稚咲内に風が吹く。

北緯45度、北海道は最北端に近い日本海に面した小さな集落、その名はワカサカナイ。今日はどんな風が吹いているだろうか。

小学校選びの悩み…^^;

2019年10月25日 | 気持ち、あれこれ
久しぶりの投稿です。
本題に入る前に、先週の記録で気分をほぐしてみたり…

義妹が遊びに来たので紅葉ドライブをと、久しぶりに筬島のビッキさんのところに行って来ました。

木造校舎いいよね~。
校章が雪の結晶なの、可愛い!

『樹鮭』という作品。
ビッキさんの作品、木が蒼くなっていてまるでブロンズのような質感と何だかかえって温かい感じがします。

木に命を入れるためにずっと使われてきた道具たち。
古い道具が並んでいると私は心が落ち着きます。

こちらは我らがキッズスペース、稚咲内小の最近の様子です。キッズスペース拓いてから、5年目、今年も可愛いこちゃんたちが遊びに来てくれました。


というわけで、ここからが本題。

ちょっとしたカミングアウトになりますけど、
私、悩んでいるのです。
来年いよいよ小学校へ上がる一人息子の学校選び。
とかいうと、都会だったらお受験?とかなるけれど、そういう感じではなくて。

私たち親子がこんなに楽しく暮らしている豊富町も、全国の過疎地と同様、年々少子高齢化が進み、昔は地域ごとにあちこちにあった学校も統廃合が進み、今では町に小・中・高校が1つずつになりました。
私の住んでる稚咲内という漁村にも、昔はたくさーんの人が住んでいて、保育所も小学校もあったのですよー。
夫がここに住み始めた11年前くらいには
まだ小学校があって、生徒数は少ないけれど地域の子どもたちが放課後までグランドで遊んでいて、地域ぐるみの運動会があって…
そんな光景が大好きになって、夫はここで家庭を持とうと決めたんだと思います。
けど、稚咲内の小学校は私がここへ嫁いで来る前の年についに閉校になってしまいました。
(閉校になった校舎を改装してキッズスペースとして利用している話はこのブログの前の方で)

そんな中、この町にもあと一校だけ、統廃合されずに残っている地域の学校があるのです、それが兜沼小中学校。
私は、春夏秋冬、兜沼公園(キャンプ場)が本当に大好きで、家族ではナリヒサが生まれてすぐからいつもお出かけしていたし、昨年は息子を保育園に入れて最初に働きたいと申し出たところが兜沼公園で…なんでこんなに好きなのかな~と思ったら、忘れてたけど旦那と初めて出会った場所だったことも思いだし…
まぁ~とにかくご縁のある場所だと思っています。




で、話しを元に戻しますが、その兜沼小中学校が、ついに子どもの数が減少し、このままだと存続にかかわる…ってことで(?これが理由かよくわからないですが)、
今年『小規模特認校』に指定され、町のどこからでも通えることになったんですね。
兜沼小中学校のWebサイトはこちら⇒

まぁ、そんなことにはならなくても、
越境して入学させたいな…って息子生まれた時からうっすらと思っていたくらいなんですが、
それがいざ目の前に現実として迫ってくると、これはやっぱり簡単には決められないのですよ~(>_<)

まず、私がこれまでなんとなく、兜沼小に通わせたいなと思ってきた理由を書きます。全部、私の直感に基づく主観ですのであしからず…

◯少人数なので、勉強を丁寧に見てもらえる。
◯発言の機会が多いので、自ずと学習意欲が湧いたり、自分でよく考える頭が育つ。
◯中学校まで合同の行事が多く、また地域の異世代交流もあり、核家族・一人っ子の息子にとって、兄弟・家族のような関係の中で育ててもらえる。
◯生活体験の機会が町の学校より多く持てそう。
…総じてですね、
主体的に育つ!って感じかな。

もちろーん、町の小学校でもこれ全てやれますよ~。
主体的な人間に育つ・育てる、なんて多くは家庭の在り方なんだろうから。
けど、ま、私は自信がないというか…、
学校という環境にも、私の子育てで足りないところを補ってほしいと思っているのです。

