一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

過去と他人は変えられない(東京ディズニーリゾートの展示会を通じて)

2022-11-23 07:09:00 | イベント
「ああ、行っておけば良かったな」。多くの人は、この感情を一度は抱いたことあると思う。

先日、東京ディズニーリゾートのイクスピアリで行われている展示会「アンコール・ザ・モーメンツ」(以降アンコール)に行ってきた。

来年2023年に開園40周年を迎える東京ディズニーランドを祝して、東京ディズニーリゾート40年間の歩みを紹介した「アンコール~」は、過去に行われたパレードやショーの映像から実際に使われた衣装やフロートの模型が展示されている展示会だ。

東京ディズニーリゾートの歴史を堪能できる「アンコール~」の展示コーナーは、自分がリアルタイムに行ったイベントを紹介するコーナーはもちろん、リアルタイムで行ったことがないコーナーもじっくりと見ていた。



〈一番思い入れのある展示物、「ワンマン・ズ・ドリームⅡ」〉

しかし、自分が実際に見に行ったショーやパレードの展示コーナーと、そうではないところの自分の認知には、大きな違いがあった。それは、自分が行っていない時の展示コーナーを見ている時「あの時行っておけば良かった」、という後悔の気持ちが強く出た。

「アンコール~」は、東京ディズニーリゾートが開業してから40年間のショーやパレードの衣装等が展示されているが、その中でも2010年代に行われたイベントの展示物が多かった。ちょうどその頃は、自分がパークに行っていなかった時期であったため、ほとんどのショーやパレードを知らなかった。

2010年代は学生時代だったため、行ける時間は存分にあり、またお金も学生料金で安く入れるという、今考えるとかなりお得な時期だった。しかし、一人で行くことへの恐怖や「自分みたいな人間は、夢と魔法や冒険とイマジネーションの世界に行ってはいけない」、と変な思い込みをしていたため、意図的にパークから足が遠ざかっていた。

誰に対してもディズニー好きを公言している現在の自分からすると、学生時代にパークを遠ざけていたことを後悔している。だから、「アンコール~」で2010年代のイベントの衣装や映像を観ていると、「なんで行かなかったんだ」という後悔を感じるのだ。

「アンコール~」を見終えた後、後悔の気持ちが少し尾を引いていたが、あるアメリカの心理学者の言葉を思い出した「過去と他人は変えられない」。

この言葉通り、意図的にパークに行かなかった時期に開催されたショーやパレードは、もう一度やってくれない。それに、そのイベント時に行かなかった自分を責めても仕方ない。

変な思い込みから、パークに行くことを遠ざけていた過去は、過去に過ぎない。むしろ、自分が心から好きなものを無理に遠ざけてはならない、ということが学べた。

この学びから、東京ディズニーランドやシーで何かしらのイベントが行われたら、必ず足を運び、思いっきり楽しもうと思った。

「アンコール~」は、過去の自分の東京ディズニーリゾートでの思い出を甦らせ、加えて「過去と人は変えられない」という言葉を思い出させてくれた素晴らしい展示会だった。