若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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ダミダコリャ!男たちの非常食!?

2011年04月14日 | 食いしんボーカリスト
みなさぁ~~~~~~~ん





お疲れさまで~~~~~~~~す






昨日は約3時間の舞台をみにいって、







その後、色々な方と話をしながら食事をしていたら







遅くなってしまいました。







でも、たまに音楽以外の芸術のお話を沢山伺えて、







すごく音楽と通じるところがあったり、







楽しかったです。






さてさてさて・・・・・・・・・。






あの恐ろしい大震災から、早くも一ヶ月がたちました。







復興という声もあちこちであがり、






活動も勢いを増しながらも、






震度6強の余震、というべきか、






余震というにはちょっと大きすぎる地震がいまだに続いており、






ホッとする間もない日々が続いています。







こんな状況になると、どのテレビも






これからもおこりうる大地震や放射能汚染に






どう備え、身を守るか?






というコーナーも頻繁に流れています。







みなさんももうさすがに、







いざと言うときのご準備は万全ですよね???







私ももちろん、ちゃんと用意しています






しかし、さすがにあの大震災のとき。







私はあの日、あの時を、







父と一緒に、出先のとある施設で経験したため、






なんにも用意をしていませんでした。







あの大きな揺れの後、






2時間後には、数10km先で、






あのコスモ石油の大爆発があり、






建物の振動に驚き、廊下に出てみると、






ガラス越しにはるか遠くに広がる、






赤く燃えるタンクをみつめながら、






これは本当に大変なことが起きていると実感し、






この先、どんなことが待っているのか、






この建物も爆発したりはしないか、






怖い思いをしました。







しかし、ふと、






待てよ???







今日は東京には戻れないし、どころか、






これから数日間、水も食料も手に入らないかもしれない!!







そうだっっっ







食料を確保しなくっちゃ






私はすぐさま頭を切り替えて、






今後数日間の食料をどうしようか考えました。







以前、救援物資が届くまでに、







だいたい3日分のつなぎの食料があれば大丈夫だと言っていた、







テレビの情報番組の言葉を思い出しました。







ということは、







私と父の当面の食事・・・。






1日3食×3日間×2人=18食分!!!






それとお水を確保しなければ!!







とイメージし、






まだ余震が続く中、






私は父に、それを頼みました。







『ねぇ、お父さん。






とりあえずこんな揺れの後だと、







コンビニとかレストランとかのお店も閉まる可能性があるから、






今のうちに当分の食料買っておかない?






悪いんだけどさぁ、あそこの売店で、







今あるお弁当でもおにぎりでもいいから今夜分をまず買って、






あとはしばらくどうなるか分からないから、







カロリーメイトとかウィダー・イン・ゼリーとかソイジョイとか、







あとリッツでもプレミアムでもいいから塩味のクラッカー、






そうそう!!カップラーメンとか!!






それとお水も!!






ちょっと重いけど、






今のうち、早めに買って来てくれる???』







父は少し不安そうな顔をしていたので、







『わかる?大丈夫?要するに「非常食」になるものだよ?






『カンパンとか???』






『そうそうそういう食べ物






『うん、分かった。じゃぁ、ちょっと行って来る。』






気をつけてねー!!






とにかく、二人の命がかかってるんだから、






お父さん、よろしくねー!!






と遠ざかる父の背中を見送りました。







しばらくすると、ビニールを2つ手に提げた父が戻ってきました。







私は待ってました!!とばかりに、






父から袋を受け取り、中身を見ながら、






『わぁ~!お父さん、ありがとー!!






よかったぁ~、これでとりあえず食料と水は大丈・・・???






といいかけているうちに、私は目を疑いました






ない、のです。






というか、正確には、物はある、






のですが、ないのです。







父が『非常食購入ツアー』で買ってきた






ビニールの袋中から出てきたのは、







いきなりまず、







おせんべい3種類・・・・・・・。






しょうゆ味、歌舞伎揚げ、梅ザラメ・・・。






いやいや、大好きだけど・・・・・・・。








なんでやねんっ!!!







続いて、







ココア味のクッキー。






だから、なんでやねんっ!!







その後も続いて、







(また)薄焼きせんべいとチョコチップクッキー、







水は1リットルボトル。







ええぇえぇええぇぇぇ~~~~~~~~~~






『お父さん?もうカロリーメイトとかそういう食料、







売り切れちゃったんだー







というと父は、







『いや、お父さんはあんまりああいうの食べないから・・・。』














タララーーーーーーーーーー、







タラッタターーーーーら、タララーーーーーーーー!!






