ぶとよいのではないでしょうか。

例えば水蒸気となって大気中に運ばれた水が降水するまでに大気中に滞留する時間は約10日です。それに比べて自然の中に長いあいだ滞留した水は、ミネラルを多く含んだり、異なる性質を持つようになります。一見、同じように見える水でも中に溶けているものはさまざまですし、その背景、特性も、さまざまなのです。

Q&A「水の特性によって“ある種の効能”が 生まれることはあるのでしょうか?」

2014-12-28 17:51:49 | 日記
奇跡の水と称されるフランスのルルドの水や、メキシコのトラコテの水、インドのナターナの水など、世界中には効能を信じられている水がたくさんあります。

これらの水については、長年受け継がれてきた理由があるのだと思います。ただ、1回飲んで効果が表れる、というものはありません。人間の測定装置は、まだ水が人体に与える微妙な差をデータにすることはできませんので、科学的な実験によって証明には至っていませんが、植物の生長促進などを見ると、植物は人間が持つ機械よりもずっと敏感なので、違いがわかりやすいと思います。

私たちの体は「小宇宙(ミクロコスモス)」ですから、長期的に見たときに、飲む水の影響で「自浄力」「自然治癒力」が変わるということは十分にありえるのではないでしょうか。

水という物質については、科学的だけでなく、哲学的にもとても興味深いものがあります。老子の言葉に「水善利万物(みずはよくばんぶつをりする)」というものがあります。これは「水はすべてのものを善く生かす」という意味ですが、こうした物質としての「水」に畏敬の念を抱くことが、水の特性について考える第一歩であるようにも思います。

Q&A 「原水の汚染は、どれくらい深刻な状況でしょうか?」

2014-12-28 16:21:24 | 日記
近年、水道水の原水になる、雨水からすでに相当汚れています。雨が雲から地上に降るまでに、さまざまな大気汚染物質を溶かし込んでしまうのです。大気汚染が深刻な場所ほど汚染が顕著です。汚染された雨が降るということは、スタートから汚れているわけですから問題は深刻です。

昔に比べて水道水がまずく感じられるようになったのは、このように原水が汚れるほど強い消毒が必要になり、塩素の投入量が増えたから。そして人口が多い都市部では水の消費量が莫大で、大量の薬品で素早く浄化せざるを得なくなっています。また、地域で長年守られている井戸水や銘水についても、土壌や大気の汚染と関連した報告がされています。