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日本選手権

2020-02-10 17:50:16 | 日記

 

こんばんは。

yukiです。

2月16日は20K競歩の日本選手権が

神戸市六甲アイランドで開催されます。

この大会は私が競歩で全国大会を目指す大きなきっかけを

くれた大会でもあるのです。

今回はその話を書きたいと思います。

当時高校2年生の私は日本選手権に出場できることを

顧問の先生から聞き正直信じられなかった。

何かの間違いではないかとも思った。

走りでは県大会に行くのがやっとの選手。

そんな選手が初めて半年で

競歩の全国大会に出場できるなんて

周りはもちろん自分自身も予想していなかった。

不安と動揺、少しのわくわくを抑えながら

日本選手権まで練習をした。

試合前日

学校で最終ポイントを行った。

私は焦っていた。

身体が思うように動かない。

重い。

1000mを2本行ったが

4分30秒で2本

設定タイムはそれよりも10秒速い

4分20秒

設定タイムで行けなかった。

さらに初の全国、初の10Kという距離。

大会1日前にして

心の中は不安と焦りしかなかった。

みんなに見送られながら

会場へと出発。

会場に着きコースの下見。

そこには陸上マガジンで見た選手たちが。

この時全国大会に来たのかと実感。

当時は今の直線の周回コースではなかったが

1周2Kのコースを2周して終わった。

身体が重く歩く気にならなかった。

受付を終えホテルへ。

夕食を食べたが物足りない。

母親が買ってくれたコンビニのパンを食べ

ベットに入った。

食べすぎだとは思ったが気にしなかった。

ただ相当緊張はしていることは分かった。

朝5時に朝練。軽く歩いて動きづくりを多めに行った。

まだ重さがあり身体が動いてない感じだった。

会場に入りアップ。

そこでも緊張しすぎているからか

あまり歩きたくなくひたすら動きづくり。

そして人生初の全国大会のスタートラインに立った。

全員同じ高校生なのに同じに思えないぐらい

堂々としていた。

ピストルがなり選手が一斉に飛び出していった。

私は顧問の先生から

10Kは長いから後半ペースを上げていけるように

前半は抑えていきなさい。

と言われていたので集団の後ろからスタートした。

先頭はあっという間に見えなくなり

自分が今どの位置で歩いているのかもわからなかった。

とにかく10K歩き切る。

後半ペースを上げる。

この二つを目標に歩いた。

5Kの通過タイムが22分30秒

1K4分30秒のペースで歩いていた。

あれ?

意外と歩けてる?

そこまできつくない。

後半ペースを上げれる。

そう思い前を歩いている選手を追い抜いて行った。

結果

ゴールタイム44分51秒

順位12位

県大会に行くことが目標だった自分が

全国大会で12位?

4分30秒ペースで5000m歩いたことがなかったのに

10Kで4分30秒切って歩けた。

この結果は大きな自身となった。

そしてある人から

インターハイを夢でなく本気で狙っていきなさい。

と言われ私は

この大会の結果を機に

インターハイ出場を目標に掲げていく。

 

私が競歩を始めインターハイを本気で目指すきっかけを

作ってくれた日本選手権。

今回この大会は東京五輪20K競歩代表選考会を兼ねています。

男子20K競歩の代表枠は残り2枠?

その2枠を狙って男子86人がエントリー。

女子20競歩も代表の座を狙い46人がエントリー。

当日はライブ配信も予定。

五輪にかける選手たちの歩きをその目で見てください。

 

長々とありがとうございました。

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