必殺仕事人のテーマソングが流れる中、






『えぇえ???じゃあ、売ってたの???






売ってたのに買ってこなかったってこと???






どうして???






もうっ





私、非常食だって言ったじゃない







この期に及んで、







お口に合わないですとー???







いつもは天使のように可愛い(はずの)娘は、






それを聞いたとたん、いっきに、






オイラはボイラー顔」に!!!







『もういいっ!!アタシが買ってくるっ!!!』







そう言って、私は怒りと恐怖を胸に、






余震の中、売店へと向かい、






無事に思い通りの非常食をゲット!!!







もうっカロリーメイトだってカンパンだって、






ちゃんと全部あるじゃないかーーーーーーー!!!







・・・・・・・・・・・・・・・・・。







結論・・・・・・・。







やっぱりこういう食べ物系に関しては、







自分で責任持ってやらないとダメね







と、翌々日の朝、残りの非常食を持って、







無事に家へと戻ったのでした・・・・・・。







しかし、震災から一ヶ月もすると、







久々に友人、知人と会い、







地震のときの話になりました・・・・・・・・。







私は、父に「非常食」を頼んだら、







「おせんべい」と「クッキー」しか買ってこなかったのよっ






とプリプリしながら言ったら、私の友人も、







わかる、わかるーーーーーー!!






うちなんてさ、






いきなり朝の6時前に(無)計画停電にあって、







急に電気使えなくなっちゃってさ。







でも、家に非常食とか何もなかったから、







やっぱり同じように、主人に「非常食」をお願いしたの。






そしたらさぁ~。






電気使えないってことは冷蔵庫が使えないってことじゃない?






それなのに「アイスクリーム」だよ・・・・・






あは






アイスクリームのほかに、おせんべいもあったそうな(笑)






ちょっと、ほっとした(笑)






うちだけじゃなかったんだ






いや、そりゃ私もアイスは大好きだけど・・・・・






おせんべいも大好きだけど・・・・・・・・・






そして、また、育ち盛りの子供のいる別の知人宅でも、







ご主人に「お水」と「非常食」をお願いしたところ、







ご主人が買ってきたものは・・・。








「焼酎のボトル3本」と「イカの燻製」






「焼酎」で「水分」、で、「イカクン」で「非常食」???







「カキピー」に「ナッツ類」に「おせんべい」まで・・・







オーーーーーイ!!







ご主じぃ~~~~~~~~~んっ






子供もいるというのに、ぜんぜん用途が違うじゃん







それにはさすがに怒った奥さんが、







『もうっこういうときに買ってくる食材といえば、






普通は「レトルト食品」とかでしょう???







そうかっ!!そうだった







すまん、すまんと、







気持ちを改めて、ご主人は再び買いなおしに出かけました。







そしてまた家に戻り、買ってきたものをとりだしました。







すると、袋から出てきたのは、







『まつたけご飯の素』






あの、『まつたけご飯』ではなくて、






『の、素』の方






しかも6袋・・・・・・・・・






いや、確かにレトルトだけど・・・(笑)






確かに、食べられないわけじゃないけど・・・・・(爆笑)







ちがうだろーーーーーーー





みたいな感じで(笑)







もちろん、コレを読んでいらっしゃる方の中には、






いやいや、うちの奥さんなんかおろおろしちゃって、






僕がいなかったらたいへんだったよー、






という頼もしい男性陣も大勢いらっしゃるかとは思うのですが(笑)







どれも冗談みたいな話ですが、






まぁ、それだけ、男性陣だって、






あの恐怖の極限状態で、






気も動転していたんだと思います





父もね(笑)






そこにきて、「食事」となったときに、






唯一、恐怖から安らぎを与えてくれたものだったんですね、きっと。






寒い被災地でも、恐怖の中で支給された






おにぎりやお味噌汁は、






支えになったそうです。






しかしなんというか、こんな中にも、






女は現実を、男はロマンを、






追い求めるという傾向にあるのでしょうか






非常時の非常食に、






とっても考えさせられた一ヶ月でした。







しかし、この話のなかで分かったこと、それは、







「おせんべい」は、『男たちがえらぶ非常食』で







ぶっちぎりの一番人気ですね(笑)







まだまだ状況がおさまらない日々が続きますが、






冗談はぬきで、日頃から持ち出す物も考えて、






余震にも備えたいものですね!!







私もこれを書いていて、







あらためて思いました。







それでは、夜もアップできるように!!







みなさんも、金曜日ですので、







もうひとがんばりしてくださいね===========





エイ・エイ・オー




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