若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
ホームページの方も見てくださいね!

私だけの「富士山だ」 ~北斎ブルーの世界へ~

2013年05月08日 | 私だけの「富士山だ」
みなさぁ~~~~~~~~~~~~~ん

こんばんはぁ~~~~~~~~~~~~~~


今日はいいお天気でしたねぇ~~~~~~~~~~~


今年に入って何度も予定が直前で変わってしまい行けないでいた

『あっぱれ北斎!光の王国展』に、やっといくことができましたぁ~~~~~




前回のフェエルメール作品のみのフェルメール展に続き、


絵の学校に行っていたほどの絵好きの父と、

絵が上手で、観るのも大好きなシスターと、

絵が下手だけど、観るのは大好きな私

絵好きトリオ


葛飾北斎の世界を、最新の技術で現代的捉え方でリクリエイトした

この人気の展覧会では、まさに北斎オンリー!北斎一色


特に、前回のフェルメールのラピスラズリ(ウルトラマリン)ブルーから、

北斎のベロ藍(プルシアン)ブルーの世界を堪能してきました~


フェルメールも北斎も共通していたことは、

「青は人の心を捉える色」

だということには気がついていたこと。


しかし、フェルメールは、

青を洋服やターバンに使ったものの、

自然に溶け込ますところまでは叶わなかった。


一方の北斎は、空、水、波、富士山の自然の青を、

絵の中に溶け込ませることに成功した、

ということなのだそうです。


日本を代表する画家とはわかってはいたものの、

誇らしいですね


有名な富嶽三十六景が楽しみで、ワクワクしながら中へ!!


こちらの展覧会では、自由に写真が撮れることができるので、

人の少ない平日を選んでゆっくり見ることができました。


普通には撮らない私。


中でも、観る前からテーマとして、

「昔の人はどんな風に富士山と暮らしていたのか」

であって、できることなら、あのポーズ!!


「あっ!!富士山だっ!!!」


をやっている絵があればいいなぁ~~~

とひそかに思っていたのです。


そんな期待を胸に、いよいよ富嶽三十六景のコーナーへ突入!!


するとっ!!





あったぁ~~~~~~~~~~~~


「富士山だぁ~~~~~~~~~~



特に向かって一番左の人の、

すばらしいリアクション!!

オシリまで出して

いやぁ~しかし、もうこの見つけたカンゲキといったら


カンゲキの余韻に浸りながらもっと奥へ・・・。

すると、またまたありました!!

今度は左の女性がピーンと腕を伸ばして、


「富士山だぁ~~~~~~~~~~~




その後も、右の艶っぽいおねえさんが、

「富士山だぁ~~~~~~~~~~~」




もう3つも想像以上のバッチリなポーズをとっていてくれました!

昔の人々も、同じだったんですね!!!


その後に見つけた絵で、はっきりとポーズなどではわからないものの、

顔の角度や目線から創造して、これも富士山をみて、

「富士山だ!!」と言っているに違いない!!

とおもう風景をセレクトしてみました。


まず一つ目。

馬と一緒に休憩中の真中のおじさん。


「おうっ!今日も富士山が良く見えるわぁ。ほら、おめぇも見てみろいっ!」

と左の同僚?に話しかけているよう(笑)




お次は、


えんやーっとっとー、えんやーとっとー、

ペチャクチャ話しているお客さんたちを乗せて、

船頭さんがふいに顔を上げると、富士山が!!


「おぉ!今日は特に富士山が良く見える。こいつぁ縁起がいいや。」




続いては、前の列に続き、2頭の馬を連れ山中を急ぐ中、

まるで疲れを労うかのように雄大な富士山が。


「うわぁ、雲の上に浮かんでるみてぇな富士山だ。ありがてぇ~!」




最後に、身分の高い旦那様を乗せた馬を引く一番左の男。


「旦那様ご覧下さい!富士山がくっきりと見えますぜぇ!!」




見えますぜぇ、とは言わないかな

とまぁ、こんな感じで、iPadのガイダンスを聴きながら歩いている父から、

時々説明を教えてもらいながらあっという間に時間が過ぎました。


そして、また、あの下の階へ・・・・・・・・・・。


そう、それは昨年の8月。

あつ~い夏の日のことでした。

フェルメール展に行った私は、

この笑いの魔物が住む3階へと降りたのでした。


「ここに顔を入れてください!」


と書いてある説明書きに、素直に返事をするように撮った、

あの伝説の迷作「青いターバンの少女」がよみがえります。


お久しぶり。




今回は顔を入れるのはなくて、

撮ったけど、あまり面白くないのでお蔵入りにしようかな。


ということで、ここはおとなしく、

ポストカードなどの北斎グッズが売られている売店へ・・・。


そして私は当然、今回の「北斎オンリー」の画集を買い、




袋をブンブン振り回す勢いで上機嫌!!


と、その後も他のグッズをゆっくり見ていると


シブカワグッズを発見


私「わぁ~~~!これシブいけど、カッコイィイイィィ~~~~~


シスター「ねぇ、記念に買っちゃえば~(笑)?」


私「えぇ~~~(笑)かなりシブいけど、富士山世界遺産登録もほぼ決定だし、記念に買っちゃう?」


と、シスターとキャッキャいいながら観ていたら、

父が買ってくれました(笑)

ヤッター


何かというと・・・


北斎の中でも有名な、あの、

『凱風快晴』




綺麗でしょ

金澤箔の上に絵を施した、

金箔のマウスパッド富士山!!


