「手術日を前倒しできますが、どうしますか?」。思いもよらぬ提案に、私は二つ返事で「よろしくお願いします」と答えました。
7月下旬。8月中旬に行う予定の耳下腺腫瘍の手術の術前説明を、両親と共に受けに行きました。
薬剤師、麻酔科、歯科医師、そして耳鼻咽喉科で今回の手術の説明を受けた後、私たちは病院内のロビーでお会計を待っていました。
すると、私のスマホに知らない番号からの電話がかかってきました。知らない番号のため出ないでいると、次に母のスマホが鳴りました。しかし母は気がつきませんでした。そして最後に、父に電話がかかると彼は出て、私たちに「耳鼻咽喉科から電話があり、受付に戻ってくるように言われた」、と伝えてくれました。
それを聞いた私は慌てて受付に戻ると、先ほど術前説明を行った担当医が待っていました。そこで言われたのは、手術日の前週に手術室が空いている日があるため、その日に行うのはどうか、という提案でした。
私は、嫌なことや大変なことは早く終わらせたいと思っていたため、二つ返事で了承しました。両親も手術前日と当日は来られるように予定を空けると言ってくれたため、改めて手術日が決まりました。
思いがけない提案でしたが、入院を伴う手術のため、早めに受けることで自身の体と心の負担を軽減させようと思い、このような決断をしました。不安や負担になることは早め早めに済ませていきたいものです。