若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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『Route66 ~ルート66~ こぼれ笑い話』

2009年01月07日 | 私の好きな曲 ~ジャズ訳詞一覧~
昨日『Route66』の訳詞を載せさせていただいたところ、



「あ、昨日『ルート66』のこと書いていたでしょう?


 僕はね、やっぱり、ジョージ・マハリス派だよ!」



という方にお会いしました(笑)



団塊の世代組、一人発見



「Route66」のテレビドラマにもすっかりはまっていたという


こちらの方が教えてくださったのですが、


アメリカの映画やドラマが入ってきたことによって、


当時、若者を中心に、そのファッションや文化の違いに驚いて、


また、とてもあこがれたそうです



たとえば、ジーパンのラインがかっこいいなぁ~、と思うと、


学生にはとても買える値段ではなかったので、


見よう見まねで、持っているジーパンを必死で


自分で縫いなおしたり、実物を見たときは、


外国製のジーパンの生地のやわらかさに驚いたり



あとは、ワイヤレスや子機などがない時代らしい「電話」のエピソード。



映像の中で、主人公が彼女と電話で話をするのに、


電話のなが~いコードを、らせん階段まで引っ張って持っていき、


階段の途中に座って話すシーンなどは


本当に憧れたんですって(笑)



なるほどね



そんなことを教えていただきながら会話をしていたら、



「でもねぇ・・・、このドラマのことで


 どうしても思い出せないことがあるんだけど、

 
 コルベットが赤いって書いていたけど、


 あれ?そうだったっけ?と思ってね・・・。


 本当に赤だったっけ?」



私は、一応間違いがあってはいけないと思って、


色々とあちこち調べてから書いてはいるのですが、


一瞬、不安になりました



いやいや、でも、間違いなかったよなぁ



あちこちの資料に、コルベットは「赤」と書いてあったし、それに、


アメリカに住んでいる方で、そのドラマと同じ


「赤いコルベット」に乗って当時の「ルート66」を


いけるところまで旅をしたという、


マニア?の方のホームページをみて、


そこにも「赤」の写真が載っていたしなぁ・・・



でもまだご本人は腑におちないご様子・・・



と、その時です



ふっとひらめき、恐る恐る質問してみました・・・。



「あのぉ・・・、大変失礼ですけど、


 その頃のテレビって、もう、カラーでした?」



「・・・・・・ 違うっ!モノクロだぁ~~~


 それじゃぁ、分からないはずだよねぇ(爆)



その場にいた人たちみんなで、大笑いしてしまいました



ちなみに『Route66』という道路は、もうとっくの昔に


この曲ができた当時のような1本道ではなくなり、


今では名残が残る場所に、小さな「記念館」があるくらいなのだとか。



本当に、音楽の歴史も、色々と深いですねぇ~






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1 コメント

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まだ見ぬBuz派の貴兄へ (kariyas)
2012-01-31 22:19:36
(VERSE)
この記事、実は一年ほど前に読んでいて、その頃は『違うよなぁ・・でも、無理ないなぁ。若い女性Jazz歌手の方が50年も前のことを調べ抜いて書いてるだもの。曲にまつわる記事が違ってる訳じゃないし放っておいた方が無難かな?』とコメントを躊躇していたのです。
でも「私の好きな曲~ジャズ訳詞一覧~」が、リ・ニューアルされるかも知れないということを最近知って、思い切って新(怪?)説をお知らせしようと思った次第です。
 今日の朝、ラジオを聞いていたらJoplin(歌詞に出てくるミズーリ州の都市名です)からの、心温まるニュースが伝わって来て、これも背中を押してくれたった訳です。
すっごく長くなりますが、ご容赦のほどを。

(CHORUS)
わぁ、Buz(Buz Murdock:ドラマ中ジョージ・マハリスが演じた)歌うルート66がお好きなんですね?
「当時放映されたドラマ」に、はまっておられたなんて、そういう方おられたんだ!とっても嬉しいです。

いえ・・はまっていたのは、私も一緒なんです(笑)あのドラマは、毎週欠かさず視聴していました。ま、今ほど他に娯楽も多くは無かった時代でしたしね。放映された翌日の学校で『ねぇ知ってる?昨夜のアノ場面の台詞はゲーテの詩の一節なんだぜ!』なぁんて、随分ませた連中だったんだなぁと思い出します。(例え、それが周りで見ていた大人からの受け売りでもね!) 学校と言えば、ドラマ中で学生が使っていたブックバンド。"本を鞄に入れず裸のまま持ち運ぶ"のが、すこぶるお洒落に見えて、大学の頃(高校までは校則でNG)まで待って真似してました。
 でも、音楽って不思議ですよね?好きな曲名を見聞きしただけで、頭の中で時代はおろか、会話の内容や空気の臭いまでもが一瞬でワープしてしまうのだから。(満員電車で通期途上のオッサンだって、イヤホーンで好きな曲を聴いていれば、下手な悪態つくことだって無かったろうにねぇ・・・余計なお世話か)

放送は、最初NHKからでしたね。何シーズン目からは民放に変わりました。コルベットは途中で何回かモデル・チェンジしています。(何せ、本国の放送はシボレー(コルベットの製造元)が広告主なんだから、常に最新型を登場させるのが当然です)
確かに放送はモノクロでしたから、クルマの色は明確には解らないのですが、赤ではなか・・・ような。(りえサンごめんなさい:滝汗)

そこで、Buz好きの貴兄の疑問を晴らすべく、秘蔵の証拠写真をご覧にいれましょう。

あ、その前に「よくぞ、ここまで調べ上げられた」りえサンにも敬意を表しないといけませんよね。
1.マハリスは質問に答えて曰く「コルベットは赤くなかった」(この誤解は1962年に出たボードゲームの箱に主人公二人と"赤いコルベット"が描かれていたことに起因する。)以上はウィキペディアより一部意訳引用
2.赤のコルベットは、Buzの相棒Tod(Tod Stiles :役のマーチン・ミルナー)ご本人が『赤いコルベットを駆って、懐かしのルート66号線を辿る』(みたいな)番組が放映された('90年前後?これまたNHK?)ことがあり、これは紛れもない真紅のオープン・コルベットなのでした。

さぁ誰を聴く?・・・違うってば。モノクロでも写りが栄えるように照明係とキャメラ屋が選んだという色は淡色系

これが私が一番好きな、第2シーズン(1961-1962)で使われたコルベットです。!!どうぞっ!
http://www.ohio66.com/carlisle/westminster/default.asp

いつの日か、りえサンに、この曲を歌っていただける機会が有ったら、ご一緒しませんか?もし、お好みなら、ケンタッキー・バーボンでも飲りながら、ステージの合間には『ルート66談義』で大いに盛り上がりましょう!

え?「♪ルート66」私の好み・・・ズバリ"Unforgetable With Love"に収録された、Natalie Coll版です。お父さんとのご縁もあることだし、伴奏のピアノ(ナットの弟だそうな)やベース、それにドラムがドンピシャ。ドラマの間奏曲Nelson Riddle作曲の軽快なピアノのインスト・テーマ曲(覚えていらっしゃいますかねぇ?)と続けて聴くと・・・団塊組はもう、涙腺が悲鳴を上げて困ります。(笑)

あ~恐らく、コメント最長不倒距離間違いなく更新。長文大変失礼致しました。
お気を悪くしないでくださいまし・・
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