すっごい綺麗なんだけど、

手に撮るとすごくよくできたいいものなので、

一度、よーく机を拭いてから大事に使用させていただきます


ふぅ・・・。


そんなこんなで、銀座はいつ行ってもいいですねぇ~!!

大好きな町です。

しかし、フェルメール、北斎、ときて、

こんどのフェルメールセンター銀座では、どの画家をやるのでしょう!!


「青」が特徴の画家・・・。


ピカソ?マティス?マネ?モネ?


はっ!!


ダヴィンチ!!



宗教画でも青いマントなんかでよく使われているから、

ミケランジェロやラファエロあたりもこないかなぁ~???


今からワクワクのフェルメールセンター銀座!!


あぁ!!お散歩にもいいし、

またライブが落ち着いたらいくつかいってみたい


みなさんもポカポカのお休みにおすすめですよ~!!


と、思っていたら!!


久々にこの方からのメッセージ!!


5月20日お誕生日の

PC-Mikeさぁ~~~~~~~~~~~~~~~ん

>へ~、寿ぐって自分で祝うことなんだ。
じゃ、今月の誕生日を寿ぎますかねww


あのねぇ、人のことをハヤトチリエなんていってくれましたけど、


「寿ぐ」は「言祝ぐ」とも書くそうで、

言葉で祝福すること、なんだそうです。


とかいているんですよ~~~(笑)

そんな自分ひとりで完結しないで、

みんなでお祝いしますよ~~~~~~

でも一足お先に北海道へ豪華なご旅行されていたじゃないですか!!

うらやましいなぁ~。

もうすぐですね!!

ワクワクワクワク

風邪など引かず、元気にお誕生日をお迎えくださいませ



さぁ!!


それでは今夜は楽しい余韻とともに休みたいと思います!!


みなさんもお疲れ様でした!!


週末に向かって、レッツゴー!!


おやすみなさぁ~~~~~~~~~~~い







コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 他愛ない言葉。他愛ない歌。 | トップ | IT'S A SIN TO TELL A LIE ~... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
北斎 (ミント)
2013-05-09 13:26:39
りえさんこんにちは。
素敵な休日でしたね。
そして、ブログの絵を見ていると
本当に、昔の人々も富士山を見つけるやいなや
『富士山だ』と言っていたに違いありませんね。
葛飾北斎の絵を改めて眺めますと
味わい深く、その一つひとつに会話が聞こえてくるようですね。
楽しい銀座での一日に、お父様もお楽しみになったことでしょうね。
ただひとつ。北斎バージョンのりえさんのお写真
見たかったです(笑)
返信する
いいですね・・! (Burt)
2013-05-09 16:14:49
  仲良し親子がお揃いで、展覧会の鑑賞なんて素敵ですね~!文化遺産登録が確実で『いつ観る?今っきゃないでしょ?!』の旬だしネ。多分、お父上の影響が大きいのでしょうが、羨ましい限り・・・フツーは一定以上の年齢になると親と同行なんてしてくれないモンです。また3人がそれぞれのテーマを抱いて会場へと向かったであろう様子が、まるで目に見えるよう!

 さぞや、同じ空間を共有した後には、お茶と○ー○を前にして話の華が咲いた銀ブラだったことでしょう(あれ?アト2週を切ったライブ対応で甘味統制下突入済みだったのかも?思い出させたのならゴメンナサイ

  親子といえば、北斎の娘もたいそうな才能持ちだったそうで(モロに背中を見て育ったのでしょう)色使いや陰影の表現は素晴らしいとか・・、一度は観ておきたいと構想3年未だ実現せず・・つい思い出してしまいました。

あッそうだ、訳詞も楽しみしております。ご自分の(自由奔放な)お言葉で
返信する
江戸時代男がお尻をだすのは! (パック)
2013-05-10 21:51:41
りえさんこんばんわ。

浮世絵の男供がみょうにお尻を出しているのは!

江戸時代男がお尻を出す(尻っぱしょりをするのは!)
「お尻を出しても恥ずかしくないよ!」ということです。
「えっ!恥ずかしいでしょ!」と思いますが・・・。

当時、大多数を占める長屋の住人の貧乏人は褌(六尺ふんどし)も買えませんでした。
褌の何倍もする、一重(一枚だけ)の木綿の着物でほぼ3シーズン。
ふんどしなし。江戸時代は今より確実に寒い。
だから日本最初のレンタル業は「貸しふんどし屋」でした。
やはり「褌なし」は貧乏人にとっても恥ずかしい事だったようです。
だから「お尻を出しても恥ずかしくないよ!褌をしているから!」なのです。

落語「錦のふんどし」は職人達が「吉原」へ「貸しふんどし」で繰り出したことを「デフォルメ」した噺でしょうか?
そう思えばこの「変な発想」が納得できます。「どうせレンタカー借りるならベンツ!ロールスロイスで!」でしょうか?

江戸中期の貸しふんどし屋は料金60文
長屋九尺二間の1間の家賃月 600文
木綿生地1反(着物1枚分) 600文
蕎麦・うどん16文
大工の手間賃1日 6匁=60分=600文
大工は当時高級技術者でした。

祭りでは男は褌ひとつで神輿を担ぎます。
「新しい「褌」を持ってるんだぞ!」です。

女性は・・・。神輿を担げません。
褌をしませんから!。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

私だけの「富士山だ」」カテゴリの最新記事