でもね、つい最近まで…、
つまり特認校化が決まって兜沼の人たちが一斉に力を入れて編入・入学の募集を始めている中で協力を仰がれた時でも、
精一杯応援するけれど、ナリヒサの入学は無いな…と思ってました。
その理由は2つ。
●兜沼小への入学を考えているのが家族の中で私だけだったこと。夫には何年も前からちょっと真剣に考えてみて…と言っていたけれど、全く反応なしでした、つまり反対だったのだと思います。夫の反対の理由は、息子が特に希望していないことと、あとは私と同じ↓
●このままでは人数が少なすぎる!子ども同士、切磋琢磨して育つのに、最低10人くらいいた方がいいのではないか、というまぁ大雑把な考え。
この二点があったので、私の中でも、兜沼への入学というのは全然現実的なものではなかったのです。

しかしこれが、ここにきて二点とも変化してきて…私の心もなんとなーく揺れていて、それでこのお悩み相談となりました。

変化の大きなきっかけとなったのは、先週、10/19にあった《兜沼小中学校学芸会》に父子で行ってきたこと。
もちろん、豊富小学校の学芸会も豊富中学の学芸会も素晴らしいのです!
どこも素晴らしい!!
けど1人1人がしっかりと立ち、全員が主役の学芸会に当たり前に感動してしまい、夫の気持ちがかなり変化して帰って来たのです。
男なのであんまり明確にどこが良かったって伝えてくれないのですが、『ああいう風に育つの良いなぁ~』って感じに思ったのだと思います。
『真剣に考えてみてもいいかもね』ってとこかな。男なのでそーんなに私みたいにバタつくわけでもなく、相変わらず冷静沈着なんですが…
そんな頑くなな夫の気持ちがちょっとでも変化したのは、私にとっても大きくて、そうか、現実的に考えてみてもいいのかもな…私の生活スタイルももっともっとミニマムに、ここでしか出来ない暮らしかたにもう一度スポットを当てて…なーんて考えたりして!
そうなると、
二つ目のデメリットだった少なすぎる人数についても、これからの動き次第でまだまだどうにかなるのではないかという思いも湧いてきて…。

私の気持ちも現実的に兜沼寄りで考えを巡らせたその日の夜、
あとはナリヒサの気持ち。
ナリヒサももちろん感動して帰宅しており、最後の合唱曲『未来へ♪』ではもらい泣きしてう程だったようで…。

母「今日、どうだった?」
楢『ヨカッタ(^^)b』

母「あーんなお兄さんお姉さんになりたくないかい?」
楢『なりたーい\(^_^)/』

そうか、そうかー、
母「で、どうする?兜沼小いく?」

少し考えて…
楢『…行かない。』

「どうして?」
『友達と離れたくない…(..)』

「あ、そ…そうだよねぇ~!(^^;)」
それ言われたらもうなんもいえねぇっ!
…ということで、母ひとまず撃沈!!
これが先週の嶋崎家の出来事でありました。

それからの私は、子どもの気持ちが一番大事なので、ナリヒサがそう思ってるならもう~いっかなと思ってみたり…、
けど本当に友達と学校が離れたら友達じゃなくなるのか?とか、友達がいるから楽しい!も大事だけれど、勉強がわかるから楽しいっ!ってことの方が大事なんじゃないか?とか、
で、もっともっといろんな人の意見聞いてみようと思ってこのブログを書き始めたり…
まだまだ右往左往⇔していますf(^^;

夫は一度決めたらそう簡単には折れないので、今週末にはとりあえず家族で学校見学に行ってみることにしました。

ナリヒサは明日、豊富小学校に就学前の知能テスト受けに行ってきます!
こんな綺麗な学校で、友達とたくさんの机並べて勉強するの楽しそうだな、そう思うかもしれません。

ちゃんと兜沼小の様子と比べられるように見てきたいと思います!

初めての小学校入学、
どの道を選んだって、間違いなんてないと解っているけれど…
私は『悩んでいる~!』
そんな日々も、みなさんと分け合えたら…なーんて思いまして、綴ってみました。

何か思うところありましたら、どなたでも、それぞれの立場からアドバイスください(^^)/


豊富小が立て直す前に公開になって、見に行ったこの写真は今から何年前だろう~まだちっこい我が子たち。
来年には本当に小学生になるんだね!
ここまで大きく無事に育ってくれてありがとう。
どんな学校生活が待っているのかな?


楽しみだね!





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